おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

読書

成長なき時代のナショナリズム 萱野稔人 角川新書 2015

図書館本

萱野さん(1970-)のナショナリズムに絡む種々な論点を綴っている。
日本の置かれた世界の中での現状を政治、経済、資本主義といった枠組みでみていくと
あまり明るくない(暗い)未来が想定されてしまうようだ。
低成長あるいはゼロ成長が確実視されている現在でも成長戦略一辺倒で公共事業やばら撒き政策を
続ける政府。
そこには金融工学と同じように「無限」が存在するという想定があるように思えてならない。
有限を想定しない社会はやがて崩壊するのではないかと私は思う。
若者が搾取され高齢者の福祉に回されるようなシルバー民主資本主義が続くのあれば、その崩壊は
一層早く訪れると思うのである。

備忘録メモ
ナショナリズムを否定する左翼は政治と道徳を完全に取り違えている
ナショナリズム=悪?
ヘイトスピーチ禁止の法律だけで解決しない多くの問題 
労働生産人口の減少と年金制度の破綻
20年後にはインドを除くアジアの新興国も人口オーナスへ
覇権の交代 イギリスからアメリカ、アメリカから中国?
国益の損失 2013年末の安倍靖国参拝 米国「失望」
常に後回しされる若者
税と社会保障の一体改革という難題
ベーシックインカムに著者は反対
国家は国民のモノ=ナショナリズム ナショナリスト


影裏(えいり) 沼田真佑 文藝春秋 2017

図書館本

沼田氏(1978-)の芥川受賞作品
釣りの情景が出てくるという事で読んでみた。

う〜〜ん暗いな。。。
心象表現は上手なのかもしれないけど、南木 佳士さんが綴る釣りと人生を絡めた感じとも
違う(参考 落葉小僧、平成元年「ダイヤモンドダスト」で芥川賞受賞)
釣り場の情景なんかの表現はそれなりに(ご自身が釣りをされるようなので)良いとは思うけど。


影裏 第157回芥川賞受賞
沼田 真佑
文藝春秋
2017-07-28

ガルヴィ2017年12/1月合併号


まあ、おいらの場合は炎依存症(昔だったら炎中毒とでも?)なので許してください(笑)

つい雑誌のコピーに釣られて購入してしまいます。
大体の中身は想像がついてはいるのですが、、、、、

まあ、そんな訳で内容的には焚き火のロケーション、料理、焚き火器具等々な訳です。

秋の夜長、初冬の一日、炎を見ながらウイスキーのお湯割りを舐めながら読書でもしますかね。


本書ではないですが、時々雑誌やSNSで乾いた落ち葉が沢山ある場所で焚き火を子供としている画像などを見ますが、くれぐれもそんなバカな焚き火はしません様に!山火事やら子供の火傷とか洒落になりませんから。

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わが筆禍史 佐高信  河出書房新社 2017

図書館本

佐高さん(1945-)のブレない言説は好きです。
特定の政党に偏る事なく、ダメなものはダメと書く。
ズルをする輩は大嫌い、もちろん嘘つきも大嫌い。

時に掲載を止められたり(出版社に対する広告の停止という脅しもあるようだ)、修正圧力があったり。
しかしながら名誉棄損等で負けた事もないのではないだろうか?
時代の中の声なき声を代弁し、市民活動を応援する。
そして市民運動の前衛に政党が出てはいけないと。

共産党に対してもその閉鎖性を指摘している。

これからも筆で社会を、そして悪人をバサバサと斬ってください。


目次

筆禍史を支えた編集者
住友金属工業会長・日向方齊の抗議文
『文藝春秋』との一件
『ザ・ハウス・オブ・ノムラ』の訴訟騒ぎ
「イトマンは住友銀行のタンツボです」
「ニュースステーション」での失言
住友のドンへの筆誅
“カマトト評論家”と呼ばれて
『日経新聞』にパージされる
猪瀬直樹との激突対談〔ほか〕


わが筆禍史
佐高 信
河出書房新社
2017-08-22

東芝原子力敗戦 大西康之 文藝春秋 2017

図書館本

大西氏(1965-)のまさに調査報道記録。
原発を巡る官と民との国策としての施策が最終的には東芝崩壊に導いた歴史を東芝の内部情報(情報提供者)やメイルのやり取りを基に詳細に綴っています。

現首相秘書官の今井氏などの経産省時代の動きが非常に興味深い。
そして東芝の粉飾決済(未だに会計不正という括り)がいかにコンプライアンス違反なのか、さらに多くの東芝幹部がその不正に関わっていたかがわかります。
まともに、まじめに働いて東芝に利益を積み上げて来た半導体部門等(フラッシュメモリー等)の社員の皆さんは今何を思うのだろうか?
140年の歴史と19万人の雇用を抱える名門を吹き飛ばした原発輸出という国策
サラリーマン全体主義の成れの果て、粉飾に繋がる行為を仕事としてやってきた


