おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

読書

権力と新聞の大問題 望月衣塑子 マーティン・ファクラー 集英社新書 2018

図書館本

官房長官への質問で有名な望月さん(もちろん武器輸出問題での著作も素晴らしいとNYタイムス前
東京支局長との対談

現政権におけるメディアのテイタラクさを日米の比較も含めて話し合っている。
記者クラブ制度問題は以前より上杉隆さんも著作等で指摘を続けているが
本書においても、その閉鎖性と権力への迎合体質を綴っている。
フリージャーナリストや外国メディアの排除は後進国そのものの様に思えます。

備忘録メモ
アクセス・ジャーナリズム(政府高官との人脈利用等)イラク大量兵器誤報
福島原発震災での政府および東電発表のみの報道による メルトダウン無し誤報
記者クラブという既得権益
発表報道と調査報道
アクセス数かせぎのネトウヨ満足報道
政権に利用されるメディア 日米
朝日 慰安婦報道 福一吉田所長調書ほうどうごの対応ミス
政権の朝日叩きとその対応のまずさ
政権批判メディアへの介入
メディア幹部と政権側の会食等の癒着 政権への忖度
ジャーナリストの異動がない日本 
ネット時代のメディアとその調査力
ワセダクロニクルの挑戦と調査報道
バズフィードジャパンの成功
SNSを使ったファイクニュース拡散(米の大統領選挙)
政権と司法の国策調査 西松事件(小沢一郎)
当局のストーリーの沿った報道 NHKニュース
暗号メイル利用の勧め

権力と新聞の大問題 (集英社新書)
望月 衣塑子
集英社
2018-06-15

安倍政権にひれ伏す日本のメディア
マーティン・ファクラー
双葉社
2016-02-20


「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)
マーティン・ファクラー
双葉社
2012-07-04


AIとBIはいかに人間を変えるのか 波頭亮 幻冬舎2018

図書館本

人工知能とベーシックインカム
貧困、格差、分断の問題解決にいかに貢献するのだろうか、という論考でしょうか。

AIに関しては、ソフトおよびハード面でかなりの進歩をしてきていてディープラーニングなどにより人間を上回る分野も出て来てはいるが、やはり「快」などの感情的な部分は当分AIには無理だろうと指摘いている。AIが生み出す富を再分配しないとディストピアに向かう。
要するにAIと人間との共存をいかに人間の幸福に利用するのかが課題ということだ。
そこでBIとAIの共存が注目されている。
結果的にはBIの導入が民主主義を守り、資本主義のダイナミズムを回復させてくれる多分唯一の方策だと筆者は指摘する。
そして労働からの解放は仕事と活動が豊かな生活を導きだすとする。そのためにはAIが一部の人間(資本側)に支配されてはいけないとも。

BIの制度的長所
シンプル
運用コストが小さい
恣意性と裁量が入らない
働くインセンティブが失われない
個人の尊厳を傷つけない
3つの経済思想(共同体主義者、自由主義者、新自由主義者)からの合理性
財政的障壁は解決可能
BI導入の抵抗
 官僚の抵抗
 働かざる者、食うべからずの社会通念
 経済学的イシュー フリーラーダー(ただ乗り)問題、財政問題
BI試験導入事例 フィンランド、オランダ、カナダ、シリコンバレー、ケニア
再分配における高い国民負担率(ヨーロッパ諸国)

2029年には知的活動の全ての分野において特化型AIが人間の能力を上回り、2045年には汎用型AIが開発され知能面で全面的に人間を凌駕すると予想。
第1次、2次産業革命がもたらした豊さ(人口増大、寿命、収入)



これもAmazon拒否 以前は掲載されていたレビュー

おやじのぼやき : 必要か、リニア新幹線 橋山禮次郎 岩波書店 - livedoor Blog(ブログ)


再投稿しようとすると、こんなメッセージ
以前は沢山の参考になったとの投票がされていましたが。

申し訳ありませんが、この製品を審査する資格はありません。詳細については、コミュニティガイドラインをご覧ください。

明かにアンチな輩が居る訳ですね、都合の悪い真実。

以下2011年の文章のまま。

橋山さん(1940−)の説得力あるリニア新幹線不要論
非常に論理的に過去から学ぶべき事を淡々と述べられている。これは氏の経歴からも察する事ができる。
少なくともリニア新幹線の予定ルートに入っている県の住民の方は必読であろう。
失敗した時のツケは結局は国(国民)に跳ね返るのである。それは今回の大震災における原子力発電所の問題と根が一緒なのである。
そして本件リニア計画ほど不確定要因が多く、多くの困難とリスク(経済的、技術的、環境的)を抱えたプロジェクトは、世界中探してもまず存在しないと。

