おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

読書

まんがアフリカ少年が日本で育った結果 星野ルネ 毎日新聞出版 2018

本年読んだ本(漫画)で間違いなくベスト5に入るかな。

心の国籍は自由だ! その通りですね。

外国人って何?
人種って何?
国境って何?
アイデンティティって何?
文化って何?

ちょうど今国会で入管法改正案が議論されていましたね。移民法案とも呼ばれています。

グローバリゼーションは人類の歴史が始まった時から進行しているわけで
一部の人種だけで世界を運営できるはずもない。
相互扶助は当然だし、富める者が富めない者を助けるのは当たり前。
特に経済では時差が存在する訳で、今の中国を見れば分かる通り今や世界第2の
大国になっている。同様にこれから多くの発展途上国と言われる国々がより豊かな
国へと経済的時差を縮めていくのだろう。
そんな世界の中で多国籍の方が日本に住み、また国際結婚等で日本や海外で生活をする。

著者はカメルーンで幼少期を過ごしたカメルーン人であり、お母さんがその後日本人研究者と
結婚して日本で生活をするようになった。
日本語(関西弁、標準語)バッチリ、フランス語(カメルーン公用語)および英語も話す。
日本の歴史や文化も理解している。
そんな著者が感じた事を漫画として出版したのが本書である。

日本という国が、やがてノーボーダーになった時にいかに他の地域と協調しながら存在するのか?
そんなことを本書から考えてみても楽しいかも。







凡人のための地域再生入門 木下斉 ダイヤモンド社 2018


補助金を中央から取ってくる公務員が偉くなるらしい。
そんな事が続く限り、絶対地方再生なんてありえない。
だって、誰もその補助金での事業に対して責任取らないからね。
コンサル、大学教授、地方公務員が食い散らかすだけ。
何か上手くいった補助金事業ありますか? 地方再生につながった?

さて本書

木下さんの書はみんな面白くそして示唆に富んでいる。
それは自らの経験が何層にも重なりあい、多くの方との交流を通してさらに重厚になっている様だからかな。
本書は単に地域再生とか町おこしの方法論や人間関係論ではなく、自らが企業したり自立した生業を始めようとする方にも最適ではないでしょうか?

本書は小説仕立てにはなっていますが、木下さんのこれまでの経験が多分に盛り込まれているのだと思います。特に若い方には読んで欲しいと思います。
そして補助金なんて考えないで(クラウドファンディングもほどほどに)自らがまずは出来る範囲で精いっぱいやる事が成功に繋がるのではないでしょうか?そしてそれが町おこしや地域再生に繋がる。

気の付いた点を幾つか備忘録として
新たな取り組みを潰そうとする地元の権力者
他人の成功を妬む住民(被害妄想的な人々)
補助金情報だけで生活する名ばかりコンサルタント
手柄を横取りしようとすり寄る役人 
資金調達で悩む前にやるべき事
行政と歩調を同じくするコンサル、シンクタンク、大学教授
3か月で資金繰りが出来なくなった南アルプス市の完熟農園(これ結局だれの責任なんだろう?)
今の組織を変えるより一から組織を立ち上げる
補助金の胴元、財務省主計局 補助金のコスパを投書するのも良いかもね。



地方創生大全
木下 斉
東洋経済新報社
2016-10-07



勝谷誠彦 R.I.P. 

同僚の灘出身者の良き友人だと知っていた。

韓国や中国に対する評論は受け入れがたいものだったが、脱原発に対しては共感したし
正しい認識かと思った。

心よりご冥福をお祈りします。



これが倒れる直前ですね。


ディアスポラ (文春文庫)
勝谷 誠彦
文藝春秋
2014-02-07



合成生物学の衝撃 須田桃子 文藝春秋 2018

合成生物学の衝撃 須田桃子 文藝春秋 2018

図書館本
毎日新聞科学部の須田さん(STAP細胞問題でもしっかりした報道と書籍を残されている)の米国留学時の研究者へのインタビューや学会・会議での取材を基に今アメリカで行われている合成生物学(Synthetic Biology)の最先端と未来予想。
サイエンスライターとしてしっかりした調査報道の形となっていて信頼出来ますね。

読んでいて明るい病気の無い未来と人が遺伝子を限りなく改変して作り出す人造人間や動物が闊歩する恐ろしい世界の両方を想像してしまいますね。
人が神を越える可能性。
そしてその技術に対して出資・投資する国防省や民間企業という構図。

備忘録メモ
遺伝子ドライブ、遺伝子編集 光と影(生物兵器) ロシアでの過去の生物兵器開発
用途の両義性(デュアルユース)、軍民両用性 ベトナムでの生物兵器、枯葉剤の例
インターネット、GPS 軍事利用から民生
超一流の科学者を飼いならす巨大予算
国防総省の研究機関 DARPA
パブリック・エンゲージメント(市民参加)
セーフ・ジーンプロジェクト 4年間 6500億ドル
消費可能な人間を軍部が作る可能性
火星移住のための遺伝子改変
ゲノム合成計画 日本企業も参加 電通:スマートセル・アンド・デザイン発足
一般市民の主要な関心
 What is the purpose? 何が目的
Why do you want to do it?  なぜやりたいのか
What are going to gain from it?  それによって何が得られる
What else is it going to do? これから何をしようとしている
How do you know you are right? 自らが正しいとどの様にして分かるのか

合成生物学の衝撃
須田 桃子
文藝春秋
2018-04-13

イーロン・マスクの世紀 兼松雄一郎 日本経済新聞出版社 2018



図書館本

日経新聞記者の兼松さん(1979- 2013-18シリコンバレー駐在)による400ページを超ええる大著。
イーロン・マスクに焦点を当ててはいるが、米国の中での、シリコンバレーでの現在過去未来が分かりやすく書かれている。そしてまさにイノベーションの現実を。
電気自動車(EV)、蓄電地、宇宙開発、AI, ロボット、生命工学、ベンチャー等々がどの様に絡み合いひたすら前身していることがわかる。
マスクのテスラ、スペースX, ハイパーループ、トンネル掘削会社なども分かりやすく書かれている。

