おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

読書

知って役立つ民俗学 福田アジオ責任編集 ミネルバ書房 2015

図書館本

民俗学を楽しもう!
〜学って難しそうだけど、実はそんなにハードルは高くない。
誰でも簡単に楽しめて、奥が深く、面白い。
まさに「野」の学問ではなだろうか。
地道なフィールワークと記録、その積み重ねが大きな成果を産み、社会にも役に立つ。
自分たちの先祖、近隣諸国の同胞の生きて来た知恵を私たちはしっかりと知り、検証し
未来に繋げていく。
面白いと思ったら、さらに深く知るために多くの参考文献がリストされています。
ただ、残念なのは夏祭りとか盆踊りとかにおける男女関係、夜這い、また女性問題には触れていない様に思います。

メモ
ハレと祭り
土葬と火葬 山梨は非常に土葬が多かった 土葬が普通だった?
放送禁止用語 差別用語 ヨイトマケの唄
ハレ、ケ、ケガレ(穢れ)
行列(作らせる側の論理、作る側の感覚)
自然資源とコモンズ
災害伝承
丙午(ひのえうま)の間違い
縁側の役割(宮本常一さんは確か、日本建築が失ったものと指摘していました)
ウチとソト(内祝い、身内、仲間内)ウチの会社 家族性

知って役立つ民俗学 現代社会への40の扉
福田アジオ
ミネルヴァ書房
2015-03-30

官邸官僚 森功 文藝春秋 2019

図書館本

2018年月刊文藝春秋での連載を元に書き下ろしとの事。

読み終えて感じたのはどうして安倍晋三という人がここまで官僚を掌握できるのか?
内閣人事局で幹部官僚(680人)を自由に操れるとしても、どうしてここまでエリートたちが羊の様に従順になってしまうのか?
ある意味、安倍という人間は教祖なのだろうか?とさえ思えてくる。
さらに、官僚だけでなく同じ自民党の有力議員までもが追従してしまう。
統計偽装、公文書改竄、廃棄、森友・加計問題。そして桜を見る会、IRカジノ問題と常に疑惑が付きまとう。

備忘録メモ
総理の分身 今井秘書官(経産省、原発再稼働、橋本氏や嘉田氏を説得)
 江田憲司氏(橋本内閣時に今井と同じ政策秘書官)の経産省3年後輩
 原発の海外輸出 東芝のアメリカでの原発企業買収(ウエスチングハウス)
 佐川氏と同期
 森友問題での昭恵夫人付の谷氏の上司であった
 外務省を半ば無視して外交(ロシア、北朝鮮)その他
和泉首相補佐官 (栄光学園―東大工学部―建設省 最近iPS絡みで不倫騒動)
 業界の意を汲んだ部下の更迭 構造計算書偽装事件後の保険制度
 和泉なくば今の菅なし(菅氏が横浜市議時代からの繋がり)
 沖縄基地問題 影の司令塔(菅氏の元)
警察官僚 杉田氏 左遷 返り咲き JR東海(葛西氏との関係)そして官房副長官
北村氏 内閣情報官 刑事部長に逮捕中止指示?(詩織さん事件)

財務官僚 福田次官 セクハラ
文科省 佐野太 18年7月4日逮捕(受託収賄、子弟裏口入学) 次官候補 山梨県知事選候補とも
コンセッション方式 竹中―福田ライン 空港 上下水道



消えた山人ー昭和の伝統マタギ 千葉克介 農文協 2019

名著となるでしょう。

千葉さんの師匠である太田雄治さん(消えゆく山人の記録 マタギ 1979)をしっかり
継承して民俗学論文としても良いであろう資料・記録および画像。
多数の興味ある画像と聞き取り、フィールドワークの集大成であろう。
非文字での口承伝統をしっかりと文字にし歴史として残していく。
忘れられた日本人となるであろうマタギという生き方
それはまさに森の自然と対峙しながら生かされていた人々の生きる哲学でもある。
そこにまさに循環型の持続可能な生活の知恵が多くある。
我々はそれらを確実に忘却しつつある。


消えた山人 昭和の伝統マタギ
千葉克介 著
農山漁村文化協会
2019-08-07

偽装、捏造、安倍晋三 佐高信 作品社 2019

図書館本

何時もながら佐高さんの読書量とその豊富な情報量には驚く。
また悪事に対する切り刻み方もいつもながら凄い。

本書では昨今の国政での不祥事やまさにタイトルにある偽装、捏造、公文書破棄などの問題に
斬り込んでいます。

備忘録メモ
数字偽装から戦争は始まる
弾圧された科学者 松前重義(広島の新型爆弾を原発と指摘)(東海大の再建者)
文化人の買収価格 原発広告 広告代理店より500万の提示 スポーツライターの玉木氏辞退
 原発文化人の存在
電通のマスコミ支配
浜尾朱美さん(筑紫哲也氏とNEW23でキャスター)2018年死亡 享年57歳
政治家の色恋 大映社長の永田雅一 が河野派5奉行に愛人を用意?
作家の小田実と女優のKKの関係
日産と労組(塩路一郎)からゴーンの時代へ