さて備忘録的メモ
目的と手段が両方とも正しければ必ず成功する
しかし、そのいずれかに欠陥や誤りがあれば、必ず失敗する。
経済性に関する問題点、技術に関する問題点、環境に関する問題点、この3つの視点から分析評価する。
目的は何か? リニア方式を前提として審議する前に同方式の持つ意味、有用性、技術的有意性。現状の新幹線方式との整合性
人口減少(生産年齢人口層の確実な減少)における需要動向をどうみるか
累積赤字が発生した場合の責任の所在(英仏海峡トンネルの例)
事業の途中中止例 成田新幹線、中海干拓、原子力船むつ、石炭液化事業、川辺川ダム
政策評価、行政評価、業績評価の実施、費用便益分析の必要性
事前評価、中間評価(再評価)、事後評価の実施
我が国の成功例:東海道新幹線、名神・東名高速道路、黒部ダム(個人的には?)
失敗例:東京湾横断道路、成田空港、関西3空港(国際、伊丹、神戸)、本四架橋、
海外成功例:都市内路面電車(LRT、ストラスブール、現在富山市も)
海外失敗例:超音速コンコルド
成功への必要条件、政策決定プロセスの透明性、事前評価、再評価の制度化、環境影響評価の事前実施、受益者・利用者・地元の費用負担の制度化、技術信頼性の確保、経営責任の明確化
なぜ作るのか?JR東海の目的 1.東海道新幹線の輸送能力が限界、輸送能力の増強、2.施設の老朽化、東海地震に対処するたえ、バイパス路線が必要 3.東京―大阪間の大幅な時間短縮 実際のデータ 東海道新幹線の座席利用率は年々減少、JR東海は突如1の目的を下ろした。(2010年5月開催の政府審議会)2に関して、既存新幹線技術でなぜいけない? 3.国民のどれほどが短時間化を望んでいる?リニア開業後は新幹線乗客の減少―経営難にならないか?
コスト:東京―大阪間 九兆3千億円(JR東海が負担に耐えられる?)支払い金利負担
既存鉄道とのアクセスが非常に悪い
リニア技術は海外に受け入れられない(ドイツの失敗例)
我が国の高速鉄道ネットワークの一部にだけリニア方式鉄道である理由。(電気の周波数問題や、軌道の幅の地域差等と同じ)
リニア方式は柔軟性が欠けて、応用が利かない(他の分野への応用ができない)
建設単価 1kmあたい156億(整備新幹線の2倍)
中国で川崎重工業製の鉄道車両の実験走行で時速486kmを記録している。(リニアは500kmでの運行を予定)
電磁波の問題







話題の本「安倍官邸vsNHK」著者に聞く podcast

櫻井浩二 インサイト|RKBラジオ



話題の本「安倍官邸vsNHK」著者に聞く
相澤冬樹さんが2月4日から連続で登場します。

NHKと官邸の関係性等を話されています。

まだ本を読んでいませんが、非常に興味深い話が聞けますよ。




漫画 君たちはどう生きるか 原作吉野源三郎 マガジンハウス 2017

図書館本 原著の方はなかなか順番が回ってきません(すでに1年待ち)漫画の方が冊数が多いのでしょう。

原作は1937年

本書は漫画であるが、テキスト部分もかなりあります。

普遍的な人間の生きる知恵(哲学)が込められている様に感じます。
主人公は15歳の少年

読むにつれて、池田晶子の「14歳からの哲学」を想い出した。
14歳からの哲学も平易な文章で今も売れ続けている良書である。

自分は40歳を過ぎてから池田晶子を読みだして、多くの事を学んだ(まだまだ未熟だとは
認識しているが)。

食うために生きるのではなく、生きるために食う。

生きるということは、どういうことなのか?
美しく生きるということは何か?
いつまでも子供の精神、感性を持ち続けることが大切なんだと感じた本である。

今を生きる大人こそ読むべき漫画かもしれませんね。


巨匠が訪問してくれました 荒川じんぺいさん

何度か北杜での焚き火会でお会いしたり。
富士見高原療養所資料館(結核)の館長さんとしても有名なマルチに活躍されている方。
http://www.fujimihp.com/rekishi.html

車で鎌倉に来られるとの事でしたので、残念ながらお酒を一緒にと言う訳にはいかず。
コーヒーと焚き火でお迎えでした。

森遊びの達人のじんぺいさん有難うございました。サインもいただいてしまいました。

新しいじんぺいさんのプロジェクトも是非お手伝いしたいと思います。

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森の作法 (集英社文庫)
荒川 じんぺい
集英社
2000-05-19

僕は森へ家出します (中公文庫)
荒川 じんぺい
中央公論社
1995-04

「自分の森」で元気になる (朝日文庫)
荒川 じんぺい
朝日新聞社
2004-03-19

森の作法
荒川じんぺい
志木電子書籍
2016-07-22

内閣官房長官の裏金 上脇浩之 日本機関誌出版センター 2018

図書館本

内閣官房報償費(官房機密費) 年間約12億円 領収書不要 会計検査院もアンタッチャブル

情報公開法により僅かであるが徐々にその使途が解明されてきた経過を公開請求をしてきた著者が
まとめている。

書の中にも書かれているが、野中広務さん(元官房長官)の回想・証言やジャーナリストの上杉隆さんの指摘などで、メディアに良く登場する政治評論家はほぼ全員が機密費から金を貰っていることは
知っていた(除く田原総一朗)が、そもそも日本の国益にまったく関係無いような支出がかなりあることが情報公開で分かってきている。
もちろん国会対策として野党に飲み食いさせたなども含まれる。

また著者は森友問題でも情報公開申請をして(小学校設置趣意書)、国の虚偽の理由で非開示にしたことを後に証明している。

現在も裁判は続いていて菅官房長官、安倍晋三元官房長官時代の機密費の開示請求が行われている。

原資は税金であるこを政治家や司法はどう考えているのか非常に興味がある。


森林官が語る 山の不思議 加藤博二 河出書房新社 2017

図書館本

初出は「飛騨の山小屋」1948年とのこと

森林官が見た 山の彼方の棲息者たち 加藤博二 河出書房新社 2018
初出は 深山の棲息者たち 日本公論 1937年(昭和12年)
これが面白かったので読んでみました。