備忘録メモ
水素社会など来ない。マスク
分散電源と蓄電池をつなぐことで新たな再生エネルギーへの投資を呼び込む
暴走する拡声器 AI,ボット自動リツイート 世論工作
トランプ(大統領)の科学の危険性と大衆
高額でムダな高速道路網への批判 ハイパーループ、地下トンネル
自動運転、ライドシェア ウーバー
NASAの低迷、中国の躍進 スペースXの台頭 ロシアの動き
宇宙ステーション内で3Dプリンターによる小型衛星製造
火星移住への取り組み 麻酔 食料 ストレス 昆虫食
生物工学 ゲノム編集 ロボット化

イーロン・マスクの世紀
兼松 雄一郎
日本経済新聞出版社
2018-06-15

ダーリンは70歳 西原理恵子 小学館 2016

図書館本

西原さん的生き方には常日頃よりあるいみ尊敬している。
数々の名作の源流には彼女自身の生き様があるのだから。

鴨ちゃんとの間に出来たお子さん二人も自由に生活しているようであり
高須のおっちゃんともそれなりに楽しみながら生きている。

このシリーズは続いているようでダーリンは71歳、72歳とあるようだ。

いつの日か、また、「いけちゃんとぼく」の様な作品に触れる事を
楽しみにしているのである。

ちなみに、公共交通での通勤電車やバスの中で本書は読まない(見ない)方が良いぞ。
ま○こ、ち○こ、など当たり前に出てくるから。




100万円で家を買い、週3日働く 三浦展 光文社新書 2018

購入 次男に読んで貰うかな(笑)


「隷属なき道」  AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働  ルトガー ブレグマン  
文藝春秋 に通じる感じです。

いつの時代も生き辛さを感じる人々はいます。
特に現在の様な格差社会と言われる時代には。

三浦氏のこれまでの著作等で共感できる事がも多く
第4の消費、シェアーという社会、そしてニュータウンはオールドタウンになり、やがて
ゴーストタウンになると。そんな視点や立ち位置が興味深いです。

本書では
モノの豊かさより人間関係の豊かさ
私有から共有(シェア)
ゴージャス・ブランド志向からシンプル・ナチュラル・手作りへ
欧米・都会から日本・地方へ
そんな志向・嗜好・思考転換をすでに実践している人たちの生活を取材しています。


森林官が見た 山の彼方の棲息者たち 加藤博二 河出書房新社 2018

図書館本
初出は 深山の棲息者たち 日本公論 1937年(昭和12年)

非常に興味深い内容が詰まっています。
民俗学的にも面白い風習や行動が綴られています、若干上から目線の様にも感じますが
当時としてはかなり対象とした人々に対する優しさが感じられると思います。

備忘録メモ

山窩、職漁師(猟師)、木地師
上高地の常さん
猟師の喜作
山の盆踊り(自由交際)
風俗 性規範
娘の売買
無籍地(黒部3万2千町歩)無籍子
山の芸者
野合と略奪結婚
林野面積4千4百万町 総地籍の6割4分 国有林5割



官僚たちのアベノミクス 軽部謙介 岩波新書 2018

図書館本

軽部氏は時事通信社現在は解説委員との事。
どの様に官僚や内閣参与がアベノミクスに係わったのかが時系列で綴らている。
民主党政権から自民党への政権転換前にはすでに官僚たちは当然の様に自民党内の
権力バランスを読み込み、ネゴシエーションを始める。
2018年 公文書改竄では自殺者まで出したが、未だに体制はそのままである。

備忘録メモ
経済政策 浜田、本田、高橋(洋一)、中原 リフレ派
日銀 白川氏 結果的に辞任
内閣官房参与の影響 強靭化の藤井氏ら 経済デフレ脱却 飯島氏:竹中批判
3本の矢 アメリカでの評価 ボストン総領事 姫野氏 アスパラガスの天ぷら1本では簡単に食べられるが3本では折れない
GPIF問題
ADB総裁問題 黒田日銀総裁の誕生



これもAmazon拒否レビュー

おやじのぼやき : 「新しい野の学問」の時代へ 菅豊 岩波書店 2013 - livedoor Blog(ブログ)


申し訳ありませんが、この製品を審査する資格はありません。詳細については、コミュニティガイドラインをご覧ください。

とAmazon様

何が悪いのかね。

以下レビュー

「川は誰のものか」を釣り人として読み、コモンズなんて言う横文字に右往左往しないローカルな思想や生き方がある事を認識した(最近、この本をもとにした独立系の記録映画も作られている)。なぜか、この本を読んだ時に想い出したのは「山里の釣りから」内山節(1950-)だった。同じ匂いが文脈から漂っていた。そんな事を考えながら本書を読みだしたのである。

民俗学という学問がある事は宮本常一(1907 - 1981)の種々な本に触れて知ってはいたし、もちろん柳田國男(1875 – 1962)の存在からも存じていた。菅氏(1963-)の詳細な業績は知らないし民俗学や歴史学と言った分野にも全く疎いので的外れなメモになるかとは思うがお許し願いたい。

はじめに、でまず頭を殴られる。被災地での学者の横柄さを東日本大震災での多くの被災者の声として指摘している(ある意味、菅氏自身の第一部で綴られる経験にリンクする)。私自身もそんな被災者の声をネット上に散見される事を知っている。果たして学問を行う学者とは何か?が問われているのだろう。そして自腹でも復興支援に参加した学者が果たしてどれだけいるのか?