偽装、捏造、安倍晋三
佐高 信
作品社
2019-06-10

未来の地図帳 河合雅司 講談社現代新書 2019

図書館 2019年最後にこの本なのが未来予測かな

河合さん(1963-)には「未来の年表」2017というベストセラーが有るとの事だが未読です。

日本における人口減少問題を綴っている。
基本的には人口統計等をもとに非常に細かく地方自治体を解析している。

限りなく失望せざるを得ない現在の国や地方の政策(一部上手くいっている自治体もあるが)。

外国人労働者により成り立つ経済(外国人子女の義務教育問題もあるが)

本書でも明らかなのは、未来予測としての人口分布の大きな格差

経済発展が予測できない未来と併せて、超少子超高齢化。
シルバー民主主義すら成り立たない未来であろう。

若い人々が希望を持てる日本になりうるのか?

是非とも、地方自治体の職員はもちろん、多くの若者にも読んで欲しいですね。



私のいらない 財津和夫 廣済堂新書 2013

図書館本


語りおろし作品 構成:梶山寿子

財津さんの自叙伝的音楽論考でしょうか。

熱烈なファンとは言えませんが、いつもカラオケで歌ったり、自分の青春の中に必ず
何曲かはこびりついている曲

1971年チューリップ結成
1972年魔法の黄色い靴でデビュー 2012年がデビュー40周年 2022年は50周年になる。
3曲目の心の旅でヒット(ただしボーカルは姫野さん)これはヒット曲を狙って作ったとのこと
さもないと地元に帰る事になる。
確かに本来の財津さんの歌詞とは異なっているかなと今は理解できますね。

最近になってやっとコンサートに行ける様になりましたが、当時の若さも、現在の円熟さも
良いですね。

若いアーティストに対するお小言も沢山書かれていますが、大きな期待を彼らにしているのでしょう。


刑事弁護人 亀石倫子 新田匡央 講談社現代新書 2019

図書館本 これはお勧め

読みだしたら止まらない。
犯罪はもちろん良くないし、それを抑止あるいは取り締まる警察、そして法で裁く司法が正しく
機能すれば多くの場合は問題無い。

ただ、権力は暴走する。

最後の砦が最高裁(最近はその人事も忖度かと言われてはいるが、アメリカも同様)である。

地道な努力が最高裁の大法廷でのたった5分での判決の言い渡し。
しかしその5分が世の中を変える。2017年3月15日午後3時

決してエリートと呼ばれる様な弁護士ばかりの弁護士団ではなかった。
上告は棄却 しかしその後の裁判所の見解はまさに弁護団の主張を100%認めるものだった。

憲法は権力の暴走を防ぐためにあるのである。

GPS捜査の違法性をまさにこの時指摘されたのである。

この事件関連の亀石さんらの会見はyoutubeにもあります。


刑事弁護人 (講談社現代新書)
亀石 倫子
講談社
2019-06-19







木村草太の憲法の新手2 沖縄タイム社 2019

図書館本

非常に分かり易く日本の問題点(沖縄基地問題、教育、政治等)を憲法を切り口に説明してくれます。
本来権力を監視し、独裁を防ぐはずの憲法がその解釈で捻じ曲げられていると感じます。
憲法より上位の日米地位協定や国会より力がある日米合同委員会などなど。

本書ではVol.1に続いて沖縄タイムスに掲載された木村さんの記事をまとめている。

備忘録メモ

最高裁国民審査 沖縄では菅野裁判官が最悪の17% 辺野古訴訟に関与
デマの検証(沖縄の幼稚園への米軍機からの落下物に関する)に安易な両論併記は危険。しっかりと
デマを丁寧に検証すること


反メディア論 森達也 青木理 現代書館 2016

図書館本

大手メディア(新聞、TV)の幹部が首相と飯を食べるという国家である。
そして首相の評伝を書く様なメディア人はレイプをしても逮捕を免れるという案件が
世界からも注目を浴びている。

ジャーナリズムとデモクラシー
オウム事件とメディア 公安警察
メディアと検察 証拠改竄 冤罪
タブー、自主規制


目次
1 民主主義と死刑制度(自分の子どもが殺されても死刑を求めないのか
 何が死刑をタブーにしているのか ほか)
2 オウム事件と公安(震災とオウム真理教事件、激動の一九九五年
 オウム真理教事件と公安警察 ほか)
3 日本の刑事司法(オウムで生き延びた公安調査庁
 刑事司法に隠された麻原彰晃 ほか)
4 朝鮮半島、沖縄、日本の敗戦後(北朝鮮を取材することの難しさ
 拉致問題は日朝関係を変えたか ほか)
5 メディアの闇(タブーを生む“標識”
 真実をねじ曲げるタブー ほか)


「明治礼賛」の正体 斎藤貴男 岩波ブックレット 2018

図書館本 再読

斎藤さんの本は間違いない。
まさに調査報道と史実をしっかり情報を綴っている。

誰が、誰のために明治を礼賛し、利用しているのだろうか?

明治150年としての平成30年
安倍晋三氏の「明治に学べ」「明治に倣おう」「強い日本」
NHKドラマと明治礼賛 「あさが北」富国強兵 殖産興業 「坂の上の雲」
明治日本の産業革命遺産 安倍氏と幼馴染の加藤康子氏(内閣参与に)
有色人種が白人に初めて勝利した日露戦争?名誉白人?