本書は本当に著者が経験したことなのかフィクションが入れ込んであるのか良くわかりません。
ただ、当時の山や森、その周辺に住んだ人々の生き様はわかります。

小屋の中で赤ん坊と遊ぶサル
サルが作る酒の話
温泉宿の遊女?の話

山の不思議: 飛騨の山小屋から
加藤 博二
河出書房新社
2017-09-22

面従腹背 前川喜平 毎日新聞出版 2018

図書館本 やっと予約が回ってきました。

講演会の動画や各種媒体でのテキストを読めば前川さんの主義主張が非常に全うであり
賛同する部分が多い(いやほぼ賛同)。

官僚が時の権力者に忖度することの危険性は憲法学者の多くや思想家と言われる人たちが
すでに指摘しているところでしょう。
逆に言えば、権力者側を守り忖度を引き出す様に導いている存在が何であるかが問題であり
そこに一部の官僚が権力ベッタリで自らの職務を忘れ今だけ、金だけ、自分だけで仕事を
しているのでしょうね。

さて本書は文科省に対する種々な圧力(自民党の国会議員の名前も出てきます、まあ有名な
極右の様な方々)、教育勅語だったらい、教科書問題、そして森友加計問題と。

前川さんが匿名でツイッターをしていてそのツイートも最後に紹介されています(現在は閉鎖)

備忘録メモ
建国記念の日、建国記念日の違い 紀元節復活への圧力
地方出向時代の官官接待でゴルフをやめた
教育基本法改正時の問題
夜間中学問題 義務教育無償
やりたかった仕事(出来たこと、出来なかったこと)、やりたくなかった仕事(やらされた)
国旗掲揚、国歌斉唱問題 公立と私立 子供達には拒否する権利がある(内心の自由)
審議会への委員ごり押し(他省庁も同じ)
教育勅語問題 國體(こくたい)思想
加計問題 出来レース 関連大学への文科省からの天下り(木曽氏)
鳩山二郎氏(安倍氏が支援)と薮内謙氏(獣医師会会長の長男)の選挙 麻生氏が薮内支援
面従腹背から眼横鼻直へ

面従腹背
前川 喜平
毎日新聞出版
2018-06-27

人工知能はなぜ椅子に座れないのか 松田雄馬 新潮社 2018

図書館本

脳の皺が減ってきたであろう爺にはなかなか読みづらい本でありました。


備忘録的メモ
最適化問題 将棋ロボット
1956年 単語としのて人工知能
不良設定問題 弱い人工知能
精神(心脳問題?)物質である脳が心を生み出す
シンギュラリティ(特異点)
強い人工知能と人工生命



目次
序章 人工知能を通して感じる生命への疑問
第1章 人工生命、そして、人工社会とは何か
第2章 人工知能の研究はどのようにして始まったのか
第3章 脳はどのようにして世界を知覚するのか
第4章 意識にみる人工知能の限界と可能性
第5章 シンギュラリティの喧噪を超えて
終章 情報化社会における「知」と「生命」





私を最後にするために ナディア・ムラド 東洋館出版社 2018



原題:The Last Girl

世界はどこまでも理不尽であり暴力的なのだろうかと胸を締め付けられる思いで読了しました。
宗教、文化、思想、哲学、どれもが人を傷つける事を良しとはしていないであろう。
そうして正しい戦争も間違った戦争も無い、すべての戦争は悪だと私は思っている。

しかし歴史は常に戦い、殺し合いで現在に至っている様に思う。

主人公であるナディアが、まさに自分が最後の女性になることを願い綴った文章が本書である。そして彼女の活動が2018年のノーベル平和賞に選ばれたのだ。

イラク北部の小さな村コーチャ、少数派宗教のヤズイディ教徒として貧しくも平和に位して家族、親族そして同じ宗教の民。異教徒との結婚は認められていない。
ナディアはそんな村の家族の11人目の母の最期になる子供として誕生した。
山羊を飼い、畑を耕す、そんな日常がそこにあった。

宗教的にはレタスを食べない等の特定の食物を取らないことや、太陽に向かって祈ることで偶像崇拝者といわれ、輪廻転生を信じる。それゆえムスリムから差別されていたという。
またカーストが存在するそうだ。
しかしヤズイディ教は他を征服したり改宗させたりすることは無い。
最初の学校が村に出来たのがフセイン政権下の1970年代という。しかし学校ではアラビア語で授業が行われ、ヤズイディ教徒が話すクルド語は許されなかった。

アメリカの侵攻後、若干ではるがヤズイディ教徒の生活は良くなったようである。そしてコーチャ村にも米兵が訪問して色々なモノをくれたと。

そして2014年ISISがコーチャの村近くまで侵攻。

そこから耐えがたい虐殺、奴隷化が進んでいったのである。読むに堪えがたい様な過酷な運命が女性たちの身に降りかかった。そして男たちの多くは殺された。

やがて逃げ出す事に成功し、すべての事実を世界に向けて発信する様になったのだ。




トッピング 川上健一 集英社 2018

図書館本

川上さんは岡山に行ってしまったの?(山梨から)