さて一部は菅氏自身のフィールである新潟県小千谷での牛の角突きのフィールド調査(野外調査、自分自身も牛持ちとなる。またこの角突きは宮本常一が観光資源となると1970年に再発見とある)を2004年新潟中越地震の前後で綴っている。そこに調査される側と調査する側の論理や価値観、そして自身と調査地住民との係り(力関係の不均衡、非対称性という構造的問題)を吐露し、野(の)の学問の本質を考える。

かつて「野の学問」として、人びとの生活に近いところから立ち上がり、人びとの日常生活に寄り添うような学問世界を構築するために創造された「学問」=民俗学が、いつのまにか、そのような世界を単なるフィールドと見なし、突き放すような距離感をもつようになっていることに私は愕然とし、また失望したのである。そこには地域に生きる人々の現状に対する想像力が欠如しており、同情といった程度の普通におこるはずの情動すら生みだされなかったのである。(学会で小千谷等の被災地への支援を要請に対して賛同が得られなかった)p61

この嘆き、あるいは憤りを他の学問分野の人々も多く感じたのではないだろうか?(感じて欲しいが)特に3.11の状況を学者と言われる人々(権威と言われる大学や研究所の人々)は? 
ここに「野」から離れた閉鎖空間としての学問が現在あるのではと菅氏は指摘する。
そして「一般的」な事を出来ても「実践的」な技術を持っていなかったことを痛感したと。
そこから、彼は新たな実践の中から研究手法(録音し、メモを取る調査から離れ)を生みだしていくことになる。
(確か、宮本常一も聞きとりの場で毎回ノートを取った訳でなく、宿に戻ってから朝までかけて聞き取った言葉を綴ったと書かれていたように記憶している、そして地場産業向上や離島振興に自分の役割を見つけていったのだろう)

第2部からは結構素人な私には難しい。民俗学の歴史、欧米での歴史等々が語られる。
柳田民俗学の中央集権化による権威付け? 権威と権力による自由な議論と知的営為の抑制。1950年の文化財保護法の役割とアカデミック民俗学。1970-1980年代、日本民俗学会の学問的空洞化。アカデミズム化の過程で「野」性が奪われてきた。
ドイツ民俗学における御用学問として国家政策に寄与(ナチス時代)
日本、文化政策への安易な関与vs政治性批判のみ この二つの民俗学研究者
アメリカ民俗学、実践的で社会貢献を目指す公共民俗学に積極的
日本民俗学の特徴、東京都の菅です、と自己紹介する通例

第3部はいかに「野」の学問を拡大していくかであろうか。
水俣における地元学や東北の結城らによる地元学、宇根の百姓学、赤坂の東北学、足尾鉱山の谷中学、高木仁三郎の市民科学。
「あたりまえ」を疑う態度。野を装う危険性。公共部門の顕彰制度という権威。
里山という表現と、それへの過剰な価値付与の問題。(政治的な動きとして)

おわりに
共感し感応する研究者像
「終わりのない関わりのもと、定形化せず、規範化せず、マニュアル化せず、汎用化せず、手段かせず、さらにその行為自体をアプリオリに目的化しない営為」

さて、読み終えて感じたのは、木村英造氏が主宰した淡水魚保護協会でありその機関誌「淡水魚保護」である。釣り人、研究者、行政等が一緒になって釣り場の環境、魚の遺伝的解析、自然保護問題等々を分け隔てなく議論の場としていた。まさに「野」の機関誌であったように思う。そこから多くの学術的知見も得られたし環境破壊から免れた地域もあったのだ。




これもAmazonレビュー拒絶

おやじのぼやき : 日本オオカミは消えたか? 宗像充 旬報社 2017 - livedoor Blog(ブログ)


オオカミを移入して鹿害を無くそうなんていうNPOがいるから?


以下内容
日本オオカミは消えたか? 宗像充 旬報社 2017
図書館本 これは購入します。

よくぞここまで調査していただき、また過去の文献を調べて分かりやすく記載していただき有難い。

最近もカワウソが対馬で発見されたとの報道がありました。

読んでいて良く分かったことは、その分類(鑑別)の難しさでしょうか。モデル標本との比較ということからDNAを用いた遺伝的解析になりつつはあるようですが。

簡単に絶滅したから(遠吠えが聞かれない、糞や足跡が見つからないとか)、外部から狼を移入しようなどという安易な流れにならない様にと思います。

日本オオカミとタイリクオオカミ、ヤマイヌ、オオイヌ、他の大陸の近縁種などとの遺伝学的近縁さなどの学問的解析も進んでいるようです。

オオカミが居なくなった事とシカの増加を直接説明する証拠はない。

オオカミによる人的被害(特に子供)は過去に多く報告や記録がある。

焼畑地帯ではオオカミは益獣であった。


備忘録 181026

山梨学院大学でお話を聞く
前回の芦澤一洋さん繋がりで野澤一

知り合いの坂脇さんの本も講師の方は読み込んでいて参考図書として挙げていました。

その後、速攻で飲んで鎌倉に戻りました。新型かいじに乗りました。
それにしても甲府の街は寂れるばかりですね。シャッター通り。

串多津は30年ぶりだったかな。店の方が亡くなったおやじの事を覚えてくれていたのに感動。
来月はおやじが亡くなって29年です。

IMG_3207IMG_3208IMG_3210IMG_3211IMG_3214IMG_3224IMG_3226IMG_3227

カミサマをたずねて 根深誠 中央公論新書 2018

図書館本

やはり根深さんの本は深いですね。
以前の著作で少しカミサマの話が出来てきたと記憶していますが、あえて突き詰めていなかった
と思います。300ページを超える大作です。

本書はまさに根深さんだから出来た聞き取りだと思います。
地域に根差した信仰とでもいうのでしょうか、科学とか技術とかでは決して解明出来ないであろう
神秘体験としてのカミサマの存在。八百万の神、そして地場のカミサマ。

