おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

読書

忖度しません 斎藤美奈子 筑摩書房 2020年9月

図書館本 良書です

筑摩書房のPR誌「ちくま」2015-2020への連載を大幅に加筆修正とあります。
ちなみに本書は第3弾との事です。

時事ネタや巷の話題を3冊プラスαの書評という形で読み解きます。
斎藤さんの読書経歴というか読書量は一言で言えば凄すぎる(斎藤さんの他の著作を読まれている方はご理解いただけると思いますが)。
あらゆる分野の引き出しを持ち、的確に評論されていきます、そして其処には右も左も無いのが
更に良いですね。もちろん安倍政権にはかなりお怒りなのは当然だと感じますが。

知る事より考える事と指摘したのは、故池田晶子さんですが、自分の様な無教養なモノは
まずは知って、そこから考える事も重要だと思い、斎藤さんの著作をいくつか読んでまいりました。
そして今回も非常に良い勉強をすると共に、日本そして世界、もちろん自分自身の将来までも
真剣に考えざるを得ないと再認識した次第です。

無教養さを吐露する様で恐縮ですが備忘録的にメモしておきます。
戦後日本の右旋回はいつ、どうして起きたのか 1996年が歴史修正主義元年
無かったと言わせない「朝鮮人虐殺」関東大震災
司馬史観と明治150年 ネトウヨの中心的勢力は中高年男性
アイヌ民族の文化、歴史の尊重
負の世界遺産としての潜伏キリシタン関連遺産
民営化30年と鉄道
沖縄 オール沖縄と翁長知事
幸福度と地方自治体 評価の指標の?
源氏物語にみる望まない性行為
男脳、女脳 夫婦のトリセツの?
感染症と世界史 間違い続ける対策

忖度しません (単行本)
斎藤 美奈子
筑摩書房
2020-09-12

何年ぶり?バイク雑誌

16歳(高1)でバイクに乗り始めた俺

GSR750Sを結婚して直ぐに中古で購入(ほとんど乗らなかった)その後は通勤用の
原付には乗っていますが、とんと単車(おいらの時代はこう呼ぶ)には縁がない生活でした。

大学の頃にMr.Bikeが創刊された記憶があるし、モーターサイクリスト誌も結構買った記憶がある。

また風を感じたい年ごろになったという事でしょうか(笑)

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コロナ後の世界 ジャレッド・ダイアモンド他 大野和基編 文春新書2020年7月

図書館本 良書

知の巨人とも言える人々のポストコロナの地球をそして日本を考察している
一部受け入れられない部分はありますが(原発事故に関して)

確かにこんな世界になったら良いな〜(分断も格差も無い社会)とは思うけど
結局、9.11でも日本の3.11でも変わらなかったと思うのは私だけだろうか。
本書では特にUBI(ユニバーサルベーシックインカム)に関する発言は無かったと思う。
コロナ禍のあとどんな社会が待ち受けていて、世界はどう動くのか、そんな歴史の中にいるのは確かである。

備忘録的メモ
ジャレド・ダイアモンド
 女性を家庭から解放
 中韓との関係改善
 ドイツの謝罪と日本の謝罪の差異
 中国は民主主義国家であった事が無い、21世紀のリーダーになりうるか?
リンダ・グラットン
 超高齢化日本の今後を世界が注目している
 日本の男性と企業の意識改革
 透明性、共同創造、忍耐力、平静さ
スティーブン・ピンカー
 良いニュースは報道されない ジャーナリストの責任
 認知能力はバイアスの影響をうける
 フィルター・バブル 都合の良いデータのみ
 原発は安全なエネルギー(福島は直接一人も死んでいない、チェルノブイリは31人)??
 原発やAIより懸念するのは核兵器 
 社会を分断するアルゴリズム FBやグーグル
 FBはニュースサイトではない
 2流大学の混乱 オンライン講義でも高額な授業料
ポール・クルーグマン
 消費税増税は間違い
 戦争に匹敵するほどの爆発的財政支出の必要性

HPより
・ジャレド・ダイアモンド「21世紀は中国の時代にはならない」
(カリフォルニア大学ロサンゼルス校地理学教授。著書『銃・病原菌・鉄』)

・マックス・テグマーク「AIで人類はもっとレジリエントになれる」
(マサチューセッツ工科大学教授。著書『LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ』)

・リンダ・グラットン「ロックダウンが日本人の新しい働き方を生んだ」
(ロンドン・ビジネススクール教授。著書『ライフシフト 100年時代の人生戦略』)

・スティーブン・ピンカー「人間の認知バイアスが感染症対策を遅らせてしまった」
(ハーバード大学心理学教授。著書『21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』)

・スコット・ギャロウェイ「パンデミックでGAFAはますます強大になっていく」
(ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。著書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』)