「雨鱒の川」から「翼をいつまでも」、までの10年間を山梨の田舎で生活していて
その間のエッセイが「ビトウィン」2005年ですよね。

本書ですが、
一言で書けば
夫婦愛

もう少し丁寧に書けば
色んな愛、家族愛、隣人愛、地元愛、郷土愛
生きる辛さを上回る愛の物語。

新聞の連載小説として書かれたものに加筆修正との事。
岡山弁をしゃべる友人が大学時代いたので結構意味が良くわかったかな。


みな、やっとの思いで坂をのぼる 永野三智 ころから 2018

作者の永野さんとは2度ほど清里哲学塾でお会いした。
そして少しだけお話は聞いた事があります。
本書で彼女の心の叫びや苦悩、そして憤りが読み手の胸に突き刺さります。


読むのが辛い、しかし多くの方に手に取って読んで欲しい。

水俣病事件という犯罪
加害者企業の中にも病に苦しむ人がいる
被害者の中でも差別偏見、憎しみ合う状況がある
被害を隠すために動いた行政、学者、住民がいた
1932年から1968年まで水銀を海に流し続けたチッソ

そして、今もなお、完治することのない肉体的、精神的苦痛に耐えている患者さんがいる

二度とこの様な事件を起こしてはいけない
全ての人がそう思ってはいるのであろう
でも時間は人の記憶を少しづつ消去していく

消去の速度を少しでも遅らせていく
そして後世にしっかりと歴史の中の事実を伝えなければいけない

私も加害者であり被害者であるという態度が必要なのだろうと思う

多くの公害病患者さんや薬害患者さんが今も苦しんでいるという現実を決して忘れてはいけない

豊穣の海が侵され続け、海の生物が死に、猫や犬が狂い死んだ
そして魚介類を摂取した人を侵し、流産をおこし、胎児性水俣病をおこした

平成30年2月10日 石牟礼道子さん逝去
石牟礼さんや原田医師の話も書かれている
未だに認定されない多くの被害者が日々苦しんでいるこが綴られている

水俣病センター相思社の事が最後に説明されている
いつか必ず訪問したいと思います。

相思社
http://www.soshisha.org/jp/
https://www.facebook.com/ShuiYuBingsentaXiangSiShe/
永野三智さんFB
https://www.facebook.com/michi.nagano.9





光の人 今井彰 文藝春秋 2018

図書館本

間違いなく2019年 自分の読書ベスト5に入ります。今井さんの薬害エイズに関する書籍「赤い追跡者」、NHKの問題を捉えた小説「ガラスの巨塔 」は読んでいましたが、本書は実在の人物をモデルにした小説です。今井さんとの出会いから出版まで7年近く経っているようです。

 戦争の理不尽さ、孤児という差別偏見の戦後を主人公と孤児達を通して人間愛とは何かを綴っています。

東京大空襲を行ったカーチス・ルメイが勲一等旭日大綬章を授賞したことを何気なく(意図的ですね)綴っている。

綾子が吐露する「貧乏なら思いっきり虐められ、成功すれば餌にされる。この国にはいつも人にやさしくない」

そして最終章、主人公の弟に対する想い。


通勤電車等では読まない方が良いです。号泣です。

光の人
今井 彰
文藝春秋
2018-09-28

「農業を株式化する」という無理 内田樹 他 家の光協会 2018

図書館本

内田樹、藤山浩、宇根豊、平川克実 内田x養老対談
月刊誌「地上」のインタビュー記事の加筆修正、対談は本誌初

グローバリズムとナショナリズム、そんな2項対立でないグラディエーションの中で
農業(業とすることが正しいか否かには本書では触れていない)の役割と
これからのあり方を4人の方が論じています。

備忘録メモ
内田
国の失敗(安倍氏の政策)には終わりがない(企業と違う)
強い農業という考え方は正しいか?
農業の成立には「不払い労働」が存在する(内山節さんの仕事と稼ぎ的ですね)
経済成長は永遠に続くという前提 定常経済の局面にあるのに みんなが食える制度
営利で農業を語る事は適切でない
現金収入がないと困ること 医療と教育
人間が集団生活するための4つの柱 宗教、医療、教育、司法
アメリカでも始っているベーシックインカム(BI)議論
藤山
地元のモノが殆ど置かれていなスーパー 循環しないお金
稼いだお金が外に出ていく
定住化でやるべきこと 追い出す教育を止めること
宇根
百姓 農本主義
ドイツ 今ある景観を守るためにそこで育ったリンゴジュースを飲む消費者
生き物指標と環境支払い 生き物の多様性が環境の評価に 田んぼの生き物調査
天地有情の世界を示していく百姓
平川
共感のグローバリズムへのシフト
定常化経済へのマインドセット 成長する必要がない社会
ライン(ドイツの)型資本主義 家内制手工業
アラブの春 民主化というのは英米化、社会の無縁化、消費化であった
自然からの贈与としての農業 人体すらも贈与
ベーシックインカムへの道
内田x養老
生産性という農業のキーワードはとんでもない
農業問題は本質的には環境問題 農薬問題


