おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

読書

安倍政権にひれ伏す日本のメディア マーティン・ファクラー 双葉社 2016

図書館本 

日本の常識、世界の非常識満載です。
特に現政権になってからのメディアコントロールや発表報道に関してNYT前東京支局長である
マーティン・ファクラーさんが例をあげて綴っています。

記者クラブ制度、権力とメディアの馴れ合い、調査報道の貧弱さなどなど。
大本営発表時代に戻ってしまった様な感じすらします。

備忘録メモ
NYT 安倍首相インタビュー ゼロ ワシントンポスト3回
取材のルールの厳格化
日本外国特派員協会の記者会見 第2次安倍政権ではゼロ 自民党も非協力
吉田調書、吉田証言問題 朝日新聞の対応ミス 取り消しでなく訂正で
朝日叩きで読売も販売数減少?
慰安婦問題の推移と安倍政権
新聞社が他紙をバッシング 毎日が朝日叩きの愚
ネット右翼=ノイジー・マイノリティに翻弄される日本社会
言論弾圧 猿払村へのネット右翼の攻撃 強制労働に対する石碑建立に対して
遺骨収集におけるアメリカと日本の大きな違い 日本の優先順位は?ガダルカナルの例
日本のメディアはマイナーリーグ以下の高校野球
日本のジャーナリストのレベル ジャーナリズムスクール経験者は?
横の繋がりがないタコつぼ型ジャーナリズム
調査報道が主流にならない日本
ウエッブサイトを持つ新聞社から新聞を持つウエッブサイトに。NYT
日本の世論調査は誘導尋問の様な世論操作 全然信用できない
独立系 フリーランスの活躍 早稲田大学ジャーナリズム研究所


安倍政権にひれ伏す日本のメディア
マーティン・ファクラー
双葉社
2016-02-20






日本をどのような国にするか 丹羽宇一郎 岩波新書 2019

図書館本 良書です。絶対お勧め。

丹羽さんの様な方が国のトップに立って欲しいと思う方が沢山いると思います。
企業トップ(伊藤忠)、在中国日本国大使も経験された経験に基づく文章には
非常に重みがあります。
また自然災害やAIに関しての専門家との対談もおさめられています。
ご自身の戦争経験やご実家(書店)での教育と社長業と大使としての外交経験、すべてが
日本の将来、アジアや世界の将来への提言となっています。
反戦、脱原発を見据えた日本の未来設計のための人材育成が間違いなく待った無しの
課題であることを丹羽さんは指摘している。

備忘録メモ
劣化するリーダー達
中国がアメリカに勝てない理由 心の自由がない
定義の曖昧さと日本 瀬島龍三氏が戦後伊藤忠に入ってやったこと言葉の「定義」
戦争中の瀬島氏の評価は?(大本営作戦参謀)
政府、日銀がやっていること、全部が出口無き戦略
地震予測は出来るが予知は出来ない(予知という言葉を使ったのは予算獲得のため、他書でも明らか)
インフラ更新時の今、武力増強?
日本も中国も食料大量輸入国
世界の指導者から戦争経験者が居なくなった時が一番怖い by田中角栄
焼夷弾を浴び、走る両側を艦戦機に撃たれた経験
日本は戦争に近づくな、日本の国是は平和
今の憲法で十分
平和と自由貿易
習近平氏との10数回に及ぶ会談 日本と中国は住所変更できない
新しい天皇が即位の折に習近平氏と天皇の会見 日中5度目の政治声明を希望
日本科学技術研究の劣勢 制約
社長の一番の仕事、後継者を見出す
嘘を付かない真面目に努力する人材
読書 「死ぬほど読書」出版
2018年6月23日 沖縄平和記念公園 中学3年 相良倫子さんの平和の詩「生きる」



日本の「中国人」社会 中島恵 日経プレミアシリーズ 2018

図書館本

相変わらずしっかりした調査でまとめている一冊。
個人的にはすでに周回遅れのニッポンだと認識しているが、中国国内の格差の問題や政治体制の
問題もあり中国人を個として捉えてみるとその多様性の大きさにある意味驚く。

多くの中国人が日本に住みつき、地域にも馴染み、出身地の文化や食を共有する。
自分の無知さをさらけだせば、中国という大国の地域ごとの文化や食文化が存在し
中国人ですら中国国内の食文化の違いを理解していないし、言葉も違うわけです。
なのだから、日本国内の中華料理がある意味画一化している方が不思議なわけです。
著者は近年は地域特徴的な料理を出すレストランが増えて来ていることも紹介していて
興味深い。
中国人同士のネットワーク、半端ない富裕層の存在、これからの日本の中での中国人(ある意味
グローバル人材)の動きが日本経済のポイントにもなってくるのでしょう。