虚構の明治礼賛 自画自賛の明治がもたらす周辺諸国への影響

新しい小日本主義で支配・被支配の構造からの脱皮(斎藤)



再掲 暗闘 山口敬之 幻冬舎 2017年1月 「総理」も

おやじのぼやき : 2017年09月23日 - livedoor Blog(ブログ)


民事裁判での勝利を記憶するために。

再掲

暗闘 山口敬之 幻冬舎 2017年1月
図書館本 結構待たされました。

山口氏の「総理」を読んでいたので、一応読んでみた。
相変わらずの安倍氏ヨイショ本。
トランプ氏が大統領選を制し、大統領就任前に安倍氏が誰よりも早く面談した裏話(大した話じゃない)等々。そして外務省の暗闘だそうだ。
どれだけヨイショすれば良いのだろうか。
基地問題も拉致問題も原発問題も何一つ解決していませんよね?
ジャーナリストの役割をご存知でしょうか?

それよりもTBSを更迭されお辞めになった理由を独白した方が良いと思うのですよ。

2015年4月3−4日  しおりさん事件
2015年4月23日   山口氏ワシントン支局長解任
2015年6月8日    成田空港での逮捕状執行されず
2015年8月26日   山口氏書類送検
2016年5月30日   山口氏TBSテレビ退社
2016年7月22日   嫌疑不十分のため不起訴処分

2017年05月29日   しおりさん記者会見 検察審査会に審査申し立て
2017年9月22日   東京第6検察審査会が「不起訴相当」と議決

追記 9月23日
安倍御用記者・山口敬之レイプ疑惑がまさかの不起訴相当に! 官邸による逮捕もみ消しをうやむやで済ませるのか


ちなみに「総理」での読書メモ いいね148人からいただいておりました(笑)

図書館本 レビュー削除のため再掲

山口氏(1966- 2016年TBS退社)の安倍氏とその周辺とのお付き合いの歴史。
TBS退社の理由はwikiやネットに詳しい。

読み始めて、最初は面白いのだけれど、読むにつれて、安倍氏をひたすらヨイショしている感じ。
そして、自分がいかに政権の決定事項にも関与したかと。
昔むかしのナベツネさんの頃と同じジャーナリズムと政治家の密着度が良くわかります。

安倍氏、麻生氏、菅氏そしてJR東海の葛西氏などの名前が出てきます。

この程度の人間関係で日本の方向性の一定部分が決まるとしたら、本当にお粗末な政治であり
政策や外交が霞が関の人事と政治家の好き好きな人間関係で作られていくのであれば情けないですね。

安倍氏が従来の首相とは異なる「従順ならざる総理大臣」だとアメリカが認識しているという認識の
ようですが、でしたら、なぜ日米地位協定やら日米合同会議に関しての議論は書かれていないのでしょうか?

もちろん日本会議の事なども書かれていません。

2019年12月19日外国特派員協会での会見
伊藤詩織さん


同日詩織さんの前に同じ会場での山口の会見 比べてみると良く分かる。









総理 (幻冬舎文庫)
山口 敬之
幻冬舎
2017-04-11

暗闘
山口 敬之
幻冬舎
2017-01-27

Black Box
伊藤 詩織
文藝春秋
2017-10-18


学校に入り込むニセ科学 左巻健男 平凡社新書 2019


ニセ科学批判の第一人者の左巻さん。
これまでも雑誌RiKaTan編集長としてニセ科学の特集号を数多く出版している。

本書は日本における昭和以降だろうか、教育界におけるニセ科学蔓延の歴史を検証し
教師までも信じてしまうニセ科学の問題点を綴っている。

科学は万能でない事が、実はそこに科学と見せかけて、真面目な人々を騙し、洗脳してしまうのが
ニセ科学・ニセ医学である。

水からの伝言(道徳等の時間に利用)
EM菌(学校のプールや海、河川、池等への投入 放射能除染)
ゲーム脳
親学
江戸しぐさ
水関連の怪しい機械(波動、活性化、抗酸化作用、クラスター等)
ワクチン有害論
民間療法(ガンが治る、〇〇の活性化等、芸能人等を使う)
奇跡のリンゴ

などなど
いかに身の回りににニセ科学、ニセ医学が蔓延しているかわかる。

左巻さんは、確証バイアス(自分に都合のよい事実だけしか見ない、集めない。自分の都合の悪い事実は無視したり、探す努力を怠る)に陥る現状を指摘している。

ネット検索で自分に都合の良い真偽不明なフェイクを信じてしまうのだろうか。
なんか、歴史修正主義のネトウヨに似ていると思ってしまった。

ニセ科学、ニセ医学を信じて、無駄なお金を使ったり、寿命を縮めない様にしたいものである。




一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学 角川書店 2018

図書館本

哲学とあったのでまったく投資や株には興味はないが読んでみた。

絶対儲からない投資であるkivaは未だに続けていますよ(笑)

さて本書
ある意味、お金儲けの天才なんでしょう。
ご自身で書いている通り、ゲーム上手でゲーム感覚。

でも、ただお金が自分の通帳に溜まっているだけ。

何も生み出さない。

誰かを幸せにしているのだろうか?