備忘録メモ
WH買収の陰に勝俣兄弟 東電と丸紅
1982年入省トリオ 今井尚哉、嶋田隆、日下部聡
WH買収額 6600億
2015年までに世界で33基の受注を計画
原発を運営する東電、原子炉をつくる東芝
2001年9月11日以後 アメリカ原発の航空機衝突対策義務付け
東芝原子力部門 横浜 磯子エンジニアリングセンター
3.11以後 チーム仙谷 東芝 田窪 仙谷3人組 1982年入省トリオ 今井尚哉、嶋田隆、日下部聡 大阪の橋下徹市長を脱原発から再稼働へ転向させた
今井氏のWH訪問 2011年11月
モンゴルプロジェクト モンゴル産ウランの利用と廃棄物のモンゴルでの処理 米エネルギー庁 ポネマン副長官、今井氏、田窪氏 その後没に
原発の海外輸出 東芝田窪 経産省今井 安倍首相
東芝名誉顧問 西室氏(日本郵政社長、その後死去)と不正会計の歴史
利益水増し 2300億 WHの倒産
福島第一の廃炉を現実的に仕切っているのは東芝と日立製作所
土光氏以降の東芝は盲目的に国策に従った
廃炉ビジネスが東芝に残された最大の収益源 8兆円では収まらない。
東芝の半導体メモリ事業の価値は1兆5千億、2兆とも言われる。舛岡 富士雄が1986年開発、その後干されて1994年に東北大学へ そして半導体部門は身売りされることになる。




暴力と富と資本主義 萱野稔人 角川書店 2016

図書館本

超斜め読みです。
二度読みしないといけないです。

暴力の歴史的変遷
近代国家と暴力
権力と暴力の関係性
公的暴力と私的暴力
刀狩と権力そして当時の民衆
グローバリゼーションと国家 国境 
国家と資本主義 公共事業の関係性 権力的富の分配
全面戦争なき戦争経済
経済と戦争
戦争の民営化
などなど





目次



第1章 暴力の生態学的考察にむけて(なぜ暴力は生態学的考察の対象となるのか;生態学的考察にむけた暴力の概念的整理 ほか)
第2章 日本における暴力独占の過程(国家の形成を思考するための理論的基礎;刀狩りにおける権力のロジック ほか)
第3章 近代政治システムの生成と変容(近代政治システムと暴力;国家のゆらぎ? ほか)
第4章 国家と資本主義の関係(『資本論』から国家と資本主義の関係を読み解く;公共事業を通じて考える国家と資本主義の関係 ほか)
第5章 暴力への権利と富への権利—二つの「権利」から国家と資本主義の関係を考える(グローバル化のなかで再定義される暴力と富への権利;戦争の民営化について ほか)


日航123便墜落の新事実 青山透子 河出書房新社 2017記事タイトル

図書館本

話題の書である。
著者である青山さんの前著は不勉強で知らなかった。
1985年8月12日 史上最悪と言われた航空機事故
自分自身も不思議に思ったのは長時間にわたり事故現場が分からないという報道。

そしてその後流れる陰謀説やらの数々。
本書は目撃証言や聞き取り調査により明らかになってきた事実を基に事故(事件)を検証しようと
している。
そしてさらに深まる謎の数々。

遺族や関係者が鬼籍に入られてから事実が公表されるのだろうか?

備忘録メモ
事故機は横田基地周辺でも事故機を目撃 着陸の可否?
完全炭化の遺体の意味するもの ガソリンとタールの異臭(飛行機燃料ではない)
1996年米国トランスワールド航空機墜落事故 事故原因のウソ、ミサイルによる誤射の可能性
上野村の村民や村長が墜落場所の可能性を通報 NHKは長野県と報道を続けた
123便を追尾していた2機の自衛隊ファントム機
墜落直前に赤い飛行機と思われた楕円や円筒形に見える物体の目撃
引き上げられない(場所は同定されている)事故機体の一部

青山さんの公式ブログはこちら
http://tenku123.hateblo.jp/




調査報道というもの

通勤電車で読了 ともに図書館本

かなり凄い二冊

東芝とJAL

沢山の類似性があると感じるのは私だけだろうか?

読書メモは後日


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人を襲うクマ 羽根田治 ヤマと渓谷社 2017

図書館本

著者の被害者への取材や事件現場での聞き取り等が興味深い。
農大の山崎さんの解説が丁寧で分かりやすい。

いずれにしても、人間の多様性と同様に、クマにも多様性があり、本来人間と遭遇したくはないクマが多数だが、ヒトを襲って食害を起こす個体もいる。

また事故は出会いがしらが多いが、ヒトを認識して襲う場合もある。

自己責任においてクマとの遭遇を想定して山に入る(登山、山菜取り、釣り等)事が重要であることが本書からよくわかる。

日本クマネットワークのHPから「鹿角市におけるツキノワグマによる人身事故調査報告書」が
ダウンロード出来るとの事。
鹿角市の事故(4件の死亡)では情報共有が不十分であったことを指摘している。


目次
第1章 日高・カムイエクウチカウシ山のヒグマ襲撃事故
第2章 インタビュー 地元猟師が語る、秩父のクマの今
第3章 近年のクマ襲撃事故(雪山に出没したクマ(上越国境・仙ノ倉山)
畳平駐車場襲撃事故(北アルプス・乗鞍岳)
休日の山頂付近に現われたクマ(奥多摩・川苔山)
子連れグマ襲撃事故(滋賀・高島トレイル)
山菜取りの連続襲撃事故(秋田県鹿角市の山林)
里山に出没したクマ(奥武蔵・笠山))
第4章 クマの生態と遭遇時の対処法(ツキノワグマとヒグマの生態
最近のクマの出没と事故
人身事故増加の背景
クマとの付き合い)


新聞記者 望月衣塑子 角川新書 2017

購入

望月さん(1975-)の「武器輸出と日本企業 望月衣塑子 角川新書 2016」が非常に素晴らしかった。そして昨今の官邸での菅官房長官に対する鋭い質問攻勢でメディアでも取り上げられていますね。

そんな望月さんの自叙伝とでも言って良い本書です。
中日新聞(東京新聞)で良かったんだと思います。伸び伸びとこれからも活躍して欲しい。
そして記者クラブという変な枠組みも変えて欲しいです。