備忘録メモ
日本国内でマンション購入する中国人の増加
中国人の教育熱 日本の大学への留学 高学歴 中国の方が進んでいる分野あり
日本の中3レベルが中国の小学4年
中国が恰好良いイメージになる日も近い
共産党員というジレンマも
日本社会で活躍する中国人多数
すでに中国人優遇な各国免税店多数 日本人から中国人優遇の流れ
在住中国人100万人近く
中国に好印象を持たない日本人 観光等で来日して好印象(知日派)になる中国人


侵略する豚 青沼陽一郎 小学館 2017

図書館本

かなり凄い本でした。まったく無知でした。一応獣医の資格は持っていて、畜産関連の
授業も受けたはずですが。。。。

簡単に書けば、アメリカをはじめとする農業大国の食糧戦略としての経済戦争の歴史でしょうか。
ブタを切り口に種々な農産物輸出入が実は国家としての安全保障にも強くリンクすること。

自然災害の援助としてアメリカのアイオワから山梨県に導入された35頭の豚が日本で繁殖する
ブタの起源であると。そして畜産でなくてはならない飼料は現状ほぼ輸入に頼っている現実。
大豆は小麦は? すでに輸入なくして日本の食は成り立たない事は自明ですね。食料植民地。
武器としての食糧

備忘録メモ
1959年 伊勢湾台風 山梨県甚大な被害
1960年 災害復興のギフトとしてブタが到着 天野知事 鷹野甲府市長
    トウモロコシ、大豆を戦略的輸出
    鶏のおねだり 住吉種畜場 薬袋場長 配合飼料の輸出戦略
1985年 アイオワに習近平氏が訪問 ホームステイ31歳
2012年 習近平副主席 ホームステイ先訪問 絶対的自給(95%)から基本的自給へ転換

侵略する豚
青沼 陽一郎
小学館
2017-09-27

前川喜平「官」を語る 前川喜平 山田厚史 宝島社 2018

図書館本

忖度が官僚の能力になった昨今
筋を通し、面従腹背の官僚時代だったと吐露する前川元文部次官。
いかに森友、加計問題が異常なのかはすでに多くのジャーナリストが指摘しているが
まさに内部に居て官邸とのやり取りなどが生々しく綴られている。
参考人招致で登場した木曽氏などはまさに天下りで加計グループ大学に入り、さらに獣医学部
新設に動いている。
またの中立性などほぼ皆無の審議会と言う名の有識者会議で動く政策。
忖度し、公文書を偽造してまで現政権に跪く財務官僚。

国のために働くのが官僚のはずが、官邸のために働く官邸官僚という現状が本書から
良く理解できる。

平気で嘘を付き、権力を利用して税金を使いまくる政治家と官僚の国、ニッポン。

優秀な大学生が官僚に成りたがらないという現実は日本の未来を暗示していますね。

前川喜平「官」を語る
前川 喜平
宝島社
2018-07-12

アフリカ少年が日本で育った結果 ファミリー編 星野ルネ 毎日新聞出版社 2019

前著 アフリカ少年が日本で育った結果が凄く良かったので続編にあたる本書も購入。
さらにパワーアップして素晴らしい1冊となっている。

沢山の不条理や差別、いじめも有ったのだろうと思うのだけれど、親友やご家族、親戚の
暖かい愛情や見守りで過ごしてきた著者。

文章と絵がほのぼのとして、そしてウイットが効いている。

人種って何?
肌の色って何?
国籍って何?
国境って何?

笑い、嬉しさ、美しいと思う気持ち、友人や家族の絆、人類、いや宇宙共通でしょ。
経済的な格差、宗教や文化に基づく偏見差別がこれ以上大きくならないために
緩やかな国境の消去やUBI(universal basic income)が広まると良いですね。
ヘイトスピーチなんてくだらない事をやっている間に、どんどん日本は世界から
置いてきぼりになっていますよね。

ルネ君の様な所謂外国人(日本から見た場合)や多くのハーフやクオーターが世界との
架け橋になって活躍している現状を是非とも知って欲しいですね。特に若い人達。

次回作に超期待。


僕の市場は森と川 奇跡の料理店 食味歳時記 戸門剛 つり人社 2019


いや〜良書です。
カラー写真だらけのこのお値段も凄いです。

何度か伺っている料理店「ともん」さんの年間を楽しい(厳しい山行?)文章と
沢山の写真で紹介しています。

親子(ご両親と剛さん)で営んでいる訳ですが、釣り人の間では超有名な戸門秀雄が
剛さんの父親です。秀雄さんの著作は単に釣りや山菜の本では収まらない、民俗学的な
重要な記録にもなっています。(職漁師伝、溪語り・山語り )
そんなお父様と一緒に釣行(釣り、網、突きなど)、山菜取り(お母さまも参加)の記録がふんだんに綴られています。