お金で出来る事は色々あるが、貯める事が目的なのかな?
ゲームに勝つことが彼には意味があるのでしょうね。

ゲイツ程の財力はないのだろうけど、ゲイツは自ら貧困で苦しむ人々に合いに行く。
そして自助努力による地域発展やファンドによる感染症対策などを行っている。

お金をどう生かすかが投資哲学じゃないのかな?

読んでためになる事は全くなかった。


サラリーマン金太郎

サラリーマン金太郎 第1巻 | 本宮 ひろ志 | マンガ | Kindleストア | Amazon




男一匹ガキ大将をガキの頃に読んで感動した。(貸本屋で借りて) 1968年連載開始

そして久しぶりに電子書籍で1-30を一気に読んだ。1994年連載開始
本宮さん(1947-)の先見の明が凄いと誰もが認めるだろう。
日本の将来を的確に予想している。

ゼネコンと行政、政治家、反社会勢力との繋がり。
そして日本本来の自然との共生を続けている人々の存在。
本宮漫画で生き方を教わった様に思う。
正義が勝たなければ日本も地球も滅びる。







女たちのテロル ブレイディみかこ 岩波書店 2019

図書館本

雑誌図書(岩波)に連載された同名のタイトルのもの。

金子文子の評伝と言っても良いかもしれない。
金子(1903年1月25日 - 1926年7月23日 23歳で獄中死)の生涯を他の2名の外国人女性の
生き様と並行して綴られている。

映画も作られているらしいので見てみたい。

女性として、人間として非常に魅力的であり知的であり、反権力である。

女たちのテロル
ブレイディ みかこ
岩波書店
2019-05-31




金子文子と朴烈 [DVD]
イ・ジェフン
マクザム
2019-09-27

余白の春: 金子文子 (岩波現代文庫)
瀬戸内 寂聴
岩波書店
2019-02-16

公文書管理と民主主義 瀬畑源 岩波ブックレット 2019

図書館本 良書

直ぐに読み切れます。
義務教育で教えるべき内容です。

いかに私たちが公文書に関することを知らないか痛感します。

昨今の公文書改竄、破棄、捏造等々。
著者は本来は天皇制に関する研究者でしたが、宮内庁での資料調査等で公文書を調べる過程で
公文書との付き合いが始まったとの事です。

キーワードとしては、
情報公開制度
情報公開法
公文書管理法

特に政策決定での議事録等の重要性を指摘していますが、現実は結果のみが残されていると
指摘。
また都合の悪い資料は無い事に出来る等、多々問題が存在することが分かります。
またのノンキャリが実は情報を占有していてキャリアはそれを元に仕事をしているだけとの事。

敗戦前に多量の戦争資料を焼却指示した軍部や政府を持つ日本です。
民主主義の根幹である公文書をいかに正確に記録保存するのかが問われています。

職務上作成した文書はすべて行政文書にしなければいけない。
決済文書だけ30年保管で、決定過程の文書は1年未満廃棄という問題。
市民社会からの圧力が重要である(アメリカの例)


ご冥福をお祈りいたします。木内みどりさん

木内さん

3.11に生き方、考え方が変わったという。

私もまったく同じです。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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木内さんの自費出版
私にも絵が描けた! コーチはTwitter
木内みどり
小さなラジオ局 出版部
2018-09-25

「空気」を読んでも従わない 鴻上尚史 岩波ジュニア新書 2019

図書館本

鴻上さん(1958-)の本は初めてです。

いじめ問題、自殺、子供の貧困、格差、スクールカーストなど学校を取り巻く環境が劣化していると
感じる今日この頃です。

いかに良く生きるかという課題は子供にも大人にもつねに問われている。
本書は青少年向けに書かれているのだろうけど、もちろん成人した社会人などにも
十分に心の栄養になるだろうと感じます。

著者は日本的(だけだとは思いませんが)な事として
「世間」と「社会」の違いを説明します。この違いの理解が生きる上で
自分の行動を客観的に見る指標になりそうです。

そしてその世間にはいくつかのルールがあります。
例えば、年上がエライ、同じ時間を生きる事が大切、仲間外れを作る等々です。
それは「空気」「ムード」「ノリ」「雰囲気」と非常にリンクしていると指摘します。
さらに同調圧力という変な平等意識。


まあ、狩猟社会と農耕社会との違いで世間と社会を比べるのはちょっと違う気はしましたが、
日本のおかしな面は的確に指摘しています。

要するに、適度に「世間」を理解して、社会との関係性を大切にする生き方が良いという
結論です。
学生時代にのけ者にされて辛い思いするよりは、薄く世間に溶け込んで、学校以外の場所に
居場所を求める。そんな生き方はどうでしょう?

そして、それは会社に属しても、年功序列が当たり前になっている様な場所は事前に今は
分かっているので、自分にあった職種や会社を選べば良い。

ニッポンスゴイという自慰的リア充大人(非常に狭い世間)に成るよりは、個人として
同調圧力に屈しない自由な生き方を著者は勧めていると思います。
別に日本だけが生きる場所ではないのだから。


世界でバカにされる日本人 谷本真由美 ワニブックス2018

図書館本

ニッポンスゴイがネットやテレビで溢れる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

井の中の蛙大海すら知らない人々が増えてしまったのでしょうか?