・ポール・クルーグマン「経済は人工的な昏睡状態。景気回復はスウッシュ型になる」
(ノーベル経済学賞受賞者。著書『格差はつくられた 保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略』)



まちづくり幻想 木下斉 SB新書 2021

購入 良書

木下さんの本は大体読んでいます。
町おこしや街の活性化と言った事業にこれまで関わった事も参加したことも無い、部外者です。
でも、木下さんの指摘することはほぼ同意しますし。そして常識として信じている幻想にもうこれ以上騙されるなと。
逆に言えば、日本の沈滞、停滞している原因が木下さんの指摘通りの日本の悪しきシステムとなっているのだと確信しています。

そして、木下氏のすべての著書に共通するブレない思想はおそらく「利他的に稼ぐ」なのでは
ないかと思っています。そして利他的に稼ぐために何が必要かというと人づくり、仲間づくり(ネットワーク)そして日々の学習でのアップデートなのではないかと。

今はやりのBullsit Jobs(クソどうでも良い仕事)の典型としてのコンサル(広告代理店)と学習しない高給な公務員が補助金に群がる仕組みを続ける限り、地方創生などありえない事が良くわかります。

備忘録としてメモを残しておきます。
人口減少が解決すれば地域が再生するという幻想 人口論に支配された地方活性化論
安く沢山が地方を滅ぼす
予算があれば地方が再生する?幻想
学習しないエライ人達
補助金取るのがエライ公務員の幻想
人が来ない、若者が悪い の幻想
国側の成功事例の縦横展開の幻想
なぜ女性が地方から出ていくのか?そこに地方衰退の原因
ブラック労働(安い給料、教育投資しない、従順な部下、使い捨て?)
意思決定層の問題 「みんな」というヒトはいない ますは少数精鋭
責任転嫁で成功などありえない
外部頼みの幻想 コンサル よそ者(リスクを負わない)
関係人口という幻想 ファンだけ増えてもダメ 新たな消費
ハイエナコンサルのワナ
外注主義で失われる地域の能力
幻想を振り払う12のアクション(本書参照、ここ重要)特に公務員の役割(外に出ろ)



読書の春?

年に何度か図書館で借りた本を購入してしまう。

今回は2冊

良い本は絶版にならないと言われていますね。

間違いなく良い本です。

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肉とすっぽん 平松洋子 文藝春秋 2020

図書館本 一部の除いて良書かな。

オール読物2016-2018連載の加筆修正、および1篇の書き下ろし、との事

日本の肉食文化を各地で取材して書かれている。
最近のジビエブーム(獣害の影響もあるかとは思うが)も背景にあり、いかに猪や鹿を無駄なく
美味しく食べるか。
畜産としての牛、馬、羊、その内蔵と言った話題も興味深い。
また養殖としてのすっぽんやカモ猟(板網猟)の内容も面白い。
旨い旨いというテキストが多すぎるけど。

ただ、サバイバルネタで売文している方の部分は著者がなぜ取材したかが良く理解出来ない。
食料は現場で調達するという遊びを文章にしている事をご存知なのだろうか?
人の山小屋を勝手に使い、食い残したシカ肉は山に埋める、おそらく本書の著者はそんな事を
知らないで取材したのであろう。その点が残念である。



ゴーマニズム宣言スペシャル コロナ論 小林よしのり 扶桑社 2020

図書館本 買わなくても良いかな。

小林さんなりに良く調べていらっしゃるとは感じる。
メディアリテラシーの劣化の指摘は非常に的を得ていて、特にモーニングショーの
「オオカミが来るぞ〜〜」的なエセ専門家の例は正しい。

しかしながら、経済と感染症対策のバランスをどう考えるかでおそらく小林氏は
日本の特異性(アジアも)を指摘して8割自粛は問題だという。
しかしながら、世界を見渡しても、結局はヒトとヒトとの接触を避ける事が
もっとも簡単な感染防御であることは明らかであった。

もちろん、専門家集団や政府の施策がすべて正しかったとは思わないが、予算を削減され
人員を削減され続けて来た保健所や関連研究施設等の事を考えれば、少なくとも現場を担った
多くの医療関係者や研究者たちは及第点であろう。

さらに、変異株の出現や第4波の感染拡大を見れば、何か感染予防で一番重要なのかは明らか。

一番凄いと思ったのは、作中に登場する岡田某氏がそっくりだった。品性の悪さも良く出ていた。

こんな目次です
メディアが報じない「不都合な真実」
――「新型コロナウイルス」と「季節性インフルエンザ」の感染者数と死者数
第1章 新型インフルエンザの顛末
第2章 日本ではコロナは恐くない
第3章 抑圧策から緩和策へ転じよ
第4章 データを無視する専門家
第5章 岡田晴恵・玉川徹は恐怖の伝道師
第6章 スウェーデンは成功している
第7章 5密会談
第8章 東京の抗体保有率0.1%
第9章 スウェーデンの死生観
第10章 お辞儀と清潔感の驚異
第11章 世界各国のコロナ対策事情
第12章 ウィルスとは進化の鍵だ
第13章 インカ帝国の滅亡
第14章 グローバリズムの失敗と権威主義
第15章 自由よりお上に従う日本人
第16章 経済のほうが命より重い