キノコなどは図鑑の様に分かり易く、山菜もお料理の方法も含めて詳しく説明されています。
ジビエに関しても書かれています。

最後はお店で出される料理の紹介です。
まだ食べた事のないお料理も紹介されていて、興味深々です。

一年を通じて旬なお料理を作られる、その背景にある戸門家の努力も本書から読み取れます。
自然の恵みを頂ける幸せを感じます。
ごちそうさまでした。



官僚の掟 佐藤優 朝日新書 2018

図書館本

佐藤さんが斬りまくるニッポン官僚史と現状
超エリートとして国を背負っているという自負は既に現官僚には無いのかもしれませんね。

64歳にもなって自分の感情をコントロールできない安倍首相が長期政権となり
外交問題も解決できず居る現在を佐藤さんが多方面から論評しています。
外務官僚を飛ばして領土問題に関わった官邸経産省官僚、今井氏。経済カードが
見事に外れた。側近政治 経産省本体が官邸の下請け組織


日本が売られる 堤未果 幻冬舎新書 2018

図書館本

堤さんの本は色々と読んできてます。
調査や資料に基づいてメディアになかなか載りにくい情報を紹介してくれています。
本書は日本から流出していくであろう国益に関して多方面から紹介しています。
ただ、すでに指摘されていますが、外国人在住者の保険医療(国保)などの記述はちょっと
データ不足ではと私も感じました。

備忘録メモ
アグリビジネス 遺伝子組み換え 種子問題
ネオニコチノイドとハチの問題
グリオサートと農業
遺伝子組み換えから遺伝子編集へ
森林経営管理法の問題点
漁業特区と企業参入
人材派遣等とパソナグループの関係性
外国人労働者と低賃金
国家戦略特区法
外国人実習生
Line等の民間サービスと個人情報漏洩


amazon 掲載拒否レビュー 差別と日本人

差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100) | 辛 淑玉, 野中 広務 |本 | 通販 | Amazon


これも当初、かなりの数の評価を頂いていたレビューですが
今は、再投稿すると掲載出来ないとの表示


以下レビュー(amazonで購入した本)

辛さんと野中さんの対談と言う形になってはいるが、辛さんが背景の解説などを書かれて話が進んでいる様に思う。
入門書としては良いのかもしれませんが(参考文献等も載っているし)、やはりうわべだけな感じがいたします。
差別と日本人と、「日本人」を出すのであれば、やはり、日本人の定義をしっかりして(網野善彦さんの書も文献として記載しているが)、本来多元で多様である日本人のはずが、なぜ現在まで続く被差別問題に連なるのかと。西日本と東日本の歴史なども加味しないといけないのではと。

野中さんの態度というかスタンスは非常にバランス感覚が良い様に思う。
そして差別の本質が何処にあるのか?
それは教育でしか追い求められないように思うのである。

民俗学者の宮本常一が村崎修二に話したという。「部落史と芸能史と女性史は、日本民族学であえて目をつぶって避けた三大テーマじゃ」と。

帯に、なぜこの国は未だに差別にまみれているのか?とあるが
逆に問いたい。
差別の無い国が地球上に存在するのか?と









差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)
辛 淑玉
角川グループパブリッシング
2009-06-10

ごみ収集という仕事 藤井誠一郎 コモンズ 2018

図書館本

藤井さん(1970-、大東文化大准教授)の自身も新宿区のごみ収集作業に参加しての論考。
職業に貴賤無しな社会において、あまり誰もが希望してやる業種では無いと思われる仕事。
しかし、都市部において絶対的に必要な仕事であり公共サービスである。
本書は単にごみ収集の体験談にとどまらず、ごみ収集の歴史、システム、問題点を社会学的な
側面からも論じています。
直営なのか委託なのか、係わる人たちへの面談などを含めて。

北の国からで純がゴミ収集の仕事を続ける理由です。
純はこのように言っています。
人に喜んでもらえているということが
仕事の励みになる。
ゴミ収集の仕事をつづけて3年。
何度も嫌になり、疑問を抱きやめようかと投げ出しそうになって
それでもこの仕事を続けてこれたのは
ゴミを出しに来る町の人たちからお礼の言葉を投げかけられるからだ。
くじけそうになる僕の気持ちをかろうじて支えてくれたものは
人に喜ばれている、そういう意識であり
引用ここまで

果たして新宿区でどれほどの人が感謝の気持ちを表明したのか?