嫌中、嫌韓本が書店に並べられ、歴史修正主義的なフェイクが蔓延している国ニッポン。

敗戦直ぐの、国民が「騙されていた」と声をあげた時代と今が同じ様に感じるのは私だけ?

もちろん、日本の戦後復興での経済発展や教育レベル(識字率等)の高さは世界的にみれば
正しい評価でしょう。

しかし今、過労死がkaroushiという世界共通語になったり、子供の貧困率の高さが指摘されたり

果たして日本の世界の中の立ち位置や幸福度はどうなってしまったのだろう。


本書はそんな日本の変なところをズバズバと指摘しています。
もちろん、世界の色々な国々が隣国の悪口を言ったり茶化していることも書かれています。
本書では書かれていませんが、「パーフェクトヨーロピアン」という有名な笑い話的な
テキストがある意味健全な国家の友好関係を熟成してきたのでしょう。

ニッパン凄いは、実は国が凄いのでなく、「人」個人なんですよね。
芸術にしても、技術にしても、漫画や音楽にしても。
その事を認識するだけでも、世界の見方が変わります。


そもそも、「〜国」はとか「〜人」はという話が出た瞬間、それは話し手の思い込みや
偏見がすでに混入しているという事です。

一点だけ著者の指摘に反論しておきます。
著者は最後に、いくら中国が頑張っても中華料理がフランス料理の様に世界各国の公式晩さん会で
採用される事はない、イギリスの様に中国が多くのロックバンドを生み出す事も出来ないでしょうと
書かれています。
果たしてそうでしょうか?
国では無く人ではないですか?ご自身が書かれた様に。


情報隠蔽国家 青木理 河出書房新社 2018

図書館本 再読

青木さん(1966-)の取材報道姿勢には共感を覚え、なるべく出版された書は読む様にしています。
権力や金に忖度するエセジャーナリストが多い今日この頃、権力の監視システムとしてのジャーナリズムを体現している方だと思っています。

本書はサンデー毎日の連載や掲載された記事を加筆修正している。

いかに国家や権力が公文書を改竄、捏造、違法廃棄しているかが事実に基づき綴られている。
また警察の犯罪とメディアの戦い(北海道新聞)も興味深い。

メディア人として多くの方が今も尊敬している信濃毎日の主筆をした桐生 悠々のジャーナリストの
生き様を青木さんもなぞっていることが分かる。
加計問題でも最初に前川元次官をTBSラジオでインタビューしたのも青木さんである。
時の権力が都合が悪いと考えれば、官僚トップまで陥れようとする事がわかる(残念ながら
前川氏になんら落ち度が無かったので読売の報道の異常さがより鮮明となった)
2017年11月6日沖縄タイムスの百田尚樹氏の記者(阿部氏)への差別侮辱に関する記事を引用して
差別と卑怯という文脈で正義の記事を書かれている。
下記に引用しておきます。
[大弦小弦]作家の百田尚樹氏から「悪魔に魂を売った記者」という異名をいただいた・・・
作家の百田尚樹氏から「悪魔に魂を売った記者」という異名をいただいた。出世のために初心を捨て、偏った記事を書いているからだという。数百人の聴衆がどっと沸き、私も笑ってしまった

▼先月末に名護市で開かれた講演会。事前に申し込んで取材に行くと、最前列中央の席に案内された。壇上でマイクを握った百田氏は、最初から最後まで私を名指しして嘲笑を向けてきた
▼特異な状況だからこそ、普通に取材する。そう決めたが、一度メモを取る手が止まった。「中国が琉球を乗っ取ったら、阿部さんの娘さんは中国人の慰み者になります」
▼逆らう連中は痛い目に遭えばいい。ただし自分は高みの見物、手を汚すのは他者、という態度。あえて尊厳を傷つける言葉を探す人間性。そして沖縄を簡単に切り捨てる思考
▼百田氏は2015年に問題になった自民党本部の講演でも「沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と話している。県民は実際に沖縄戦で本土を守る時間稼ぎの道具として使われ、4人に1人が犠牲になった。歴史に向き合えば本土の側から口にできる言葉ではない
▼差別と卑怯(ひきょう)は続く。百田氏はなおも「反対派の中核は中国の工作員」などとデマを並べ、沖縄への米軍基地集中を正当化する。「沖縄大好き」というリップサービスがむなしい。(阿部岳)
引用ここまで

敗戦記念日直前の8月14日に政府および軍部が関係書類を焼却するように指示した事実は
日本の公文書管理のまさに負の歴史であり、公文書管理法が出来たにもかかわらず現政権は
まさに敗戦時と同じ対応していることが日本の悲劇かと思う。