備忘録メモ
転職のお誘い 読売新聞にも誘われた(父からは絶対反対と)、
日テレ報道局(清水潔さんのいる)からも誘われた
元文科省次官の前川さんとの対話 
6月11日の会見から質問 演劇で鍛えた大声
社会部記者の時、東京地検の幹部に深夜宴席に呼び出される(こんな事しても良いのか?司法は?)
空気を読もうとは思わない
モリ加計問題の闇 (11月 加計学園の獣医大学の認可がおりそうである)
権力が隠したいと思っているこを明るみに出す。

新聞記者 (角川新書)
望月 衣塑子
KADOKAWA
2017-10-12


武器輸出と日本企業 (角川新書)
望月 衣塑子
KADOKAWA / 角川書店
2016-07-09


森の探偵 宮崎学 小原真史 亜紀書房 2017

図書館本

良書
キュレーターの小原さん(1979-)が宮崎さん(1949-)のこれまでの写真家(野生動物学者と読んでも良いかとは思う)としての経験と実績を対談と言う形を通して綴っています。

独自に開発してきた無人カメラでの撮影で見えてくる日本の野生動物や森の姿が非常に興味深く、かつ非常に重要な記録だと感じる。

何冊かの宮崎氏の作品は拝見しているが、まさに学者(研究者)がしてこなかった観察を画像と言う形で私たちに見せてくれる。
もちろん、野生動物だけでなく、その動物たちが生きてきた環境としての森も丁寧に観察して、現在の森林飽和状況にも言及する。

野生動物の死も九相詩絵巻と同じであり、生老病死が循環している時間軸で捉えているのが非常に
説得力がある。
生きる動物だけを対象とするのではなく、死がまた他の動植物の栄養となり新たな生をを生み出す。
死―宮崎学写真集 大型本 – 1994 

また宮崎さんが以前より指摘している冬季の道路への凍結防止剤(塩化カルシウムや塩化ナトリウム)の野生動物の摂取問題。果たして調査研究がされているのだろうか?

その他、環境破壊の問題、徳山ダム(徳の山としての地域)、日本中、あるいは訪問した世界各地の
動物に関しても議論しています。

ツキノワグマが実は民家の近くに普通に進出していたり、昼間人々があるく遊歩道に夜は熊が出没していることを写真は明らかにしてくれる。そして熊が森でのスカベンジャー(お掃除や)であることも。


ハーバードで喝采された日本の「強み」山口真由 扶桑社 2017

図書館本

山口さん(1983-)最近メディアでの登場も多いですね。
東大主席卒業、財務省、弁護士、ハーバードロースクール(HLS)と華麗なるキャリアー。

ハーバードビジネススクール(HBS)に関連する書籍は
現ネットライフ生命社長の岩瀬さんの
ハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にて 岩瀬大輔 日経BP 2006
ハーバードビジネススクール フィリップ・デルビス・ブロートン 岩瀬大輔監訳 日経BP 2009
などを読みました。
また多くの日本人の方もHBSでMBAを取られているのでしょう。

本書はロースクールで、まったく情報も無く読んでみたので、非常に興味深かった。

備忘録メモ
まったく英語が聞き取れない入学当時
パブリックとプライベートの区別が厳しいアメリカ
ポリティカル・コレクトネス
2極対立だらけのアメリカ
大統領より重大なポストは連邦最高裁判事(民主党と共和党の駆け引き)
人種問題(黒人、白人)、移民問題 
日本人の計算された曖昧さ 水子地蔵からみる中絶問題
二極対立文化に対する日本の曖昧調和文化 アメリカの限界を超える?






日本の覚醒のために 内田樹講演集 晶文社 2017

図書館本

350ページ 結構斜め読み
でもやはり内田さん(1950-)のぶれない思想は筋が通っています。
本書は講演録の書き起こしですが、内田さんの知性と知識が惜しみなく発露しています。

2017年11月トランプ大統領は横田基地から入国し次の訪問地の韓国へ出国
マッカーサーは厚木基地から入国しましたよね。
まさにアメリカの属国、アメリカの敷地について横田空域というアメリカの領空を通っての
日本訪問。
主権国家というのは何か?フィリピンは一時的にでも米軍基地を国内から移転させましたよね。

対米従属から対米自立へのプロセスの理解。
サンフランシスコ講和条約から小笠原返還、沖縄返還(1972年、アメリカのベトナム戦争敗退が見えた)と対米従属によりご褒美としての主権の回復
では現状はどうだろう?
憲法さえ変えれば対米従属から対米自立できるのか?
戦争出来る日本が主権国家なのか?
基地の県外移転を宣言すると官僚たちが邪魔をする国 忖度する官僚たち


内容は5本の講演と付録のスピーチ
1.資本主義末期の国民国家のかたち

2.これからの時代に僧侶やお寺が担うべき役割とは

3.伊丹十三と「戦後精神」

4.ことばの教育

5.私が白川静先生から学んだこと

6.憲法と戦争――日本はどこに向かうのか

付.SEALDs KANSAI 京都でのスピーチ


漱石山房記念館

職場の近くに出来たとは知っていたが、なかなか足が向かず。
お昼休みに場所の確認に行ってきました。

東西線早稲田駅から10分位の歩きでしょうか。

HPはこちら http://soseki-museum.jp/

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ゲノム編集とは何か 小林雅一 講談社現代新書 2016

図書館本

ちょっと背景とかを知りたくて。この次は発明者のダウドナ氏の本を読んでみたいと思う。

もちろん、間違いなくノーベル賞は取る技術です。クリスパー!