信じて祈る事で救われる生き様、死に対する備えが出来るのだろうと思います。

最後に著名な細菌学者ご夫婦の話が出て来ますが、なにか非常に示唆に富んでいました。



アマゾンレビュー拒絶投稿

この本は購入している。

そしてレビューも一度公開されたのち、いつか分からないが消されていた。

「申し訳ありませんが、この製品を審査する資格はありません。詳細については、コミュニティガイドラインをご覧ください。」との事



森の詩人: 日本のソロー・野澤一の詩と人生 | 野澤 一, 坂脇 秀治 |本 | 通販 | Amazon


森は人を呼ぶ。
森に魅せられてしまった人は世界中に居る。
ソローも野澤も、そして多くの森を源流とする文学作品の数々。

野澤一(1904-1945)の唯一の詩集「木葉童子詩経」を読み解く。

そして坂脇氏がその甲府郊外の四尾連湖畔に独居した野澤の生涯を辿る。
決して共同体から疎外された人ではなく地域との交流、詩作、家族、戦争。
宮沢賢治を敬愛し、高村光太郎への傾倒。

一人の詩人を通して、自然とは何か、生きること、時間とは何かなど考える一冊です。

戦争が無ければ野澤はもう少し生きられたのかもしれません(結核にて逝去)。



「明治礼賛」の正体 斎藤貴男 岩波ブックレット 2018

図書館本

好きなジャーナリストの一人である斎藤さん。

ニッポン凄い!の優越感を煽る昨今の一部メディアや出版業界。
そんな中、明治はスゴイ良かったという言説が流れていますね。
特に権力側の明治回帰を感じる方も多い事でしょう。

そんな状況を斎藤さんが簡潔にまとめています。

備忘録的メモ

明治150年記念キャンペーン予算は青天井
福井国体にも明治150年記念の冠称
坂の上の雲的な政官民一体の動き
富国強兵、殖産興業の歴史
明治150年礼賛の危険 明治幻想
官民汚職
官製の歴史に騙されないために
帝国主義としての明治 井手孫六
石橋湛山の様な眼力が必要 小日本主義

参考として下記の本もお勧めです。
早川タダノリ 「日本スゴイ」のディストピア: 戦時下自画自賛の系譜
        神国日本のトンデモ決戦生活―広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか



目次はこんな感じ
第1章 国策としての「明治礼賛」――“明治一五〇年”の年に
 繰り返される「明治礼賛」/“明治一五〇年”という国策/福井国体も「明治一五〇年記念」/「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産になった内幕/大日本帝国と吉田松陰/NHKドラマと「明治礼賛」/メディア・イベント“明治一五〇年”

第2章 安倍政権が目指す二一世紀版「富国強兵・殖産興業」
 「日本を,取り戻す」「この道しかない」の意味は/グローバルビジネスの展開とカントリー・リスク/財界が求める憲法改正/少子高齢化を背景に推進される「インフォーマル帝国主義」/“名誉白人”を目指し続けて/戦争やテロ,武器輸出も貿易保険の対象に/安倍首相の「戦後七〇年談話」をどう見るか/日米関係の際限のない深化へ

第3章 虚構の「明治礼賛」とこの国のゆくえ
 明治には汚職もなかった?/“明治一五〇年”に学ぶとすれば/「人類館」の時代と琉球支配/帝国主義下の琉球人/繰り返される差別の連鎖/福澤諭吉は生きている/民主主義への厳しい眼差し/安倍首相の施政方針演説と福澤諭吉/虚構の「明治礼賛」に未来はない/新しい「小日本主義」で支配・被支配の構造からの脱皮を


芦澤一洋さんという文学

山梨が生んだ自然文学者だという事が講師の先生の説明で再確認

もう少しだけ長生きしていただければ、更なる芦澤さんの思想哲学そして文学が
世の中に広がっていただろうと思う。

また芦澤さんの作品を読みたくなる講演でした。

次回は芦澤さんも著作で触れていた野澤一。日本のウォールデン、森の詩人。

終了後は
お約束のお店で満足

山梨学院大学はキャロルやガロのコンサート以来かな(笑)

IMG_3078IMG_3079IMG_3080IMG_3081IMG_3085











銀山平探検記 

ネットオークションで購入
定価は1990年 28000円 (バブル期なので作りは良いですね)
購入は送料をいれて4千円弱かな。

初版は明治37年

国立国会図書館のデジタルアーカイブで原著を見る事が出来ます。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/764593
あるいは新潟県立図書館
https://opac.pref-lib.niigata.niigata.jp/Archives/DigitalShosai?SHORI_KBN=innerlink&DIGITAL_IMAGE_ID=5235

ただ画像は非常に悪い。復刻版の方がかなり綺麗。

仕事しなくなったら焚き火にあたりながらゆっくり読みたいと思います。


IMG_3066IMG_3067IMG_3068IMG_3069

前川喜平「官」を語る 前川喜平 山田厚史 宝島社 2018

図書館本

モリカケ問題ですね。問題は。

誰が嘘をついているのかは、国民が一番分かっているのではないでしょうか?
前川さんのいつも変わらない筋が通っている言論。
天下り問題の責任を取って次官をお辞めになった。じゃ加計に関係していた愛媛の方は?
本書の中にも書かれておりますが、多くの方が加計学園に養って貰っていたんですよね。

そんな通常市井な民は知らない事を、ジャーナリストの山田さんが前川さんとの対談を通して
明らかにしています。

備忘録メモ
官邸官僚の暗躍
文科省は政治家に対するアメとムチが少ない(スーパーサイエンススクール指定くらい)
中央教育審議会(中教審)、教育再生会議
義務教育費削減反対の論文を月刊誌に投稿(現代)
天下り問題 文科省だけ?
総理のお友達が産業革命遺産をプッシュ
省内でパワハラ有名だった赤池議員
道徳教科書問題 星野君の2塁打
義務教育は国の義務 子供の義務ではない