情報隠蔽国家
青木理
河出書房新社
2018-02-24

日航123便墜落の波紋 青山透子 河出書房新社 2019

図書館本

青山さんの本は非常に説得力がある。
論理と調査事実で積み上げられているからだろう。

誰も責任を取らない事故。まさに東電の原発震災と同じ構図でないだろうか。

未だに海中から回収されない(場所も深度も分かっている)機体の一部。
多くの目撃証言が記載されていない公文書。

日本における公文書の改竄、廃棄の伝統(太平洋戦争末期の日本軍も)だろうか。

墜落当時の首相もまだご存命である。
おそらくは全てを知っているのでしょう。

本書では外国人遺族に焦点を当てて、あまりに理不尽な事故対応と未だ不明な事故原因を
外部から明らかにしようとする流れが出てきていることが微かな希望に見える。

1985年8月12日何が起こったのか。未だに隠されている事実がある事は明らかだろう。

森本卓郎さんは1985年9月22日のプラザ合意とこの事故の関係性を指摘している。


日航123便 墜落の波紋: そして法廷へ
青山透子
河出書房新社
2019-07-12


日航123便墜落 遺物は真相を語る
青山透子
河出書房新社
2018-07-21





木村草太の憲法の新手 沖縄タイム社 2017

図書館本

良書です。

木村さんが連載していた2015-2016の沖縄タイムズの同名企画のものを加筆修正とのこと。

憲法より上位に存在する日米地位協定という条約
国会より上位の日米合同委員会

不条理な世界に住まざるを得ない沖縄の人々
木村さんが憲法からどう考えるのが妥当か沖縄の基地問題や教育問題に分かり易く解説している。
非常に理路整然としていてまさに憲法が本来日本国民や世界平和のために存在することが分かる。

備忘録メモ
市民が憲法違反を放置すれば、権力の側は、憲法の違反しても大丈夫だと学習する。
立憲主義と法の支配の危機
国家の三大失敗 無謀な戦争、人権侵害、独裁

木村草太の憲法の新手
木村草太
沖縄タイムス社
2017-03-01


石つぶて 清武英利 講談社 2017

図書館本

すでにドラマ化もされているんですね。(見ていませんが)
現在(2019年)の司法の弱体と官邸主導の種々な不祥事(モリカケ等)を見ていると
かなり警察の力がそぎ落とされていると感じます。


さて本書
外務省での不祥事、機密費詐欺事件(本来は汚職)。
全て実名で当時を綴っている。(現役刑事1名を除く)
主人公は刑事達だ。巨大組織からの「餌付け」を拒んで生きる人達と筆者は書く。
不正に立ち向かう名も無き勇者(石礫、いしつぶて)。

官房報償費(機密費)という不明瞭な金を競馬馬、女性、その他(国会議員や大使館、その他)に
使ったノンキャリア職員。
おそらくキャリア職員も関わっていたが不問となっている。
この辺は佐藤優さんが、逮捕職員が墓場まで事実を持って行くことで外務省の崩壊を防いだのだろうと
著作の中で書かれていたと記憶する。
だから、次官経験者や大使経験者も逮捕者には頭が上がらないのだろう。

興味深いのは、キャリア官僚(次官や局長になった)が賭けマージャンに興じていた事。
逮捕者(松尾)はマージャンが強く、キャリア官僚らから勝った金を部下に集金させていて
その額が、給料の何倍にもなっていたと。
多くのキャリア官僚が参考人調書を取られている(現日銀総裁、財務官、首席内閣参事官ら多数)
要人外国訪問時の報奨金(機密費)の多岐にわたる支出(それが松尾の懐に入る、大使館に配る等)
松尾と外務省幹部との間の金の流れまで到達できなかった。





この方も主人公の刑事の一人として登場

テクノロジー見るだけノート 山形 浩生監修 宝島社 2019

図書館本


未来は明るいのか?それとも暗黒なのか?
技術の進歩を金儲けだけ、あるいは権力の道具として使うのか?
ヂュアルユースの問題もある。

使い方によっては地球が崩壊する可能性もある。
うまく使って人類の繁栄にも繋がる可能性もある。

そんな事を考えるのには良い本だと思う。

ただ、機器や技術のブラックボックス化は間違いなく進展していて
技術の暴走を個人では止められない現状になりつつあるのも真実。

不老不死すら可能になってしまうかも。。。。






追想・網野善彦さん 杉本仁さん  死後15年、アニメ「もののけ姫」にも影響

差別のない、面白い世界へ 追想・網野善彦さん  死後15年、アニメ「もののけ姫」にも影響(47NEWS) - Yahoo!ニュース


歴史に学ぶ。
そうではなくて
歴史を学ぶ事の大切さですね。

記事に出て来る杉本さんの様な方がいるからしっかりした歴史事実が残るのだろうと思う。

甲州選挙の著作もある。


以下記事

「学者が死後に振り返られないのは、当然といえば当然」。歴史学者網野善彦さんを取り上げた原稿を見た人がこういった。果たしてそれでいいのか、と思ったが、現実はその通りかもしれない、とも思った。独自の「網野史学」で1980年代に「中世史ブーム」を巻き起こし、90年代には宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」にも影響を与えた網野さんが亡くなって15年。網野さんの出身地の山梨には、少なくとも1人は、果たしてそれでいいのかと、現実を問い直す人がいる。