特許で揉めているみたいです。本書が出版時点で。

一番大きな問題は、今後の科学者の社会的責任なのでしょう。
それは生命倫理に基づく宗教や哲学の分野にも大きく関わってくる「命」「生きること」の
根本的な問題として。

遺伝子を思う様に書き換える技術、それはこれまでの遺伝子組み換え技術と比べると
おそらく比較できないほど技術的にも安易に可能となりコストも非常に低くなる。

備忘録メモ
ダウドナとシェルパンティエ 2012年6月サイエンス誌
チャン 2013年1月 eLife誌
ノーベル賞はおそらく上記3名
GMOとクリスパー技術の関連性 安全性は?
寿命、先天的疾患等への応用の倫理的問題




CRISPR(クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見
ジェニファー・ダウドナ
文藝春秋
2017-10-04

日本人は知らない「地震予知」の正体 双葉社 2011年8月

図書館本

本年(2017年7月22日のニュース)地震予知は不可能 (あまり大きなニュースには成らなかったには意味があるんでしょうね)

 南海トラフ沿いで起きる大規模地震の予測可能性を整理していた政府の中央防災会議の調査部会は21日、大規模地震対策特別措置法(大震法)に基づく現行の東海地震の予知体制が前提としている確度の高い地震予測について「(現時点では)できない」と明記した報告書案を大筋で了承した。親会議の「南海トラフ沿いの地震観測・評価に基づく防災対応検討ワーキンググループ(作業部会)」の会合で報告する。
 現行の東海地震の予知体制が前提にしているのは「2〜3時間から2〜3日以内に東海地震が起きる可能性がある」と発表する直前予知。直前予知が出されると、首相から警戒宣言が発令され、鉄道を止めたり、店舗や工場、学校などを休業したりする「地震防災応急対策」が強化地域8都県157市町村で一斉に実施される。
 報告書案はこうした直前予知を念頭に「大震法に基づく警戒宣言後に実施される現行の地震防災応急対策が前提としている確度の高い地震の予測はできないのが実情である」と盛り込んだ。現行の東海地震対策が前提としてきた直前予知の可能性が事実上、初めて公的に否定された形だ。
引用ここまで

ロバート・ゲラー氏(東大理学部教授)が東北大震災の直後に出版した本。
日本の御用学者の行ったニセ科学を指摘。
研究費申請をした御用学者は研究費を返済するべきでしょう。

読むに従い、どうしてこんなニセ科学が許されるのだろうかと怒りがこみ上げる。
なんら根拠もなく実証もされていないデータ(妄想)を積み上げ、莫大な予算を投入した地震予知研究。

備忘録メモ
予知成功例はゼロ
防災教育、耐震補強など他にやる事があったはず。
学会の常識を無視した東電福島原発 マグニチュード9クラスが起こる可能性
3000年間の間に3回M9クラスの地震が東北沖で起きていたことは2001年までに判明していた。
福島原発震災は人災である
想定外の津波ではない
貞観(じょうがん)津波の論文を黙殺した電力会社
東海地震説主張の石橋氏(これは批判される)、地震津波の際の原発損傷や放射能汚染の可能性の私的は20年以上前から指摘
地震予知が可能と考えるのは日本の御用学者だけ?アメリカの地震学者は誰も言わない
3000億の予算が無駄
とりあえず予算をつかって観測データを蓄積 その結果は??
ナショナルプロジェクトとしての地震予知 中曽根運輸大臣と御用学者 予算激増 土木利権
東海自身は国民の恐怖感を煽る道具として利用 莫大な公共事業 東海地域 1兆円以上
前兆説のウソ 前兆幻想 前兆現象をキャッチしながらこれまで一つも予知出来ていない
地震後知ーーあれは前兆だったという後付け 東日本大震災でも
地震予知神話の定着
周期説になんら根拠なし
ナマズ派はいまも前兆現象を探す
FM波と地震 根拠なし
ナマズの地震予知研究に1億2千万円
予知可能となる年代の先延ばしの連続 
地震予知推進本部は廃止され地震調査研究推進本部に看板書き換え 
大地震ハザードマップの罠 正しくない仮説にもとづいて推計されている
地震予知と錬金術研究は瓜二つ
御用学者の大前提 大きな地震は繰り返して起こる 大地震の前には確実に前兆現象がある
大震法は撤廃すべき(大規模地震対策特別措置法)
震災軽減のための施策
 震災後の正確な情報伝達 
 地震工学の基礎研究と耐震構造への応用
地震予知計画の費用によって蓄積したデータは国家のモノであり研究者、国民に公開すべきである

日本人は知らない「地震予知」の正体
東京大学理学部教授 ロバート・ゲラー
双葉社
2011-08-27


なぜ中国人は財布をもたないのか 中島恵 日経 2017

購入

中島さんの本は何冊か読んでいるが非常に立ち位置が中立公平だと感じる。

反中嫌韓本がなぜかあふれる日本(中国や韓国の書店にはその様な光景は無いと聞く)の特殊性が
世界の非常識だと思います。
さらには大の大人のヘイトスピーチ・デモ。
ますます孤立する日本に思えてなりません。

14億の民がどこへ向かうのか?
一帯一路の流れを止められはしないであろう、そしてすでにヨーロッパ、アフリカへの多大な人的、経済的投資をしている現状を日本はどの様に理解しているのだろうか。

中国をバカにしている間に確実に抜き去られている現実を知った方が良い。
そして、中国人の多くが日本を羨み、日本を評価している現実も。

経済発展がある意味遅れた中国、それを「時差」と呼んでも良いかもしれません。
そして、その時差は今や日本が遅れているというところだろうか。

ザンビア人経済学者のダンビサ・モヨ女史が著作Dead Aid の中で指摘していました
中国の欲しいモノをアフリカは持っている、アフリカの欲しいものを中国は持っている。
まさにその通りですよね。
そして中国はアフリカを植民地にしたことは一度も無い。