またルトガー・ブレグマンの隷属なき道では、1968年、ニューヨークのゴミ収集作業員がストライキを起こし、1週間後に市長から譲歩を引き出したこと。
その理由は、たった1週間で市内はゴミだらけになり、まるでスラムのようになってしまったからです。そして現在、ニューヨークのゴミ収集作業員は誰もがなりたい職業となりました。
勤続5年で年収7万ドル、くわえて残業手当をはじめとする各種手当がつきます。
ゴミ収集作業員は、人々の生活を支える大切な仕事なのです。


備忘録メモ
新宿2丁目の無法状態 ある意味手厚い行政サービス
公務員、委託先の非正規なスタッフ、異なる待遇
清掃作業から見えてくる地域の問題点、ゴミ屋敷、違法就労者、犯罪等々



辺境メシ 高野秀行 文藝春秋 2018

図書館本

日本の食材も含まれているが、主に海外での食材に関してのルポ
地元の人が食べているものなら普通は問題なく食べられるはずではありますが
日本人に馴染みのないモノはなかなか面白いですね。

そしてやはり伝統的な料理などが近代文明により消滅していく流れも明らかです。

個人的には食文化に対して、良いとか悪いという判断はするべきでない(宗教と同じ)ので
単に日本人からみた異国の食材のアレコレといった感じの書物でした。



増補新版 隔離の記憶 高木智子 彩流社 2017

図書館本

自分の読書歴の中でベスト10に入ってくるであろう1冊。
300ページを超える書ですが、少しづつしか読み進めないので読了するまでかなりの日数がかかりました。心が締め付けられるのです。
個人的には国立療養所多磨全生園、国立ハンセン病資料館、国立駿河療養所には伺った事がありお話を元患者(この表現もおかしいのであるが)さん等に訊いた事があります。
しかしながら、本書に出て来るような魂の叫びとも言える嘆き悲しみは当時は感じる事が出来なかったと記憶しています。単に医学者、行政の怠慢で行われた人権迫害だとの認識でした。
そして本書で自分の愚かな認識を痛感しました。
名前を変え、出生地も語れず隔離され、死んでも祖先の墓に入れない、両親の死に目にも会えない、差別と偏見がなぜここまで継続してきたのか。正しい情報や知識の欠如を導いた国策と国民の無関心が今も全国に根を張っているのかもしれません。

著者の高木さん(1972-、読売から朝日新聞に転職)は多くの療養所等を巡り、取材して生の声を収集して本書をまとめたのでしょう。その過程ではおそらく心を強く折られ、憤り、涙したことでしょう。文章の暖かさの中に彼女の強い意志と優しさが読み取れます。
喜怒哀楽の喜と楽がハンセン病報道では伝えられて来なかったとの指摘が的を得ています。
是非多くの方々に読んで欲しい一冊です。医学分野を目指す医師、看護師、薬剤師、研究者には必読としたいです。強制隔離、堕胎、断種、偽名、断絶、人権侵害、偏見、病み棄て こんなテキストをしっかりと読み込んで。

備忘録メモ
1907(明40)年「癩予防に関する件」制定。放浪患者を隔離。
1909(明42)年 全国5カ所で公立療養所開設。
1931(昭6)年「癩予防法」制定。隔離の対象となる患者の範囲が広まった。無らい県運動
       強制隔離
1943(昭18)年アメリカでファヂニー、プロミンの治らい効果を発表。
1953(昭28)年「らい予防法」制定。「強制隔離」「懲戒検束権」などはそのまま残っている。患者の働くことの禁止、療養所入所者の外出禁止など
1996年(平8)らい予防法廃止 療養所約5400人が生活 仮名、偽名で4割弱
1998(平10)年熊本地裁に、星塚敬愛園、菊池恵楓園の入所者ら13人、「らい予防法」違憲国家賠償 請求訴訟を提起。
2001(平13)年「らい予防法」違憲国家賠償請求訴訟で、熊本地裁は原告勝訴の判決。国は控訴せず。小泉内閣総理大臣談話。衆参両院で謝罪決議。ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律成立。和解に関する基本合意書締結厚生労働大臣、副大臣が各療養所を訪問し謝罪
2002(平14)年全国50の新聞紙上に厚生労働大臣名で謝罪広告掲載。国立ハンセン病療養所等退所者給与金事業開始
2003年(平15)熊本県 ハンセン病元患者宿泊拒否事件