前川喜平「官」を語る
前川 喜平
宝島社
2018-07-12

抑止力のことを学び抜いたら、究極の正解は「最低でも国外」 鳩山友紀夫 柳澤協二 かもがわ出版 2017

図書館本

鳩山さんと柳澤は同年齢 菅直人さんと柳澤さんは同じ高校で同時卒業だそうです。1946年生まれ。

防衛官僚でもあった柳澤さんと鳩山さんの対談ですが、非常に親和性に富んでいて興味深い。

鳩山さんの「最低でも県外」は外務省と防衛省の結託で作られた65海里基準ニセ文章で消えてしまった。

抑止力というテキストを考えるのに、種々な論考がある事は非常に良いと思う。

本書では北朝鮮の脅威が書かれているが、2018年には米朝のトップ会談、南北朝鮮トップ会談と
非核化と終戦協定へ進んでいる様に見える。
そんな中、アメリカの核の傘の下で核兵器禁止条約に署名しない日本。

日米地位協定、日米安保、集団的自衛権問題など日本の将来を大きく左右することを市井の者として
注目したいと思う。

備忘録メモ

ジャパン・ハンドラーの日本側受けての問題、外務省官僚
防衛は攻撃を引き寄せる 16世紀 モンテーニュ
戦争被害のシミュレーション 日本がハッピーなシナリオは無い
海兵隊の存在意義
柳澤氏は新外交イニシアティブ(ND)にも参加 今こそ辺野古に代る選択を
有事駐留へのシフト(柳澤)、常時駐留なき安保(鳩山)条件つき駐留ならわかる(アーミテージ)
イラクへの自衛隊派遣 帰国後数十人自殺(柳澤)

私は、海兵隊が必ずしも抑止力として沖縄に存在しなければならない理由はないと思っていたが、学べば学ぶほど、沖縄に存在する米軍全体の中で海兵隊は抑止力を維持できるという思いに至った。(認識が)甘かったと言われればその通りかもしれない 2010年5月沖縄訪問時 鳩山

抑止力とは、攻撃を拒否し報復する能力と意思を相手に認識させることによって、攻撃を思いとどまらせることだ。相手が当方の意思を疑わなければ、個別の部隊配置は二次的問題である。「沖縄かグアムか」という問いに軍事的正解は存在しない 2010年1月朝日新聞 柳澤



科学のミカタ 元村有希子 毎日新聞出版 2018

図書館本

毎日新聞記者である元村さん(1966-)の取材を通して得た科学のお話しとご自身の身の回りの事
(父親のガン闘病、ご自身のガン手術)などをウイットに富んだ文章で綴っています。
ガリガリの理系女子だと思っていたら、ある意味文系な教育学部出身でした。
だからこそ、硬い話を柔らかく砕いて分かりやすくなっているのかもしれません。

科学苦手な方も読みだせばハマると思います。

ボソッと生産性の話もしていて(トンデモ国会議員の雑誌投稿から?)面白い。
オヤジギャグもあったりする。


科学のミカタ
元村 有希子
毎日新聞出版
2018-03-28

オプエド 上杉隆 KADOKAWA 2017年 11月

図書館本

世界の当たり前(少なくとも先進国と言われる国では)が当たり前でないニッポン。
ジャーナリズムの問題点を以前より指摘しているジャーナリストの一人、上杉さん。

多様な言論空間を確保することで健全な社会を構築するのだと思うのだけれど、
日本の場合は、匿名記事、言いっ放し、反論を受け付けない等々。
さらには発表報道に見られる様な企業や行政の情報垂れ流し状況。
調査報道の重要性があまり語られない国でもありますね。

日本のジャーナリズム健全化のための上杉さんが提唱する
ジャーナリズム5原則
バイライン(署名
ソース(情報源)
クレジット(引用・参照元)
コレクション(修正欄)
オプエド(反対意見)Opposite Editiorial

備忘録メモ
テレビ界でのオプエド 故筑紫哲也氏 ニュース23「異論!反論!Objection」
反論権としてのオプエド
古賀茂明さん ニューヨークタイムズにオプエド 掲載
ニューズ・オプエド(ニュースではない)の成り立ち
スクープの背景 人間関係 トランプ・安倍のゴルフ映像
 鳩山首相をだました外務省・防衛省の65海里ルール(基準)のウソ
 オバマ発言の恣意的?誤訳 沖縄からグアムが、普天間から辺野古へ
2008年TICAD(アフリカ会議、横浜)会場に入れないアフリカ記者 
記者クラブ問題(上杉さんは以前から問題点を指摘)
サミットでの取材 日本外務省が日本記者優遇?孤立化?
日本のメディアは報道でなく広報



なぜ削除される?

おやじのぼやき : 源流テンカラ釣りの知恵 (渓の翁、瀬畑雄三の遺言) 瀬畑雄三 浦壮一郎編集 つり人社 2018 - livedoor Blog(ブログ)


このレビューが削除される理由は? 誰か教えてください。
リニア本のレビューも削除です。再投稿も受付ません。なんらかの恣意的なアクションを感じます。

まあ一気に4000件ほど削除されていたのでノンビリと過去の書籍レビューを再度アップしていて気が付いた事ですが。


以下レビュー 当初は掲載されていましたが!