備忘録メモ
中国人は騒がしい。(ちょっと前の日本人団体旅行の海外での顰蹙をしってますか?)
中国人と一括りにして評価していませんか?
中国すごいぞ論 2017位から スマホ決済2014年頃から シェア自転車など
スマホ決済アプリ使用者10億以上
インフラとしてのスマホ リープフロッグ現象(後発者利益、蛙飛び)
アリペイのシステムは日本のお互いに信じる、安心して買い物が出来ると同様な思想に基づく
中国から熊本震災への多くの支援 ウィーチャット(中国版LINE)
スターバックス 118都市 約2500店舗
京セラ稲盛和夫氏の本 300万部 盛和塾 窓際のトットちゃん 1000万部(教育の多様性)









病院は東京から破綻する 上昌広 朝日新聞出版 2017

図書館本

上さん(1968− 灘ー東大医)の本は何冊か拝読しています。
日本における医療、医学教育等の問題点を分かりやすく説明しています。
今回は医師数と病院経営等の問題点に焦点を当てています。
医師の過労死・自殺なんかも新聞報道されている現在、果たして日本の医療現場は今後どうなるのか?

医師数、看護師数、理学療法士数が現場では足りていない、しかし毎年医療費は1兆円づつ増加している現実もある。
画一化した、あるいは利権とも考えられる制度や枠組みをどの様に変えるべきなのか?

過度とも思われる高齢者への高度医療は今後も続くのだろうか?と思ってしまいます。

備忘録メモ
大学の偏在や都立病院の偏在 軍が築いたナショナルセンター(国立病院)
厚労省は医師の高齢化を見落としている
医学部定員増に貢献した舛添さん
医師が増えると医療費が増える=医師誘発需要説は否定されている
医学部定員規制 利権 レベルの低下
医師派遣の儲ける寄付講座のカラクリ 副業に精を出す教授 医師派遣という利権
仙台厚生病院の成功 若手医師養成に投資






<愛国心>に気をつけろ! 鈴木邦男 岩波ブックレット 2016

図書館本

昨今の「日本スゴイ」「反中嫌韓」的の記事、書籍、テレビ番組の多さに大きな危惧をを感じています。
真面目な意味において右翼が保守なのであれば、米国への従属を嫌い、自主憲法制定も理解できるのですが、最近は憲法改正、米国従属、日米安保維持、沖縄基地問題無視といった感じが右と左を分ける
指標の様に思えてなりません。

そんな文脈からすると鈴木邦男さんは筋が通った保守ではないかと思います。
そして、今の政治に危機感を持っていて本書に繋がったのでしょう。

非国民だの売国奴だと人を罵る連中が真の右翼だの保守だのとの到底思えません。
愛国心などの言う言葉を連発する輩には注意しましょうということです。
鈴木さんは故竹中労さんとも親しく、竹中さん自身が非常に鈴木さんを評価していたと思います。

備忘録メモ

美しいが毒をもつ「愛国心」 愛国無罪 国は傷つき貶められる
愛国心の持つストーカー的危険性 
ヘイトスピーチ・デモと愛国のリンクは無い
鈴木氏は改憲派だが今の急激な改憲の動きは危険だから反対
憲法24条 ベアテ・シロタ・ゴードン(1923〜2012)さんが草案 その先見性はアメリカ憲法以上の民主的・理想的 女性の権利
愛国者の政治家はいるのか 国賊とは
自由のない自主憲法より自由のある押しつけ憲法
改憲派の小林節教授が改憲反対になったきっかけ 国が国民に愛国心をもてという事の問題
空疎なナショナリズムと言葉だけの愛国者の急増
安倍首相の「日本を取り戻す」 自主憲法と愛国心の押し売り
愛国心を批判した三島由紀夫 人類愛ならわかると 愛国心は国家を以て閉ざされた愛
三島は右翼が嫌いだった 憂国






読書の秋

読みたい本ばかり

購入したり、

図書館で借りたり

晴耕雨読ときどき釣り、なんて生活が出来る様にはならないのだろうか。


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きみはぼくの 市川拓司 アルフォポリス 2006

図書館本

市川ワールドが出来た背景と言って良い市川さん(1962−)自叙伝でしょうか。
2004-2005のアルフォポリスからのメイルマガジン掲載文書の加筆訂正となっています。

おっさんが何度電車の中で泣かされたことか(笑) 
その理由も少し分かった感じがします。

市川さんの作品はそれなりに読んでいるのですが、ネット作家として活動し始めた頃の作品は知りませんでした。そして自身が発達障害(この言葉は大嫌いですが)である事を吐露していて、かなりの苦労をされていることが分かります。今でも飛行機は乗れない、電車も極力乗りたくないとの事です。

ご自身の青春時代、アスリートとして大活躍、やがて挫折し自身の体調との葛藤、奥様との出会いなどが正直に書かれている。
そして、なんら賞を取る事なく世に出た作品が映画化、テレビドラマ化されていったわけです。

備忘録メモ
バイク乗り(高校時代中型取得) プーターロー時代に日本一周
主人公がタバコを吸う、酒を飲むシーンがない
水辺や森、あるいはアクアショップ、緑に囲まれた喫茶店、アパートの小さな部屋が沢山描かれている
観念的でないから小学生でも理解できる=わかりやすさ
彼女(奥さん)が喜ぶ顔が見たいから。すべてはそこから始まった。