 その人は、50年近く山梨で民俗学を研究してきた杉本仁(すぎもと・じん)さん。元高校教師で、倫理を教えていた。「柳田国男と学校教育」「選挙の民俗誌」など著作もあり、都留文科大の非常勤講師も務めた。

 今年、山梨で網野さんの業績を振り返る動きは、杉本さんが郷土誌「甲斐」で連載している論文「宮本常一と谷川健一、そして網野善彦」以外、管見の限りない。山梨県や、出身地の笛吹市は追悼イベントをいずれも「予定していない」、網野さんが設立に大きく貢献した県立博物館も「私たちが率先して計画し、その業績を振り返る必要があるが、その予定はない。来年の開館15年で、なんらかのことができれば…」と言葉を濁す。
差別のない、面白い世界へ 追想・網野善彦さん  死後15年、アニメ「もののけ姫」にも影響


 杉本さんは連載第1回をこう書き出している。「山梨県の学問進展に力を傾けたのが網野善彦である。だが、死後、山梨県内で論じられることは、その営為に比して多くない」。中世史の門外漢である杉本さんがあえて網野論を書くことで、網野さんの謦咳(けいがい)に接し、薫陶を受けた人々を「挑発し、『甲斐』誌上をはじめ山梨県内でもっと網野論が活発化することを念じ、わずかばかりの民俗学の知識から網野善彦を照射」したい、と。近年の論壇で少なくなったように感じるこのような挑戦的な姿勢も、現実を問おうとするスタンスの表れだろう。

 網野さんは1928年に山梨県の錦生村(現在の笛吹市御坂町)生まれ。1歳で東京市麻布に転居し、1947年に東大に進んでいる。在学中にマルクス主義の書物や、丸山真男、石母田正ら、当時脚光を浴びていた学問を積極的に吸収した。

 卒業後は神奈川大学日本常民文化研究所に入ったが失業。不安定な生活を送った後、都立高教諭を経て、名古屋大助教、神奈川大の短期大学部教授などを務めた。自身のルーツである山梨に頻繁に足を運び、歴史研究はもとより、県史の編さん事業で中世部会長を務め、県立博物館の設立にも基本構想検討委員長として携わった。その思想は、おいで人類学者の中沢新一さんや、民俗学者の赤坂憲雄さんに受け継がれている。赤坂さんは、網野さんの訃報に接した2004年、共同通信への寄稿で、網野さんの歴史家としての「原風景」が豊かな自然が残っていた山梨であると指摘し、網野史学の根源だったと紹介している。

網野さんの名前を世に知らしめたのが、1978年の代表作「無縁・公界・楽」だろう。歴史の表舞台に登場しない人々や、その場にあった、括弧付きの「自由」と「平和」。「差別」の中に封じ込められなかった、人々の生命力を鮮やかに描き出した作品で、学術書としては異例の大ヒットを記録している。詳しくは、岩崎稔さん、上野千鶴子さん、成田龍一さんが「戦後思想の名著50」に選んだ本書に譲るが、これにより網野さんは時代の寵児(ちょうじ)となる。

 その後も、日本の単一民族史観を否定し、「民衆」に根ざした歴史学を目指して筆を執った。その史学に対しては、否定から肯定まで幅広いけれども、それは網野さんが注目を集め、無視できない存在であったことの証左であろう。

 

 「もののけ姫」の大ヒットを受けて、宮崎駿さんと対談した際の様子が「『忘れられた日本人』を読む」に収録されている。網野さんが、北の果てに隠れて住む一族の長となるべき主人公アシタカの設定が「『日本国』を相対化」している点や、「タタラ場」が学問的に「まさしく『都市的な場』」となっていることなどを称賛すると、宮崎さんは「わからないところは僕の勝手な空想で埋めた」「あまりリアルにすると、貧乏になっちゃいますから」と応じている。






トッカイ 不良債権特別回収部 清武英利 講談社 2019

図書館本

新聞で良く見た、懐かしいお名前 中坊公平弁護士 整理回収機構 社長

バブルの崩壊に伴う不良債権の回収のドラマのノンフィクション仕立て。

何処までも金に執着し海外に金を移動し、ムショ暮らしもし、出所後も悠々自適に暮らす連中がいる。

なんとか不良債権を回収しようとする回収機構のスタッフ、そして今現在も組織はある。

債権の時効を停止させるための訴訟印紙代だけで2億円弱かかる事もあるという。

今も、海外や国内に隠されている金がある。

正直者が損をする時代でもある。

そしてバブルで踊った多くの犯罪者がいる。


amazon レビュー拒否本  故郷 増山たづ子 じゃこめてい出版 1983

おやじのぼやき : 故郷 増山たづ子 じゃこめてい出版 1983 - livedoor Blog(ブログ)


これもAmazonからレビュー拒否されている様ですね。

何処が問題?