笹川記念保健協力財団 世界のハンセン病対策支援 
映画 風の舞 吉永小百合 塔和子の詩を朗読
いのちの初夜 北條民雄 没後77年にして本名の七條晃司と明かす
小説 映画 あん ドリアン助川原作



映画 風の舞~闇を拓く光の詩~ 日本語字幕スーパー版 (VHS)
吉永小百合
ピース・クリエイト(有)
2004-11-01

火花 北条民雄の生涯 (角川文庫)
高山 文彦
KADOKAWA / 角川学芸出版
2013-09-26



あん
樹木希林
2016-03-16


八ヶ岳デイズ

今回は農が特集

なかなか良いですね。

八ヶ岳には農や畜産なんかが合いますね。

そして、それに関連する食。

ビールやワインも蕎麦も、みんな八ヶ岳オリジンな商品があるんです。

残念ながら太陽光パネルで儲けようなんて連中がいて景観が破壊されているのが残念です。


格差社会を生き抜く読書 佐藤優 池上和子 ちくま新書2018

図書館本

佐藤さんの読書量には常に頭が下がるのだが、今回の格差社会、特に子供の貧困などにも
精通されていることに驚きます。

日本の置かれている貧困問題を考える時、エマニュエル・トッドがソ連の乳幼児死亡率の上昇から
ソ連崩壊を予想した様に、もしかすると、佐藤さんは日本の子供貧困からこの国の未来を
憂いている様に思う。

備忘録メモ

給食無償化の意味
児童相談所の社会的意味、役割
学力の高さと人間性の間には関連はない(佐藤さんの経験的)
ヘックマン理論と乖離してしまっている書籍
社会的擁護の子供支援する人の少なさ
こども、子供、子どもの言葉使いにイデオロギーが存在する
虐待の報道における児童相談所等の非難等は解決にはならない



図書館本

こちら一気に予約が回ってきました。

こちらを優先で読まねば期日が来てしまいます。

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買ってあるけど読めていない(涙)

早く読みたいのだけれど。。。

買ってしまうとつい安心して、いつでも読めるからと読むのが遅れます。


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昭和の怪物 七つの謎 保阪正康 講談社現代新書 2018

図書館本 良書

保阪さん(1939-)と半藤 一利さん(1930-)の近現代史の調査記録等には信頼を置いています。義務教育や高校でも教科書では詳しく習う事のない日本の近代史を莫大な資料や当事者およびその家族から聞き取りをして歴史を考証してきています。

本書では東條英機、石原莞爾、犬養毅(娘の道子)、渡辺錠太郎(娘の渡辺和子)瀬島龍三、吉田茂(娘の麻生和子)について書かれています。
歴史にIf は無いと言われていますが、東条英機が居なければ、日本の戦後は変わっていたのだろうと容易に想像がつきます。
未だに東京裁判に関して異議をとらえる輩もいますが、それ以前の問題として、戦争に突入した政治とその周辺の事をしっかり検証しなければ同じ過ちをまた繰り返すのでしょう。著者も現政権の危なさを当然感じているのです。

備忘録メモ
東條は文学書を読んでいない(秘書役の赤松談)
東條は人事を動かすのが大好き 東條人事こそが陸軍最大の誤り
施政方針演説など徳富蘇峰に添削してもらい、秘書がルビを入れる。
東條の精神力の戦争 軍人に国を任せたことの悲劇
太平洋戦争中 東條は石原莞爾を監視(特高警察を使い)東條暗殺未遂事件
昭和10年代の陸軍人事の過ち
石原莞爾 兵士を人間として扱う
トラウトマン工作 日中和平 南京
1932年(昭和7年)5月15日 5.15事件 犬養首相殺害 「靴でも脱げや、話を聞こう」
ゾルゲ事件で父健の逮捕(無罪)
1936(昭和11)年2月26日 2.26事件 渡辺錠太郎(陸軍大将)殺害 和子9歳現場に。
後にノートルダム清心女子学園理事長
皇道派(荒木元陸相、真崎大将が青年将校を煽った?)50年後処刑された青年将校の慰霊日 澤地久枝さんと
保阪氏の瀬島氏インタビュー 瀬島氏75歳 保阪氏48歳 事務所への自由アクセスを許される
 3つの事象 ソ連スパイ説 収容所の赤いナポレオン、東芝ココム事件
ソ連側証人としての東京裁判
吉田茂と護憲 反戦
12条の自主戦犯裁判の法案
講和条約 東京裁判の受け入れ、謝罪の受け入れ国多数 領土問題への言及 ソ連の違法占拠