きみはぼくの
市川 拓司
アルファポリス
2006-10-01



MM
市川 拓司
小学館
2017-07-12






ねえ、委員長 (幻冬舎文庫)
市川 拓司
幻冬舎
2014-04-10

電通巨大利権 本間龍 サイゾー 2017



これまで原発安全神話と作ってきた日本社会の問題点を広告代理店と電力会社、電事連の関係性を明らかにしてきた著者の本間さん(1963-)。
近著では憲法改正に絡む権力側の広告戦略に潜む危険性を分かりやすく指摘している(メディアに操作される憲法改正国民投票、岩波ブックレット)。

本書では(超)巨大広告代理店である電通の問題を多面的かつ深層から私たちの目の前に示してくれています。
結論からいうと、第4の権力のはずのマスメディアを凌駕する第5の権力者としての電通の存在が国民を脅かしているということだろう。第4の権力が忖度、自主規制している現状がわかります。
そして、電通の、電通による、電通のための東京五輪 ボランティアは無償奉仕で熱中症も自己責任の様です。
最後に本間さんが書きます。実に陳腐で凡庸で利己主義的な集団だと。

備忘録メモ
日本では制限のないクロスオーナーシップ(特定資本が複数のメディアを傘下にすること)
各種メディアの広告依存率の高さ(新聞、雑誌、テレビ・ラジオ、インターネット)
スポーツイベントでの電通の圧倒的寡占状況(オリンピック、ワールドカップ、国内イベント等)
東京五輪、エンブレム問題 電通が絡んだ出来レース
五輪組織委員会に電通から多数出向
広告業界から電通批判が起こらない(批判できない状況)
五輪招致での不明瞭なコンサルタント料支出(現在も海外では調査が進んでいるとの報道あり)
電通過労死事件と電通の対応 当初はネットメディアからの報道のみ (テレビ新聞は忖度?)
2016年10月電通社長が官邸に呼ばれた
NHKがまず高橋まつりさんの自殺事件を報道、その後民放
全国4新聞は五輪スポンサー
五輪組織委員会 電通を1か月の発注停止処分のみ
ワセダクロニクル(早稲田大学ジャーナリズム研究所が運営する調査報道メディア)が電通の子会社、電通PRと共同通信社の癒着をスクープ(金銭をKK共同の記者に提供して記事)このスクープとその後の関連情報を他のメディアは報道しない
憲法改正国民投票と電通の関係性 国民投票での広告費は千数百億の予想。 衆参議員選挙が約500億円と言われている。(資金を持つ側が断然有利、さらに権力側が有利)
JOCは社団法人で財務内容詳細を明らかにする義務がない。都の管理下に置くことを森組織委会長は抵抗
ボランティアに無償という意味はない また五輪ボランティアは無給という決まりなどない
2016年参院選 TVCM 自民―電通(TBS フジ)、ADK(テレ朝、テレ東)、I&S(日テレ) 各テレビ局審査部からの疑問点(ファクトがあまりに根拠曖昧)






原発プロパガンダ (岩波新書)
本間 龍
岩波書店
2016-04-21


原発広告
本間 龍
亜紀書房
2013-09-25





遺書 東京五輪への覚悟 森喜朗 幻冬舎 2017

図書館本

悪いのはみんな外部の連中
僕ちゃんと僕ちゃんの仲間は悪くない。
そんな本です。監修が秋山光人(てると)さんという元政治記者さんとの事。

お金の単位が億、それも3桁、4桁。

典型的な利害調整の政治屋さんなんでしょう。

スポーツマンシップって何と思ってしまいます。
ラクビーワールドカップ招致にもお金が絡んでいるようですね。NZに一度持っていかれて。
オリンピック招致のお金の話や電通の話はなぜ出て来ないのでしょうか?

都合の悪い事には口を閉じ、攻撃されると猛然とタックル(確かにラガーマン)。

本書に登場する悪者一覧
小池都知事、猪瀬元知事、上山特別顧問、JOC、等々 ちなみにご自身は組織委員会会長

アスリートファーストのはずがゼネコン、電通の利権ファーストですかね。

備忘録メモ
ずさんな計画はすべて猪瀬と招致委員会が作った
ボランティア9万人が必要 その件で東京新聞が報道、その後謝罪に来た?
 電通が協賛企業から4000億集めたんですよね?
組織員会はIOCと東京都の契約にもとづいて代行している
山積する問題(道路使用、駐車場、レインボーブリッジ閉鎖?)
ラクビー協会の闇 矢部達三氏の問題 ヘッドコーチのエディ氏問題

遺書 東京五輪への覚悟
森 喜朗
幻冬舎
2017-04-20



身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本 左巻健男 明日香出版 2017

私たちの生活は非常に便利になった(少なくとも自分の人生を振り返ると)。
多くの便利な機械や道具が私たちを助けてくれたり楽しませてくれる。
今後ロボットやAI技術でさらに良くなるのか?それとも人から仕事を奪って
人類は退化するのか。

さて、本書はニセ科学の分野でも有名な左巻先生が編者としてまとめた一冊

日常生活の中で何気に使っている機械の原理や構造を私たちは知らない。
スイッチさえオンにすれば機械は動くと思っている。

まずは身の回りの疑問に思う事が重要だと認識させられる。
不思議の思う事を今ではある意味簡単にネットでも調べられるのだから。
日本の悪しき文化として文系と理系という分け方が未だに蔓延っている。

子供の頃に理科が嫌いになってしまうと、そのまま興味を失い大人になって
簡単にニセ科学やオカルトに騙されてしまう。
もちろん、理系と言われる大学を出ていても、ニセ科学を信じていたり
論理で物事を考えられない人がいたりしますよね。

大人の方も今からでも遅くありません、本書の目次の様な疑問を持ちませんか?
不思議だと思ったら、どんどん調べてみませんか?
子供に、おとうさん、おかあさん、「どうして?」って聞かれて答えられないのは
格好悪くないですか?