300ページを超える書
瀬畑さん(1940-)が雑誌「渓流」に書かれた記録や、源流釣行の記録、瀬畑翁の源流哲学。
その他、知人友人らの瀬畑伝説だろうか。

ちなみに、座談会のページに故・高桑信一となっておりますが生存しております。
(びっくりして知人に問い合わせてしまいました(笑) そして誤植と判明)

自然に逆らわず、むやみに魚を取らず、森や渓に遊んで貰っているという生き方が素晴らしい。
サバイバルなどといきがって、食料はすべて現地調達などと言う事はしない。
もちろん、山菜やキノコは有難くいただく。
いつまでも未来にイワナが存在することを願う翁の姿。

翁の源流釣行技術など到底私には真似することは出来ないが、生き様や自然に対する態度は
出来る限り真似していきたいと思う。
昨年(2017)体調を崩されたが、今年は回復されているとの事。
これからも、素晴らしい語りを読ませて、聞かせてください。

参考までにこれまで触れた翁の本など

瀬畑さんの著作
渓のおきな一代記 2010
新編 渓語り―険谷幽渓でのテンカラ釣り秘話 1997
渓(タニ)語り―源流域での毛鉤釣り秘話 1986

瀬畑さんの事が書かれている高桑さんの書
タープの張り方火の熾し方 高桑信一 山と渓谷社 2014
源流テンカラ 高桑信一 山と渓谷社 2016
山と渓に遊んで 高桑信一 みすず書房 2013







川に生きる 新村安雄 中日新聞社 2018

献本御礼 でも購入もしました(笑) 木村先生の項目では名前入れて頂き恐縮です。

中日新聞(東京新聞)に連載されていた文章を書籍化。
さらにQRコードを各記事に置いて、リンクからカラー写真や新聞で書ききれなかった想いを
読むことが出来る様になっています。

日本、世界の川を歩き、ダムになってしまった地域を歩き、そこに住む人々と文化歴史、淡水魚などを丁寧に説明しています。

新村さんは、川とも魚とも会話が出来るのです。

だからこそ、川の痛み、魚の苦しみ、川漁師の苦悩が理解できる、
そして川の素晴らしさ、川からの恵みを文字にすることが出来るのだろう。

もしかすると、川の神が作り出した使者なのかもしれない。

河口堰がもたらした淡水生物の悲劇
絶滅危惧種より早く絶滅しそうな日本の川
川をせき止めて起こる、海浜の減少 淡水魚や水生生物の減少
ダム撤去がもたらした豊漁(荒瀬ダム)
淡水魚保存協会との係わり



こんな目次となっています。出版社HPより

<目次> 

一章 長良川に暮らす

    川との決め事/川ガキとミズガキ/鵜飼屋に暮らす

    鵜飼屋の母/川を繼ぐもの/落ちアユの季節 瀬張り網漁

    もう一つの長良川鵜飼/魚は旅をする/川漁師の矜持

    カニの通り道/流れない水面/ウナギの寝床

    海に向かう魚/川漁師のワザ

二章 長良川河口堰が変えたもの

    幻の大マス/若くてばかで、よそ者で/潮のポンプ

    大アユの消えたわけ/開いている河口堰/幻の干潟

    追加された魚道/よみがえる「マウンド」/河口堰と津波

    ウナギと河口堰/見張り塔からずっと/川を耕す

    マジックアワー/観察する力/河口堰が変えたアユ

    繋ぐ命

三章 川の未来

    亜細亜の宝/川の観光価値/長良川から世界へ

    川上り駅伝大会/激流下り世界選手権/最後の流れを漕ぎ抜く

    日本一のアユ/命の水のアユ 琵琶湖/京の川漁師

    京都で鷺知らず/トキの落とし羽根/シーボルトとアユモドキ

    モンスーンの賜物/ニホンウナギ発祥の川/ダムに消えるアサリ

    消える大砂丘/ダムと砂丘/森の香りのアユ

    アマゴの宝庫遠く/シーボルトの川/ダムの未来

    砂の行方/川の恵みを取り戻す/よみがえる伝統工法

    イワナの生きざま 産卵場復元/うな丼の行方/河川法とヤナギ

    始まりから終わりまで 流域を守る

四章 川と命と

    開かれたゲート もう一つの長良川/母なるメコン/メコンの魔法

    流されてメコン/メコン祈りの儀式/虫食いの系譜

    ラオス式魚焼き/消えたメコンオオナマズ/存在の証し

    最後の魚を拾う/南の島のアユ/リュウキュウアユフォーラム

    「世界自然遺産」の島/淵の名は/亜熱帯最後の自然海岸

    森と川の生態学者/釣り人の見た夢/旅人の選んだ川

    アユの生まれるところ/津波の記憶/川に行こう

    伝える川の知恵/「出会い」が守った川

「全長良川流下行」記

終わりに

                

<新村安雄・にいむらやすお>

フォトエコロジスト、環境コンサルタント、リバーリバイバル研究所主宰。1954年、静岡県浜松市生まれ。長良川、琵琶湖、奄美大島、メコンなど、生き物と人間のかかわりという視点から撮影と映像製作を行っている。長良川うかいミュージアム、滋賀県立琵琶湖博物館、世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふなどの企画展示、映像提供。



水力発電が日本を救う 竹村公太郎 東洋経済新聞社 2016



図書館本

なんと読後のイライラ感がつのることか。

元国交省の河川局長(東北大から旧建設省に入省)の俺凄いだろう的なダム万歳ストーリー。
確か、この方は養老孟子先生との対談本も出していて(中高の同窓)、話がかみ合っていなかった記憶があります。

さて、本書ですが、原発も否定しない、火力も否定しない、でも水力はスゴイんだよと都合よく書き進みます。
巨大ダムの時代ではないと言いながら、いまだにダム建設は進んでいます。そして中小の
ダムは必要だと。
筆者は既存のダムでより多くの電力を作り出す方策があるというのが言いたいらしい。
多目的ダムの矛盾(治水と利水)を指摘していますが、多目的ダムというキーワードでダムを作り続けてきたのは建設省・国交省でしょう?
そして最近の豪雨災害(2018年)ダムによる放水による住宅の浸水および死亡事故の責任は?
各種電源のコストやエネルギー利益率(EPR)のデータがどうして1998年とか2006年なんでしょう?
想い出は補償出来ない(ダムで移転を余儀なくされた人々と地域)と書いていますが、ず〜とご自身はダムに係わってきたんですよね?
ダム湖を観光資源に? どれだけのダムが観光資源になりました?