目次

第1章 東條英機は何に脅えていたのか
第2章 石原莞爾は東條暗殺計画を知っていたのか
第3章 石原莞爾の「世界最終戦論」とは何だったのか
第4章 犬養毅は襲撃の影を見抜いていたのか
第5章 渡辺和子は死ぬまで誰を赦さなかったのか
第6章 瀬島龍三は史実をどう改竄したのか
第7章 吉田茂はなぜ護憲にこだわったのか




原発ゼロ、やればできる 小泉純一郎 太田出版 2018

図書館本

1次情報をしっかり提示し(巻末で注として50ページ程度)いかに原発が理に叶っていないかを
元推進派の小泉元首相が論じています。

安全神話、低コスト神話、クリーン神話を国、電力会社、大学、ゼネコン、大手広告代理店等の
巨大な原発ムラが洗脳してきたことは福島原発災害の前にも高木先生、小出先生、藤田先生などが
著作中でしっかり指摘していました。
多くの国民は災害のあとに、やっと洗脳されていたことを知りました。
原発広告や原発プロパガンダの実態を本間龍さんや早川 タダノリさんが過去の新聞広告やメディア媒体から明らかにしました。

本書では、安倍首相が原発ゼロと言えば、脱原発は可能だと指摘しています、そして国民の多くや
自民党員すらも賛成するだろうと。

原発輸出も軒並みコケていて経団連もペイ出来ないと泣きが入っている現状なのです。

小泉さんはラジオ番組で、郵政民営化より脱原発の方がよほど簡単な政策であると吐露しています。

それがなぜ出来ないのか?

原発推進派と戦時中の陸軍と似ていると書いています、まさに満州を死守することが日本の
繁栄だと。
大飯原発裁判の一審の判決を大きく評価していて、コストの問題でなく国富、国民の生命の問題だと。
そして経産省は小泉さんには何も言ってこないと(経産は嘘つきだと言いまわっているのに)。
それは経産省からの天下りが電力会社やゼネコン等にいるからなのだろうと。

原発ゼロ、やればできる
小泉 純一郎
太田出版
2018-12-21

[山里にダムがくる] この製品を審査する資格はありません? amazon

おやじのぼやき : 山里にダムがくる 菅 聖子 文、 大西 暢夫 写真 山と渓谷社 2000 - livedoor Blog(ブログ)


この読書メモもAmazonから拒否られていることが判明
「申し訳ありませんが、この製品を審査する資格はありません。詳細については、コミュニティガイドラインをご覧ください。」

ダム推進派の方ですかね?邪魔しているのは??


以下以前は掲載されていたメモ

北海道から九州までの9箇所のダム建設の現場でルポ。
本当に必要なダムや堰堤ってどのくらいあるのだろう。代替案はないのだろうか?
自然の恵みで生かされている人間がその母なる大地の森林を切り刻み、人間で言えば消化管のはずの川を一方的に堰き止める。
是非本書の写真だけでも見て欲しい、建築計画のある地域の爺ちゃん婆ちゃんの顔を。
都会の人の顔と違うよ。凄くいい顔している。それに眼がねをかけている人は殆どいない。
自然は人間の心も作り出す、そしてそれが顔に現れる。
(2003年の感想文)

さらに大西さんのこの本も拒否

http://dream4ever.livedoor.biz/archives/50995018.html


僕の村の宝物 大西暢夫 情報センター出版 1998



写真家である大西さんが、徳山村に通って、ダム建設が決まり村人が移転しても、そこに住み続ける爺婆達との交流をまとめたエッセイ。
すでに大西さんの写真集や徳山村以外の作品も見ていたが人の表情を撮るのが実に上手と言うか素直な感じがする。
今回は徳山に通う中で、そこに住み自然と共に生きてきた村人の生活を共有することで得た大西さんの心の叫びであろう。
ダムにより我々は何を得て、何を失ったのか?
徳山の爺婆は失うものばかりだったのではないだろうか?お金などで買えない自然の恵みの中で生活するものにとっては。
お金なんか無くてもそこに人に迷惑をかけることのない幸せがあったのだ。