そんな僕も本書の55の問いのほとんどを知りませんでした、でも理系の大学出身です(涙)


こんな「どうして?」です。

■第1章 『リビング』にあふれる科学
01 羽根のない扇風機はどうやって風を出しているの?
02 エアコンはどうやって快適な空気をつくっているの?
03 赤外線コタツから出ている光は赤色ではない?
04 リモコンはどうやって指示を送っているの?
05 コンセントの穴はなぜ左右の大きさがちがうの?
06 マンガン乾電池とアルカリ乾電池は何がちがうの?v 07 人の出す熱量は電球1個分と同じ?
08 LED照明の電気代は蛍光灯の半分になる?
09 CD、DVD、BDはどうやって音や映像を記録するの?
10 液晶テレビはどうやって映像を映し出しているの?
10 4Kテレビはどのくらいきれいな画質なの?
11 次世代ディスプレイの有機ELって何?

■第2章 『掃除・洗濯・料理』にあふれる科学
13 ロボット掃除機の頭脳はどうなっている?
14 洗濯洗剤は多く入れても効果がない?
15 酵素入り洗剤はふつうの洗剤と何がちがうの?
16 電子レンジはどうやって食べ物を温めているの?
17 冷蔵庫はどうやって冷やしているの?
18 「焦げつかないフライパン」を使うとなぜ焦げないの?
19 圧力鍋はなぜ短時間でおいしく調理できるの?
20 IHクッキングヒーターはどうやって鍋を加熱するの?

■第3章 『快適生活』にあふれる科学
21 日本の硬貨にはどんな金属が使われているの?
22 「消せるボールペン」はインクを消すわけではない?
23 抗菌グッズは本当に効果があるの?
24 紙おむつはなぜたっぷり吸収してももれないの?
25 電子体温計はなぜ数十秒で測定できるの?
26 最近の水洗トイレは発電もしている?
27 「曇らない鏡」はなぜノーベル賞候補なの?
28 炭酸ガスを出す入浴剤は効果があるの?
29 体脂肪計はお風呂あがりに使うと誤差が出る?
30 ヒートテックはなぜ薄いのに温かいの?

■第4章 『健康・安全管理』にあふれる科学
31 紫外線はカルシウムの吸収を助ける?
32 栄養ドリンクはどのくらい効果があるの?
33 水素水はただの清涼飲料水にすぎない?
34 殺虫剤・防虫剤・虫よけスプレーは人に害はないの?
35 「まぜるな危険」を混ぜたらどうなる?
36 かぜ薬はウイルスや細菌を退治するわけではない?
37 春にインフルエンザが流行するのはなぜ?
38 静電気の「バチッ」はどうすれば防げるの?
39 幼児の誤飲はどう対処すればいい?
40 ヒートショック死を防ぐには夕食前の入浴がいい?
41 冬に多発する一酸化炭素中毒はどう防ぐ?
42 火災を起こす「発火点」と「引火点」って何?

■第5章 『先端技術・乗り物』にあふれる科学
43 太陽電池はどうやって発電しているの?
44 ドローンはラジコンヘリとは全然ちがう?
45 GPSはどうやって位置を特定しているの?
46 3Dプリンターはどうやって「印刷」するの?
47 ICカードや非接触充電のしくみはどうなっているの?
48 生体認証は本当に安全なの?
49 バーコードやQRコードのしくみはどうなっているの?
50 スマホはどうやってネットにつながるの?
51 タッチパネルはどうやって指の動きを検知しているの?
52 走っている電車の中でジャンプをするとどうなる?
53 新幹線はなぜくちばしが伸びたアヒル顔なの?
54 飛行機はなぜ空を飛べるの?
55 エコカーの「エコ」のしくみはどうなっているの?



鎌倉図書館 予約ランキング

スゴイ予約数とスゴイ蔵書数ですね。

さすがです。

住民税分読みたいとは思いつつ(笑)

芸術文化に税金を使って欲しいね、鎌倉は

さて、市長は誰になるのかな?

Screenshot-2017-10-12 利用者サービス:ベストオーダー

Kindle fire HD10

ついついAmazon primeの優待で。。。。 64Gの方を。。。。

タブレットとしての機能として使うのは
電子書籍、メイル、amazon primeの映画や音楽 Facebook、News その他

今回は大きさだけに目が行ってしまいました(笑)

Kidle fire HD10





リニア新幹線が不可能な7つの理由 樫田秀樹 岩波ブックレット 2017年10月

献本御礼

是非とも多くの方に読んでいただきたい。
TVのニュースや新聞ではほとんど報じられないリニア新幹線の問題。
リニアはまさに、原発安全神話報道や巨大公共事業(ダム、高速道路等々)と同じ構図だということが
良く分かります。
すなわち施工側(JR東海)の広告主(原発における電力会社や電事連)に対してメディアは真実や
住民側の声に耳を傾けない。事故が起こったり談合や贈収賄があれば報じるという態度なわけです。

樫田さんは前著
<増補> “悪夢の超特急"リニア中央新幹線 ~建設中止を求めて訴訟へ (旬報社 2016)でも地に這う様な
取材でリニア計画沿線で住民の声を聴き、関連する行政およびJR東海の資料を分析しています。
本書ではより理解しやすくするために、わかりやすく問題点を整理しています。

リニア計画とは?
難問1 膨大な残土
難問2 水涸れ
難問3 住民立ち退き
難問4 乗客の安全確保
難問5 ウラン鉱床
難問6 ずさんなアセスと、住民の反対運動
難問7 難工事と採算性
おわりに―住民・市民の声に耳を傾けられるか