図書館本
副題:私の徳山村写真日記

ピッカリコニカで記録した春夏秋冬。
凄い。鳥肌が立ち、涙が出ました。
普通のおばさんが村人や風景を撮っているだけなんです。でも、どうしてこんなに凄いんでしょうか。人の顔は生き生きとしています。肉体労働をして疲れていても、こんなに素晴らしい顔。肉体労働だからでしょうか?都会よりは大分遅れた過疎の地域でしょう。ダムに沈む村でしょう。でも、人間が生き生きとしています。

徳山村は戦時中、疎開の人々が来ても飢える事はなかったそうです。森や渓流が自然の恵みを人々に与えてくれたのです。

あとがきを画像としておいておきます。




故郷―私の徳山村写真日記
増山 たづ子
じゃこめてい出版
1983-01

国家を食べる 松本仁一 新潮新書 2019

図書館本

僕が初めてアフリカを訪問したのは1984年その後おそらく30回程度は伺っている。
確か1985年位にナイロビを訪問した際に松本さんの奥様や他のナイロビ在住の方に
お会いした。
当時松本さん(1942-)は特派員としてナイロビにご家族と駐在していたのだと思う。

本書はwebでも考える人に2018年5月から12月にかけて食べる葦というタイトルで連載されたもので、
新聞社の特派員時代や取材で訪れたその土地での食事などを書かれている。

個人的には最後の章 「最高のフーフー」ガーナが非常に興味深い。
訪問は1986年 FAOの「あごあしまくら」無しの招待でのガーナ取材 (ちなみに僕の最初のガーナは1984年)
当時の大統領ローリングス(現在72歳、2019)当時39歳 2度のクーデターを成功させている。
最初の大統領からの発言
「日本の子供はどうして自殺なんかするのかね?え?」
そしてガーナを憂いて、盛んに4文字英語を繰り返したと。

その夜FAOの職員に連れられて最高に旨いフーフーを食べたとの事。

こんな構成

1 世界一うまい羊肉――イラク
2 チグリス川の鯉――イラク
3 羊ひっくり返しご飯――パレスチナ
4 カラシニコフ氏の冷凍ピロシキ――ロシア
5 昼食はパパイヤだけです――ソマリア
6 エクソダスと血詰めソーセージ――南アフリカ・オーストラリア
7 ブドウの葉ご飯と王様――ヨルダン
8 モロヘイヤ・スープはウサギに限る―エジプト
9 スパゲッティマカロニ豆ライス!――エジプト
10 インジェラは辛くてつらい――エチオピア
11 砂漠の中のクスクス――西サハラ
12 ベラルーシのリンゴ――ゴメリ市
13 断崖絶壁バーミヤンのナン――アフガニスタン
14 何がなくても覚醒葉っぱ――イエメン
15 最高のフーフー――ガーナ

あとがき


国家を食べる (新潮新書)
松本 仁一
新潮社
2019-07-12

なぜ必敗の戦争を始めたのか 半藤一利編 文春新書 2014

図書館本

副題:陸軍エリート将校反省会議
初出は「偕行」昭和52年-53年の座談会

第3章までを流し読みしたメモ

陸軍と海軍の確執?
政治と軍隊の関係性、天皇の存在
外交と諜報活動
地図すらない状況
松岡洋右外相
3国同盟
資源無き国家の行く末
米英可分 山本五十六の奇策(真珠湾攻撃)

中国(蒋介石)
仏印(ベトナム、カンボジア、ラオス)
ドイツ
英国
オランダ
米国etc

1931 満州事変
1937 支那事変
1939 ノモンハン事件
1940 日独伊三国同盟
1941 ドイツソ連侵攻、南部仏印進駐 日ソ中立条約 
   東條英機内閣、 陸軍マレー半島上陸、海軍 真珠湾攻撃




目次
第1章 三国同盟―積極的ではなかった陸軍
第2章 北部仏印進駐―海軍とのかけひき
第3章 南部仏印進駐―アメリカの反応を見誤る
第4章 独ソ開戦―「北進」か「南進」か
第5章 御前会議―まだ開戦に慎重だった陸軍
第6章 東条内閣の成立―開戦への決意
第7章 対米開戦―いかにして戦争を終わらせようとしたのか


最後の秘境 東京藝大 二宮敦人 新潮文庫 2019


初出は平成28年(2016)

近くに藝大絵画科油画現役合格が居るので読んでみた。
また、なぜ現役もある程度いるのかというと、常に新しい血(変わった人)を入れないと
予備校等で技術だけが長けた人材が蓄積してしまうのだと知り合いの藝大油画を出て芸術家として
活躍されている方に聞いた事がある。
ちなみに、近くにいる油画現役合格者は卒業後、デザイン学校に入り中退、ブラブラしていたが
その後デザイン会社に入り、駅や街中の商業デザインを担当している。

本当は日本中にもっと東京藝大的な大学があれば良いと思う。
誰でもが、音楽や絵画に親しめる社会こそが成熟する社会だと思うのです。


さて、本書
音校と美校の違いはその通りなのだろ。対談風になっている本書でも非常に
その部分は分かり易い。
音校において先生は師匠なのだが、美校の方は、先生は学生に「どうぞご自由にしてください」と
いう感じで、先生そのものが芸術家であり教育者(指導者)とはちょっと違う。
入試も2次試験の実技ではいきなり画材を抱えて6階まで上がる、階段で。
真面目な油画、チャラい声楽、大人の幼稚園な油画
素敵な学生さんが沢山いる藝大という事が良く分かる書でありました。




Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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