僕の村の宝物―ダムに沈む徳山村 山村生活記




山里にダムがくる
菅 聖子
山と溪谷社
2000-04





僕の村の宝物
大西暢夫
情報センター出版局
1998-01-24

Rika Tan 2019年4月号 

左巻編集長の法政大学教授定年につき、Rika Tanは隔月から不定期出版になるとの事。

毎年この号はニセ科学特集で勉強させていただきました。

身近な場所にあるニセ医学、ニセ科学がいかに純粋な方々を騙して金を巻き上げているのか。

是非とも正しい知識や情報にアクセスして命を落としたり、ムダ金を使わない様にしてほしい。

EM菌、反ワクチン運動、保健機能食品の怪しさ、トクホの?、実在しない病気ネタ、近藤ガン理論、
ホメオパシー、胎内記憶、ニセ科学と政治の繋がり、NMRパイプテクター、ナノ銀、花粉が水に変わるマスク等々


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鎌倉資本主義 柳澤大輔 プレジデント社 2018年12月

図書館本

鎌倉に本社を構え、NPOをはじめ多方面で活躍する柳澤さん(1974-)。

ただ本業の方が若干調子悪いようなのが気になります。
「カヤック、2018年12月期は3億9100万円の営業赤字に転落 新作不振のソーシャルゲームの売上が減少2019年02月14日 報道」

本書の内容としては、GDP以外の指標で評価される価値観があっても良いではないかという
これまでも多くの方が主張されてきた考え方。
それを実践ベースに移す取り組みが鎌倉資本主義なのだと理解しました。
そして色々な取り組みが綴られています。

何をするか(地域経済資本、財源や生産性)
誰とするか(地域社会資本、人のつながり)
どこでするか(地域環境資本、自然や文化)
この3つが揃うと幸せになる。

ブレインストーミングでのプロジェクトメイキング
鎌倉宗教会議をお手本にするような横の連携

鎌倉在住者として感じたのは、鎌倉という立地条件、財政状況、人材から、もし鎌倉で彼らの取り組みが成功しない様であれば、他の地域ではなかなか厳しいのかなと思うのであります。


鎌倉資本主義
柳澤 大輔
プレジデント社
2018-11-30

母の教え 姜尚中 集英社新書 2018

図書館本 良書です。

国籍とは何か、アイデンティティとは何か。
読み書きの出来なかった母親への深い愛情。
同じ言語を話しながら境界線で分け隔てられた朝鮮半島。

息子さんの死、軽井沢への転居、花や猫、奥様との生活。

金大中氏との関わり、米中首脳会談、南北首脳会談

ご自身の出自や生きて来た道を辿りながら綴ったエッセイ。

メモとして残しておきたい文章

福島原発事故のあとの取材で、誰もいなくなった街で菫(すみれ)を見た時の感想。

愛する息子が亡くなったとき、あまりの悲しみに涙を流すことすら忘れていたのに、
それまで堪えていたものが堰を切ったように、私は思わず涙していた。

ひたむきに豊かさを求め、科学技術の輝かしい未来を信じ、熱に浮かされるように
経済成長を邁進し続けた戦後の日本。私の人生は、その「申し子」のような半生
だった。民族的な少数者に伴うハンディがあるにせよ、私はその上昇気流に乗り、
その恩沢を受け、次の世代にもそれがしたたり落ちるに違いないと確信していた。
だが、愛する息子さえ救えなかったすれば、その豊かさとは何だったのか。
私の信じた科学技術のもたらす生産力は何だったのか。東日本大震災と原発事故は、
その疑念を、壮大な規模で白日のもとに晒したように思えてならなかった。


本が届くのです

雑誌やら本が色々と配達される今日この頃。

購入しても読まない本が増えるのですが、、、、

頑張って読むかな。


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悪だくみ 森功 文藝春秋 2017年12月

図書館本

森氏の文章は非常に簡潔で読みやすく、引きこまれる。
その理由はしっかりした調査と1次情報であろう。

本書では加計問題を多方面から調査している。
そして、大学ビジネスがいかに美味しいかが良くわかります。
地方自治体と国からの補助金で絶対損しない構造が良くわかります。
学生の質など関係ないのでしょう、国家試験合格率の低率。

落選政治家の非常勤教官としての採用、官僚の天下り教員や理事などなど。

備忘録メモ
千葉科学大学(加計グループ、千葉理科大学で予定)での獣医水産大学の新設準備、
千葉科学大学設立に銚子市から補助金 校舎建設補助 約100億、校地の無償寄付 校地の市費整備
薬学部新設の規制緩和、小泉政権
首相夫人のミャンマー寺子屋計画、加計フィリピン日本語学校(加計と事業提携)
下村大臣夫婦との関係性
加計家内の内紛、先妻、後妻 獣医師資格のある息子