難問7つ(もちろん他にも問題は沢山ありますが(電力消費量や技術的な問題)のどれ一つ現状で解決していません。
にもかかわらず工事だけが進んでいるのです。
いったい誰のための公共交通なのでしょうか?
現在裁判も始まっていますので、これらの問題に対してJR東海は回答せざるを得ない状況になっています。

海外ではイーロン・マスクが主導するハイバーループ計画で時速1000kmを超える超高速次世代交通システムや(世界10か国で路線計画を予定)、中国では時速360劼任料行を再開し、時速500劼凌傾眤システム開発に着手していると報道した(2010年)。

果たして莫大な国費(JR東海単独事業ではなく、実験線やリニア技術開発にすでに国費が投入されている)を投入してまで、大自然破壊を伴うリニア新幹線が必要なのか?大深度地下や南アルプス地下での事故や地震対策は? 原発安全神話を信じていた結果の帰結はどうであったのか。

誰のためのリニア新幹線なのでしょうか?



悪魔と人の間 下里正樹 日本機関誌出版センター 1985

図書館本

731部隊取材紀行

悪魔の飽食の森村誠一さんとともに取材に従事した下里さん(1936-)の渾身の取材記録だろうか。
第3部は下里氏と森村氏の対談(1982年京都大学)

悪魔の飽食の出版無期延期(写真の誤用)という実質的な絶版を角川書店が復刊

身の毛がよだつ証言が集められています。

どうして人が悪魔になったのか、それは戦争という行為だけでは無い、日本人の社会が育んできた
特殊な遺伝子なのかもしれませんね。

備忘録メモ

研究論文における「猿」は誰だったのか?

同僚であるはずの日本人までも青酸カリを飲ませて敗走した日本軍



悪魔と人の間―「731部隊」取材紀行 (1985年)
下里 正樹
日本機関紙出版センター
1985-04

下里正樹
日本機関紙出版センター
1985-04

絶望を生きる哲学 池田晶子の言葉 講談社 2017

図書館本

池田さん(1960-2007)が亡くなってすでに10年。

池田さんにとっての哲学とは生きる知恵だった記憶している。
知る事より考える事。
そして、食うために生きるのではなく、生きるために食う。

おそらく本書で紹介されている池田さんの本は全て目は通していると思うのだが
すでに多くの事が忘却の彼方に行ってしまっていたことを改めて痛感した。

14歳からの哲学をはじめとして、未だに池田さんの著作で絶版になったものは無いと聞く。
良いモノは未来永劫に続いていく、普遍的な価値を継続しながら。

備忘録メモ
正義と倫理が、嫉妬の別名
信教の自由、信教の不自由が正しい 信じることより考える事
「生きる力」というのは、言葉を換えれば、「腹の括り方」みたいなもの。いい大学、いい就職、
それがどうした。「僕は善く生きるということを知っている」
我々の日常とは、明日死ぬ今日の生、その連続以下買いの何ものではない。なのにどうして人は、
言葉を求めずにお金を求めるのか。

本書には登場しませんが、僕の好きな池田の文章

暮らしの哲学より

回帰する季節に記憶を重ねることで、人生の一回性を確認することに他なりません。中略。
大人になっても夏は来ます。でも夏休みはもう決してやって来ない。

毎年、夏の気配を感じとる頃、夏を待っているのか、夏休みをまっているのか、よくわからない感じになる。
大人になって勝手に夏休みをとることができ、贅沢な旅行ができるようになっても、子供の夏休みの日々、
あの濃縮された輝きにかなうものではないとういうことが、よくわかっている。おそらくすべての大人がそうでしょう。

すべての大人は、もう決してやって来ない夏休みを待っている。人生の原点であり頂点でもある無時間の夏、
あれらの日々を記憶の核として、日を重ね、年を重ね、流れ始めた時間の中で繰り返しそこに立ち戻り、
あれらの無垢を超えることはもうこの人生にはあり得ないのだという事実に、今さらながら驚くのではないでしょうか。
(夏休みは輝く)


こんな内容 HPより
不安の正体 ―― 思い込みを見抜く
人間の品格 ―― 無駄な人になりたいか
社会と現実 ―― 損か得かの問題なのか
他人と自分 ―― なぜ人に好かれたいのか
肉体と精神 ―― 病気というチャンス
存在の謎 ―― 自分の命は誰のものか
人生の意味 ―― 生きることに理由があるか
死に方上手 ―― 死んでも続く楽しみ ・・・・・・全92篇



参謀力 若狭勝 双葉社 2017年7月

図書館本

良く分からない解散(2017年9月末)そして選挙(2017年10月)
若狭さん(1956-)が支持する小池さんが都知事になり、都議会は都民ファーストが与党になった。
ある意味、小池さんと若狭さんの合作としての緑の党なのかもしれません。

本書自体はモリ加計問題を6月までの状況で論評し、メインは自叙伝的なご自身の生き様を綴っている。
奥様を早く亡くされ、シングルファーザーとして二人のお子さんを育て、特捜部スタッフとして
大きな事件を担当した。

検事という仕事は罪を裁くというよりは、その罪が本当に被疑者の行った事なのかを多面的に
尋問し調査することだと分かる。

殺人事件、納得できない痴漢事件、政治家の犯罪等を実例をあげて書かれていて興味深い。

賄賂に関しては、お仕立券の話が少しでてくるが、前山梨県知事の名前が出て来ないのは残念だ。

社会弱者が不条理な判決を受けないためにも、しがらみ、忖度といった古い日本の男文化を
払拭したいという若狭さんの今後に期待したい。
原発再稼働に対しても懐疑的な点も評価できる。


Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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