備忘録メモ
ダムは壊れない理由
それは鉄筋が使われていないからだと。半永久的に電力を作り出す
基礎が岩盤と一体化
壁の厚さは100m

多目的ダムは砂が溜まりにくい(電力ダムは排砂用の穴がない)
多目的ダムの運用を変えて、かさ上げ(10%)して水量を増やせば電力は倍
中小水力発電、電力源分散のため(これは同意出来るかな、環境破壊を最低限に抑えて)
砂防ダムの発電利用




丸腰国家 足立力也 扶桑社新書 2009

図書館本

大変遅ればせながら拝読

軍隊を放棄して今年で70年のコスタリカ。(2018年12月)

私は、私たちは、日本は、世界は コスタリカから何を学ぶのか、学ばねばならないのか?

平和とは何か、戦争とは何か、その本質を根本的に考える事を問われているのだと感じました。
戦後70年を過ぎた日本、果たして、我々は、アジアは、そして世界は平和なのか?
平和のために何をすべきなのか。
そんな事を読了後に強く感じた一冊でした。非常に濃くて深い内容です。

備忘録メモ
国ではなく、社会のリーダーたちが実行
1983年11月17日 積極的永世非武装中立宣言
コスタリカは全ての政治的避難民の避難地である(憲法第31条)
非武装=外交力であり防衛力
軍隊=人を殺す 警察=人の命を守る
抑止論など真っ赤な嘘と考えるコスタリカ人
哲学から始まるコスタリカの大学院(ある意味当然、だってPhDの意味は哲学博士)
雑多の人種
大統領の米国イラク戦争支持に対する国民の反発 最高裁の大統領違憲判断
平和とは終わりなき闘い
戦争をイメージしての平和(無意識に考える)反戦教育としての日本の平和
経済指標は発展途上国、社会指標は先進国のコスタリカ 軍事費を教育、医療、福祉に
謝辞にジャーナリストの志葉玲さんのお名前


南アルプスの未来にリニアはいらない 宗像充 オフィスエム

大鹿の10年先を変える会発行

誰のための事業なのか?

結局はリニアが必要なのでなく、リニア工事が必要な輩の事業なのだろう。
ゼネコンの談合事件でも明らかだろう。

公共交通としてリニアが本当に必要なのか?
最近出版された日経ビジネス(2018年8月20日、No.1954)でもリニア新幹線 夢か悪夢かと
特集を組まれていて非常に厳しい評価がなされている。
JR東海の歴代の社長は自身の著作の中でも、リニア単独事業ではペイしない(東海道新幹線との
共同運航で初めて利益がでる)と書かれている。
そして、過去大蔵省はリニア中央新幹線計画に予算を付かなかった。このことからも
公共事業としての将来を危惧して不安視していた。
それをJR東海の単独事業(実はすでに多額の公費が実験線やリニア技術開発に投入されている)として
さらには財投の資金で建設を強行しようとしている。

本書は南アルプストンネルの出入り口(山梨県早川町と長野県大鹿村)の住民や周辺地域の方
また環境、地質の専門家、南アルプスでの登山や釣りといったフィールドとして楽しまれている方の
インタビューを通してリニアの問題点や環境破壊に関してまとめられている。

メモ
新甲州街道 明治19年開通(伊奈街道とも呼ばれる)山梨県中富町切石と長野県飯田と結ぶ全長
80辧〜畧酊新倉から伝付峠を経て、二軒小屋、三伏峠、大鹿村大河原は難工事、山間部の道幅は60僉〔声30年代には荒廃


風に吹かれて 樋口明雄 角川春樹事務所 2018

購入

僕より1つ若い樋口氏のノンフィクション的フィクション青春エッセイでしょうか。

あの日、あの時、誰もが時に甘く、そして苦い経験。
さらに一生刻まれる想い出。

キャロル、チューリップ、ボブディラン
深夜放送で流れる音楽
家族、友人、中学・高校と続く青春 そして2018年。

モリケンの家には車があった、そして中学で給食だった。
僕の家には車などなく、スーパーカブがあり、中学は弁当か買い食いだった。
まあ、そんな事はどうでも良いのである。

ひと夏の想い出、焚き火、海岸、キャンプ、釣り。
そんな想い出が人の一生の記憶に鮮明に残る。
皆の夏休み。

ふと池田晶子の文章を想い出す。
暮らしの哲学より

回帰する季節に記憶を重ねることで、人生の一回性を確認することに他なりません。中略。
大人になっても夏は来ます。でも夏休みはもう決してやって来ない。

毎年、夏の気配を感じとる頃、夏を待っているのか、夏休みをまっているのか、よくわからない感じになる。
大人になって勝手に夏休みをとることができ、贅沢な旅行ができるようになっても、子供の夏休みの日々、あの濃縮された輝きにかなうものではないとういうことが、よくわかっている。おそらくすべての大人がそうでしょう。

すべての大人は、もう決してやって来ない夏休みを待っている。人生の原点であり頂点でもある無時間の夏、あれらの日々を記憶の核として、日を重ね、年を重ね、流れ始めた時間の中で繰り返しそこに立ち戻り、あれらの無垢を超えることはもうこの人生にはあり得ないのだという事実に、今さらながら驚くのではないでしょうか。
(夏休みは輝く)