「農業を株式会社化する」という無理 これからの農業論
内田 樹・藤山 浩・宇根 豊・平川 克美
家の光協会
2018-07-01


まぼろしの「日本的家族」早川タダノリ編 青弓社 2018

図書館本

早川タダノリさんの本は
「日本スゴイ」のディストピア: 戦時下自画自賛の系譜
原発ユートピア日本
憎悪の広告
などを読んできました。

いかに普通の市民がメディア等に騙されてしまうのかが良く分かります。
本書は、改憲案から見えてくる日本の家族という幻影や思い込みを識者の皆さんが
詳しく説明してくれています。
結局は男性優位で男尊女卑的な明治以降の家族制度を復活定着させたい様に思えますね。
改憲では24条を変えたいらしい。

備忘録メモ
サザエさん、3丁目の夕日的な3世帯同居が理想?
家族の崩壊はGHQのせい?
日本の伝統的家族って、いつの時代の?高度成長期?
シングルマザーに冷たい国 男性優位 
3世帯同居住宅への助成金の謎




目次はこんな感じ 出版社のHPより

はじめに 早川タダノリ

第1章 「日本的家族」のまぼろし 早川タダノリ
 1 日本国憲法が「一家の団欒」を破壊した? 
 2 「食卓崩壊」?
 3 「食卓」像の謎
 4 国策としての「食卓の団欒」
 5 「日本国憲法」以前の家族理念
 6 「家族が仲睦まじく暮らしてきた日本人」バージョン
 7 「家制度の復活ではない」という言い訳
 8 「わが国の伝統的な家族観が基本」とは?
 9 情緒的な「家族の絆」の実体はネオリベ……

第2章 右派の「二十四条」「家族」言説を読む 能川元一
 1 改憲論の現状と二十四条
 2 二十四条改憲派は何を主張しているのか
 3 右派にとって「家族」とは?
 4 「自然な」家族とは?

第3章 バックラッシュと官製婚活の連続性――「女性活躍」の背後で剥奪されるリプロダクティブ・ヘルス/ライツ 斉藤正美
 1 安倍政権の官製婚活の問題――「三十五歳以上の女はいらない」
 2 中高生向け冊子に見るジェンダー・家族像の変容
 3 バックラッシュが与えた影響

第4章 税制と教育をつなぐもの 堀内京子
 1 税制で誘導される家族のかたち
 2 親学は「国家親道」を目指すのか

第5章 家庭教育への国家介入の近代史をたどる 奥村典子
 1 一九三〇以前の「家」の観念と家族の特質
 2 一九三〇年代の家庭教育振興政策の動向
 3 総力戦体制下での家庭教育振興政策の動向
 4 近年の家庭教育をめぐる施策の動向

第6章 在日コリアンと日本人の見えにくい「国際」結婚の半世紀 りむ よんみ
 1 近現代の日本社会における結婚規範の変遷――「身分違いの恋」の悲劇の超克?
 2 言説にみるインターマリッジをめぐる社会規範の変容
 3 インターマリッジからみえる日本の結婚観――むすびにかえて

第7章 憲法二十四条改悪と「家族」のゆくえ 角田由紀子
 1 二十四条がもつ意味
 2 自民党憲法改正草案での二十四条の問題
 3 夫婦別姓に関する最高裁大法廷判決の憲法二十四条論
 4 二十四条改正の目的はどこにあるのか
著者プロフィル

早川 タダノリ(ハヤカワ タダノリ)
1974年生まれ。フィルム製版工などを経て、現在は編集者として勤務。著書に『「日本スゴイ」のディストピア』『「愛国」の技法』(ともに青弓社)、『神国日本のトンデモ決戦生活』(筑摩書房)、『原発ユートピア日本』(合同出版)など。



原発ユートピア日本
早川 タダノリ
合同出版
2014-01-25

憎悪の広告
能川 元一
合同出版
2015-09-14

終わりなき侵略者との闘い 五箇公一 小学館 2017

図書館本 非常に良書

外来生物を科学で分析し対策を遂行する。
環境行政にもしっかりモノを申す科学者な五箇さんでもあります。
テレビの深夜番組で存分にキャラを発揮してもおりますが(笑)

身の回りに既に侵略している外来生物、もちろん日本から海外に侵略している生物もいる事は
認識しておくべきですが。

人の生活や産業を脅かす生物、在来種を脅かす生物。
人為的に輸入、移入した生物や植物。
人や物資の往来で日本国内に入ってきてしまった生物や植物。
知らず知らずの間に多様性が失われてしまうという事実。
外来生物と共に入ってきた病原体。
有用昆虫として輸入したハチがもたらすものは。
クワガタ輸入は誰のため?




ブランド人になれ 田端信太郎 幻冬舎 2018

図書館本 まあお金にすごく興味がある人は読んでみたら?と言う感じ

社畜になるなというのは分かるけどね。
起業を勧める訳ではないようです。
この人がいれば儲かるのかな?と感じます。

要するに若いうちはガムシャラに働いて、ある程度の技能(技術)をつけろと⁉
金のために働くなと言いながら、それを部下には伝授しているのかな?
ほぼ成功体験(ツイッター炎上、反省事件はあるけど)の羅列。

NTTデータ、リクルート、ライブドア、コンデナスト、LINE、現在はスタートツデイ(ZOZO)に
居るとの事。


小泉放談 小泉今日子 宝島社 2017

図書館本

やっぱりキョンキョンはスゴイよ。
歌って、芝居して、今はプロヂューサーもやってのける。
凄い読書家で的確な書評家でもある。

そんなキョンキョンが50歳を迎えるにあたり同世代(一部違うけど)の著名人女性との対談を
まとめたもの。雑誌GLOWへの連載。

樹木希林さんや浅田美代子さんとの対談は興味深いです。
最後を小池都知事で締めています。

そして最終章は書き下ろしエッセイ、泣けます。

なんたってアイドルは今も皆のアイドルです。

小泉放談 (宝島社文庫)
小泉 今日子
宝島社
2017-12-06

Black Box 伊藤詩織 文藝春秋 2017

図書館本(予約1年ほど待ってました)

伊藤さんだから書けたのだろうと思う内容。
泣き寝入りしている、あるいは自ら命を絶ってしまった女性もいるのではないだろうか?