予約本が一気に来た

読みたい本を予約しているのだけれど。
蔵書数が少なく人気があると1年以上待つこともあります。
今回はなんか一気に来た感じ。

頑張って期限内に読まないとです。
一部の本は予約が入ってなければ延長は出来るのですが。


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生涯投資家 村上世彰 文藝春秋 2017

図書館本

村上氏(1959-)のメディアから受けていた印象と実像との違いが大きい事に気が付きました。
堀江氏とのニッポン放送株取得に関してや、モノ言う株主というイメージが強かったですが、
コーポレイトガバナンスという切り口やNPOと言った切り口で見ると違うイメージが
浮かびあがりますね。

個人的には金で金を稼ぐという資本主義は良しとしませんが、企業や個人の発明やアイデアに
投資して、そこから利益を生み出すという経済活動には賛同します。

投資家にとやかく言われたくなければ非上場にすれば良いし、資金が必要なら上場という手段も
あるということでしょう。

そして内部留保する企業(上場企業で300兆円あるとのこと)には、その金を新たな設備投資や株主に還元するべきという指摘は的を得ていると感じます。家計の金融資産も1700兆円以上。
資金の循環こそが経済発展の基本だと。
また非営利団体への資金循環も重要だと。ただしドナーガバナンスは必要

ピースウインズジャパンの大西氏との連携、投資。
JustGivingJapan でのファンドレイジングの設立
ベンチャーへの投資、堀江氏と。

生涯投資家 (文春e-book)
村上世彰
文藝春秋
2017-06-21

興味ある面白い本

村木さんの本は未了ですが
他の3冊はなかなか良いです。

特に悪だくみはまさに調査報道的な本です。

もう、ずぶずぶな大学設立ビジネスと権力の繋がりでしょうかね。

お時間あれば読んでみてください。

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生涯投資家 (文春e-book)
村上世彰
文藝春秋
2017-06-21



核大国ニッポン 堤未果 小学館新書 2017

図書館本 堤さんの本は全て読んでいたと思ったら、この本は読んでいませんでした。

初出は2010年の単行本(福島原発災害の前ですね)の新書版

原発ムラの再興がジワジワと進んでいる今日この頃、ただ一つだけの光明は
日本からの原発輸出がすべて失敗に終わっていることだろうか。
しかし、増え続ける核廃棄物、プルトニウム、40年とも言われる廃炉処理
まったくの愚かな国策が導く日本の未来は?

備忘録メモ

2009年4月 オバマ 核なき世界 ノーベル賞 核兵器関連予算は減らず 2011年度は増加

アメリカ人の被爆 劣化ウラン弾 湾岸戦争で320トン、イラクで2200トン
帰国後の白血病やガン アフガニスタンでも
イラクのバスラ 小児ガン、障害児
1945年 8月広島 原爆被爆調査情報統制 ABCC設置 データ隠蔽
核廃絶と原発輸出
核の脅威 判断ミス、狂気、事故
日米原子力協定 2018年7月(30年) 自動延長 



権力と新聞の大問題 望月衣塑子 マーティン・ファクラー 集英社新書 2018

図書館本

官房長官への質問で有名な望月さん(もちろん武器輸出問題での著作も素晴らしいとNYタイムス前
東京支局長との対談

現政権におけるメディアのテイタラクさを日米の比較も含めて話し合っている。
記者クラブ制度問題は以前より上杉隆さんも著作等で指摘を続けているが
本書においても、その閉鎖性と権力への迎合体質を綴っている。
フリージャーナリストや外国メディアの排除は後進国そのものの様に思えます。

備忘録メモ
アクセス・ジャーナリズム(政府高官との人脈利用等)イラク大量兵器誤報
福島原発震災での政府および東電発表のみの報道による メルトダウン無し誤報
記者クラブという既得権益
発表報道と調査報道
アクセス数かせぎのネトウヨ満足報道
政権に利用されるメディア 日米
朝日 慰安婦報道 福一吉田所長調書ほうどうごの対応ミス
政権の朝日叩きとその対応のまずさ
政権批判メディアへの介入
メディア幹部と政権側の会食等の癒着 政権への忖度
ジャーナリストの異動がない日本 
ネット時代のメディアとその調査力
ワセダクロニクルの挑戦と調査報道
バズフィードジャパンの成功
SNSを使ったファイクニュース拡散(米の大統領選挙)
政権と司法の国策調査 西松事件(小沢一郎)
当局のストーリーの沿った報道 NHKニュース
暗号メイル利用の勧め

権力と新聞の大問題 (集英社新書)
望月 衣塑子
集英社
2018-06-15

安倍政権にひれ伏す日本のメディア
マーティン・ファクラー
双葉社
2016-02-20


「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)
マーティン・ファクラー
双葉社
2012-07-04


Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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