今度、樋口さんと焚き火する機会があれば、聞いてみよう。あの夏休みの事を。

風に吹かれて (ハルキ文庫 ひ 5-8)
樋口明雄
角川春樹事務所
2018-08-09


こうして店は潰れた 小林久 商業界 2018

購入

甲州商人はやはり甲州以外でしか成功出来ないのかな?
阪急電鉄、宝塚歌劇団の創始者小林一三は著者と同じ韮崎市出身、根津財閥、若尾逸平らも県外で成功していますね。
出る釘は徹底的に潰されるのでしょう。適度に回りと談合でもしながら井戸の中で仕事する分には潰されない。

私自身が韮崎に移り住んだ何年かの間、大分お世話になったスーパーマーケットです。
地域密着あるいは地域土着なスーパーを再興し、そして消滅に至る過程を元社長の小林氏が綴っています。
本書の中で匿名で登場する会社や人名もそれなりに分かります。特に人間としてダメな連中の会社は。そして、苦難を助けてくれた多くのサポーターの方も。
良いお店として登場するのは、萌木の村、甲府の満足屋
金融関係の手のひら返しも、まさにTVドラマさながらです。半沢直樹かよと。

いずれにせよ、多くの方が再起を望んでいます。
出る釘は今度は皆で打たれない様に、そしてどんどん出る釘を延ばすように応援しましょう。確かに商品が1円安ければ違う店に行くのでしょうけど、その1円のために地域に根付いたお店を潰してはいけない事もあるのです。

備忘録メモ
レジ袋無料化 レジ袋で儲けていたスーパー業界 原価円のものを5円で販売
298円弁当の衝撃と成功
障害者雇用パーフェクト、法定雇用率を守っていない企業、行政多数
見返りは期待しない
隠せば解雇、話せば不問――裏の就業規則
幼少時代の甲府の想い出―夢の街 その後の甲府活性化へのサポート
甲府銀座通りでの出店 補助金使わず 過去の栄光、ムダな会議、行政の関与 補助金ゴロ
教育委員・委員長として教育改革 報酬はすべて寄付

溺れている人がいる。必死に人工呼吸を施す。もう息が無い事はわかっている。でも「まだ息があるぞ!」と人工呼吸を繰り返す。手遅れなのは知っている。周りで見ている人も薄々感じている。この人工呼吸こそが「補助金」ではないだろうか。

行政関係者へ
皆さんはプレーヤーではありません。土日祝日休みで、2年毎に部署を移動してしまうし、イベントの手伝いには手当てが出て、連帯保証人の判子を押しているわけでもない責任のないあなたたちと命懸けで街づくりなど出来ない!




Rika Tan 34号 カルト オカルト 2018

いつもニセ科学の特集は購入してますが、今回の特集も購入

いや〜〜色んな怖い事が平気に世の中に流布しているんです。

心優しい人ほど騙されてしまうのでしょうか?

どうぞ、EMもそうですが、ニセ科学、オカルト(神秘的なこと、超自然的なこと)、カルト(狂信的な崇拝)に騙されない様に。そしてムダ金を使わない様にお願いします。



左巻さんのHPより今回の特集
科学とオカルト−再興の歴史を探る  桝本 輝樹
幻覚を科学する 「 幽体離脱」は超常体験か?  小波 秀雄
TOSS( 教育技術法則化運動) 向山洋一氏がはまったオカルト〜 EM 菌・水からの伝言・トンデモ「波動」〜    左巻 健男
故関英男氏のトンデモ「縦波重力波」説  〜こんなトンデモ説に依拠するEM 菌 比嘉照夫氏〜   左巻 健男
手かざし治療師に そのパワーがないことを明らかにした9 歳の少女   左巻 健男
話題の地震予知は本物かトンデモか   上川 瀬名
世紀末二大宗教事件遭遇記 伝統仏教僧侶が見た、聴いた、感じた、考えた     福 宏隆
プラセボ、ノセボ 切っても切れない心と身体の関係        小波 秀雄
ジェームズ・ランディのデバンキング プロジェクト・アルファとカルロス事件   高橋 昌一郎
幸福の科学のオカルト教育の実態 幸福の科学学園と偽大学「HSU」   藤倉 善郎
オウム真理教事件 ニセ科学と科学が混在したマッドサイエンス集団   藤倉 善郎
愛されたペテン師 霊能者・宜保愛子騒動   藤倉 善郎
願望が歪めた現実 「奇跡の詩人」騒動 とは何だったのか  鈴木 エイト
ミイラ化遺体が生きている? 成田ミイラ事件のライフスペース   藤倉 善郎
パナウェーブ研究所の白装束騒動 面白おかしいワイドショー報道の後に死者を出したカルト集団  藤倉 善郎
法の華三法行霊感商法事件 教祖は出所後、反省もなく宗教を再開   藤倉 善郎
擬似医療による難病少女死亡 次世紀ファーム研究所( 真光元神社) 真光元事件  鈴木 エイト
反省なきカルト教団 統一教会( 統一協会) 霊感商法事件   鈴木 エイト




小保方晴子日記 中央公論新社 2018

図書館本

良く分かりました。
この人は研究という仕事をしてはいけなかった人なんだと。

悪いのは私じゃないもん。
どうして私だけ批判されるの?
回りが悪いんです。

まったく自分のやった事にたいする真摯な態度がありません。

それに瀬戸内寂聴さんが油を注ぐ感じ。

サイエンスと小説を一緒にしないでいただきたい。

こんな日記(夢と飯と他人の悪口)で商売する出版社もどうかとは思うよ。

ヒトを利用して、平気で嘘をつき、ズルをする。
自己中心で、気遣う気持ちは皆無。

回りにもいますよ。こんな女、もちろん男も。


そもそも早稲田のラボがコピペ学位の巣窟だったんだよね。

小保方晴子日記 (単行本)
小保方 晴子
中央公論新社
2018-03-20

Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
Recent Comments
Archives
お薦め映画