彼女が文字に残す事で更なる犯罪が起こらない事を期待したい。

そしてあまりに女性の人権を無視した捜査やファイクニュースの数々。

法治国家と言うのであれば、粛々と捜査すれば良いのです。

山口某という御用記者の本も2冊読みましたが、まさに提灯記者の証明でしょう。

権力にヨイショ、すり寄り。スパコン逮捕の方とも仲良しだったんですよね。

詩織さんのこれからのご活躍を心より祈っています。

そうそう、西アフリカにも取材で最近いらしていたと知人より聞きました。
素晴らしいジャーナリストになってください。



Black Box
伊藤 詩織
文藝春秋
2017-10-18


日航123便墜落 遺物は真相を語る 青山透子 河出書房新社 2018

図書館本

前作に続いて衝撃的というか執念の調査報告。
決して陰謀論や妄想の結果とは思わない。
不可思議な事があまりに多すぎる。
筆者はそれを一つ一つ丁寧にかつ論理的、科学的に詰めていく。
おそらく、更なる証拠もお持ちなのだろう。

ご遺族の方に早く真実を伝えてあげたいという強いマインドを感じます。

備忘録メモ
ファントム2機の日航機追尾
日航機機体腹部付近の赤い物体
運輸省 1トンもの書類廃棄
生のボイスレコーダーの非公開
検死医師の証言 2度焼きした形跡
ケロシン(航空機燃料)で焼けた遺体写真(学術書や論文)との違い
遺体の無い場所は燃えていない
山頂付近にて旋回し、物の上げ下げしていたヘリコプター 
スチュワーデスの制服焼けていない
機長の制服ない
機長 自衛隊出身パイロット
日航機尻もち事故担当検査官の自殺
後部圧力隔壁を自衛隊隊員がエンジンカッターで5分割(生存者もいない現場)
国産ミサイル開発研究で洋上訓練
ジェット燃料に含まれない物質の検出 火炎放射器の成分?
海底に沈んでいる(発見済み)機体の一部の未調査

日航123便墜落 遺物は真相を語る
青山透子
河出書房新社
2018-07-21


戦争の大問題 丹羽宇一郎 東洋経済新報社 2017


図書館本(やっと順番が回ってきました)

今年読んだ書籍のベスト5に入るであろう良書

経済人は文化人であれと言ったのは城山三郎さんでしたっけ?
まさにそのカテゴリーの上位に位置する丹羽さん(1939-)だと感じました。
そして、本書が石橋湛山が居た東洋経済から出版されているのも良いですね。
本書出版の後に歴史的な南北朝鮮対話、トランプ大統領と金正恩氏との会談などがある。

いかに戦争が愚かである事を戦争体験者の回想やご自身の生き様の中から綴っています。
是非多くの方に読んでいただきたい書です。

備忘録メモ
「歴史」とは、勝者による、勝者のための、勝者の物語
中国が改めないなら、こちらも改めないというのは、あまりに幼稚な態度。
常に相手に非があるとするのは、紛れもなく精神的後退である。
ビジネスには正しいビジネスと間違ったビジネスがあるが、戦争に正しい戦争はない。
差別や蔑視が戦争に向かって背中を押す力、拡大させる要因になる。
膺懲(ようちょう)の文字が線損の新聞に踊る。実力行使で懲らしめるの意味。
交渉はAgree to differ からはじまる。
伊藤忠社長の時に4000億円の不良債権処理
保身、無責任:旧陸軍の満州での行動 負債の拡大
無責任文化、縦割り組織の弊害 権限・責任の不明確さ
1944年のマリアナ沖海戦での制海権、制空権の消失後から終戦までに200万人以上の戦没者
戦前の日本人の侮華(ぶか、チャンコロ)思想、土人思想 アメリカのベトナム戦争時のベトナム人は人間以下だという教育
味方同士(日本軍)での食料の奪い合い、殺し合い、人肉食
現地人虐殺、暴行、強姦 南京、フィリピン、平頂山事件 理不尽な殺人
悲劇の連鎖を止める 撫順戦犯管理所(日本人戦犯の待遇はよかった)周恩来、蒋介石ら
旧日本軍の毒ガス兵器 推定20−30万発 吉林省
同盟関係は無関係な戦争に巻き込まれる危険
スイス、スウェーデンのような安全保障政策
石橋湛山の小日本主義 満州放棄
「資本は牡丹餅で、土地は重箱、入れる牡丹餅がなくて、重箱だけ集むるのは愚であろう。牡丹餅さえ沢山出来れば、重箱は隣家から、喜んで貸してくれよう」湛山
国力にとって最も重要な影響力のあるファクターは領土や資源より労働力。
国力とは、その国の国民の質と量の掛け算である。土地は借りれば良いし、資源は買ってくれば良い。質の高い国民は、自国で育てるしかない。
いまさら止めるわけにはいかないという理由で「目的なき戦争」に突っ込んでいった旧陸軍のご都合主義。 戦意を高揚させていったメディアの責任も大きい。
中国の国防費はGDP比で見れば1.3%ほどで推移。日本と同程度(額が違う)
中国は過去の債権回収を始めた 阿片戦争、21か条の要求
日本人の中国嫌いは世界の少数派 日本人は世界一中国が嫌いで中国を脅威に感じているが、自国の安全保障や防衛にはまったく無関心(アメリカが付いているし?)
アメリカの本音 日本が中国との関係悪化させてアジアの火種になることでアメリカが巻き添えを食う
敵をつくらない政策を基軸として、その先の非常事態に備える手段が抑止力であり防衛力である。
防衛予算とは企業でいえばリスクマネジメントのためのコスト
安保条約がなければ日本は中国に侵略されるからというような、現実ばなれした浅はかな議論ばかりを続けているようでは日本の安全保障は心もとない。
1944年のマリアナ沖海戦の負けで日本は戦争を止めるべきだった。古賀誠氏
「決断するべき決断をせずに200万人の犠牲者を出した為政者と一緒に祀られることを英霊が喜ぶはずがありません」古賀氏
歴史修正主義:あの戦争は正しかった
虐殺とは殺した人の数ではなく、殺し方が非道であれば虐殺なのだ。三笠宮親王
日本に必要なのはポリティシャンではなくステーツマン(Statesman,賢人政治家)
エリート教育3つの心がけ 1.アリになること(コツコツ、地道に働く)、2.トンボの目を持つ、近現代史、戦争を知る事 3.自分の心に忠実に、人々、社会のために

丹羽宇一郎 戦争の大問題
丹羽 宇一郎
東洋経済新報社
2017-08-04

これがヘイト本なんだね 酷いもんだ

図書館に置いたある事自体もオカシイとは思うけどね。

一方的思い込み、母数が分からない伝聞、〜〜国、〜〜人という決めつけ。

大の大人があまりにバカ過ぎ。

まあ、一定数の読者や講演に足を運ぶ人がいるので成り立つビジネスだね。


斜め読みですが、時間を損しました。

ちなみに調べたら、ケント某なる人はこんな本ばかり(対談本という安易なモノ多い)
出しているのね(笑) 


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徳田虎雄病院王外伝 大平誠 PHP 2018

図書館本

青木理さんの、トラオ 徳田虎雄 不随の病院王 は読んでいて、現在難病(ALS)と闘っている徳田さんの生き様に興味を持っています。

すべての人が平等に医療を受ける権利があるという当たり前の事を当たり前にしつつあった徳田さん。
僻地医療、離島医療、そして地域医師会との闘い。
そんな万人への医療を日本だけでなく、広くアフリカまで広げようとしていた徳田さんでもある。

幼少期、青年期、そして国会議員へと突き進んだ時代考証。
歴史にIFはないけれど、もしALSにり患しなければ、違う日本の医療や世界の医療になっていたのかもしれない。

ご自身がお元気なころの中村祐輔さん(東大教授)との2002年の対談が最終章に置かれている。
まさに先見性が見て取れます。

ご快復をお祈りいたします。


霊長類図鑑 日本モンキーセンター編 2018

昔 サルのお仕事をしていた関係で購入

非常に良く出来ている一冊です。

すべての動物が平和に未来を迎えるためには、人間の活動が一番の問題なんです。

図鑑ですが、非常に詳しい分類や霊長類学的な情報が満載です。

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まんがアフリカ少年が日本で育った結果 星野ルネ 毎日新聞出版 2018

本年読んだ本(漫画)で間違いなくベスト5に入るかな。

心の国籍は自由だ! その通りですね。

外国人って何?
人種って何?
国境って何?
アイデンティティって何?
文化って何?

ちょうど今国会で入管法改正案が議論されていましたね。移民法案とも呼ばれています。

グローバリゼーションは人類の歴史が始まった時から進行しているわけで
一部の人種だけで世界を運営できるはずもない。
相互扶助は当然だし、富める者が富めない者を助けるのは当たり前。
特に経済では時差が存在する訳で、今の中国を見れば分かる通り今や世界第2の
大国になっている。同様にこれから多くの発展途上国と言われる国々がより豊かな
国へと経済的時差を縮めていくのだろう。
そんな世界の中で多国籍の方が日本に住み、また国際結婚等で日本や海外で生活をする。

著者はカメルーンで幼少期を過ごしたカメルーン人であり、お母さんがその後日本人研究者と
結婚して日本で生活をするようになった。
日本語(関西弁、標準語)バッチリ、フランス語(カメルーン公用語)および英語も話す。
日本の歴史や文化も理解している。
そんな著者が感じた事を漫画として出版したのが本書である。

日本という国が、やがてノーボーダーになった時にいかに他の地域と協調しながら存在するのか?
そんなことを本書から考えてみても楽しいかも。







凡人のための地域再生入門 木下斉 ダイヤモンド社 2018


補助金を中央から取ってくる公務員が偉くなるらしい。
そんな事が続く限り、絶対地方再生なんてありえない。
だって、誰もその補助金での事業に対して責任取らないからね。
コンサル、大学教授、地方公務員が食い散らかすだけ。
何か上手くいった補助金事業ありますか? 地方再生につながった?

さて本書

木下さんの書はみんな面白くそして示唆に富んでいる。
それは自らの経験が何層にも重なりあい、多くの方との交流を通してさらに重厚になっている様だからかな。
本書は単に地域再生とか町おこしの方法論や人間関係論ではなく、自らが企業したり自立した生業を始めようとする方にも最適ではないでしょうか?

本書は小説仕立てにはなっていますが、木下さんのこれまでの経験が多分に盛り込まれているのだと思います。特に若い方には読んで欲しいと思います。
そして補助金なんて考えないで(クラウドファンディングもほどほどに)自らがまずは出来る範囲で精いっぱいやる事が成功に繋がるのではないでしょうか?そしてそれが町おこしや地域再生に繋がる。

気の付いた点を幾つか備忘録として
新たな取り組みを潰そうとする地元の権力者
他人の成功を妬む住民(被害妄想的な人々)
補助金情報だけで生活する名ばかりコンサルタント
手柄を横取りしようとすり寄る役人 
資金調達で悩む前にやるべき事
行政と歩調を同じくするコンサル、シンクタンク、大学教授
3か月で資金繰りが出来なくなった南アルプス市の完熟農園(これ結局だれの責任なんだろう?)
今の組織を変えるより一から組織を立ち上げる
補助金の胴元、財務省主計局 補助金のコスパを投書するのも良いかもね。



地方創生大全
木下 斉
東洋経済新報社
2016-10-07



勝谷誠彦 R.I.P. 

同僚の灘出身者の良き友人だと知っていた。

韓国や中国に対する評論は受け入れがたいものだったが、脱原発に対しては共感したし
正しい認識かと思った。

心よりご冥福をお祈りします。



これが倒れる直前ですね。


ディアスポラ (文春文庫)
勝谷 誠彦
文藝春秋
2014-02-07



合成生物学の衝撃 須田桃子 文藝春秋 2018

合成生物学の衝撃 須田桃子 文藝春秋 2018

図書館本
毎日新聞科学部の須田さん(STAP細胞問題でもしっかりした報道と書籍を残されている)の米国留学時の研究者へのインタビューや学会・会議での取材を基に今アメリカで行われている合成生物学(Synthetic Biology)の最先端と未来予想。
サイエンスライターとしてしっかりした調査報道の形となっていて信頼出来ますね。

読んでいて明るい病気の無い未来と人が遺伝子を限りなく改変して作り出す人造人間や動物が闊歩する恐ろしい世界の両方を想像してしまいますね。
人が神を越える可能性。
そしてその技術に対して出資・投資する国防省や民間企業という構図。

備忘録メモ
遺伝子ドライブ、遺伝子編集 光と影(生物兵器) ロシアでの過去の生物兵器開発
用途の両義性(デュアルユース)、軍民両用性 ベトナムでの生物兵器、枯葉剤の例
インターネット、GPS 軍事利用から民生
超一流の科学者を飼いならす巨大予算
国防総省の研究機関 DARPA
パブリック・エンゲージメント(市民参加)
セーフ・ジーンプロジェクト 4年間 6500億ドル
消費可能な人間を軍部が作る可能性
火星移住のための遺伝子改変
ゲノム合成計画 日本企業も参加 電通:スマートセル・アンド・デザイン発足
一般市民の主要な関心
 What is the purpose? 何が目的
Why do you want to do it?  なぜやりたいのか
What are going to gain from it?  それによって何が得られる
What else is it going to do? これから何をしようとしている
How do you know you are right? 自らが正しいとどの様にして分かるのか

合成生物学の衝撃
須田 桃子
文藝春秋
2018-04-13

イーロン・マスクの世紀 兼松雄一郎 日本経済新聞出版社 2018



図書館本

日経新聞記者の兼松さん(1979- 2013-18シリコンバレー駐在)による400ページを超ええる大著。
イーロン・マスクに焦点を当ててはいるが、米国の中での、シリコンバレーでの現在過去未来が分かりやすく書かれている。そしてまさにイノベーションの現実を。
電気自動車(EV)、蓄電地、宇宙開発、AI, ロボット、生命工学、ベンチャー等々がどの様に絡み合いひたすら前身していることがわかる。
マスクのテスラ、スペースX, ハイパーループ、トンネル掘削会社なども分かりやすく書かれている。

備忘録メモ
水素社会など来ない。マスク
分散電源と蓄電池をつなぐことで新たな再生エネルギーへの投資を呼び込む
暴走する拡声器 AI,ボット自動リツイート 世論工作
トランプ(大統領)の科学の危険性と大衆
高額でムダな高速道路網への批判 ハイパーループ、地下トンネル
自動運転、ライドシェア ウーバー
NASAの低迷、中国の躍進 スペースXの台頭 ロシアの動き
宇宙ステーション内で3Dプリンターによる小型衛星製造
火星移住への取り組み 麻酔 食料 ストレス 昆虫食
生物工学 ゲノム編集 ロボット化

イーロン・マスクの世紀
兼松 雄一郎
日本経済新聞出版社
2018-06-15

Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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