特別対談
木村盛世氏(元厚労省医系技官・医師)×小林よしのり
幸運にも「抑圧政策」を実行中にワクチンが開発されたとしても、
その間に社会や経済や文化がボロボロになってしまえば意味がない

特別講義
金塚彩乃氏(弁護士=第二東京弁護士会・フランス共和国弁護士=パリ弁護士会)
新型コロナウイルスとフランスの緊急事態法
〜日本の「緊急事態宣言」とは何だったのか?

ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論
小林よしのり
扶桑社
2020-08-20




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絵が語る八重山の戦争 潮平正道 南山舎 2020年8月15日

図書館本 希望購入していただきました。

教科書で習わない八重山で戦争中に起こった事実。

八重山には米軍は上陸しなかった、だから従軍写真家の写真が無い、もちろん空襲は受けている。

潮平さん(1933-)が自分で経験したり聞き及んだ事を絵として残しているのが本書。
日本軍から命令での強制移住、マラリアの蔓延による多くの死(3647名)、栄養失調、家畜の
殺処分など理不尽な軍の命令で翻弄され死んでいった多くの八重山の人々。
特に戦争マラリアの絵は胸が苦しくなる。
鉄血勤皇隊員(旧制中学)として戦車への自爆訓練
戦争が終わっても続くマラリア感染(軍が隠していた治療薬のキニーネ)

絵が語る八重山の戦争
南山舎株式会社
南山舎
2020-08-15


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新型コロナからいのちを守れ! 西浦博・川端裕人(聞き手) 中央公論新社 2020年12月

図書館本 良書

感染列島強靭化論 藤井聡 高野裕久 晶文社 2020年12月を同時並行に読んでいました。
国土強靭化の先生がついに公衆衛生分野まで強靭化と叫び出されていて
「8割自粛戦略は効果が無く、被害だ甚大だ」「実行再生産数は感染が拡大すればするほど減少する」「分散型国土形成こそ、感染症対策の要諦、だからMMTで金を刷れと」これまでスーパーメガリージョン(リニア新幹線も)なんていうゼネコン大喜び案件を主張されていて、分散型だから全国に新幹線だと。さすが土木系な先生でした。

さて、本書ですが、どうして8割自粛が必要だったのか、数理モデルの専門家としてクラスター対策からいかに感染者数を減らし死亡者数を減らす事が可能なのかと新型コロナ感染症対策の最前線で奮闘した人々の姿が目に浮かびます。

厚労省や内閣官房の官僚や政治家とのやり取りも、若干控えめに書かれているとは想像しますが、いかに科学的根拠に基づく指摘が受けいられないかという事実がわかります(社会的、経済的影響を科学者は普通考えないのは事実ですが)。

備忘録メモ
情報共有の困難さ(FAXでの紙ベース、個人情報の取り扱い等)
感染症数理モデルの認知度の低さ(日本の感染症対策の脆弱さ 予算の低さ)
2次感染場所の推定から3密を規定(密閉、密集、密接)官邸官僚のアイデア
ヨーロッパから入国の実質的フリー(自粛要請のみ検査無し)
オーバーシュートで病床が足りなくなる 死亡予測数の公表妨害
科学的概念説明抜きの事務連絡通知(父権主義的発想:パターナリズム)
リスク・インフォームド・デシジョン(意思決定支援)の重要性
NHKが取り上げてくれないことも(クローズアップ現代 3密、2次感染に関して)
モバイル空間統計から東京、大阪の危機を探知
感染経路不明と発表した感染者にもリンクがある人が多数いた(東京都)
3月後半から銀座での流行が出始め、その後六本木、麻布で感染者数増加 富裕層
夜間外出禁止 誰が発表するかでもめる
内閣官房で書き換えられた8割。資料から抜かれるデータ
最悪を想定してドイツでの基本再生産数2.5をもとにする事の正しさ
データの限界 東京都と厚労省でのデータ共有の一時的停止(人為的)
アベマスクに切れて西村大臣に怒った尾身先生
責任を取りたがらない政治家、政権は責任を取れない構造で弱弱しく、専門家に批判がのしかかる。
経済の専門家が来たものの、、、マクロな方、PCR検査の拡充の分析、、、、計量経済学者いない
緊急事態解除、GoToで移動開始
脅迫、殺害予告 警察官の護衛
研究の4つの論点 夜間の繁華街制御だけで流行は止められるか? 予防接種の優先順位は?一般社会での本格的流行が起きた時にどうなるか? ファクターXはあるのか?
感染率の高い変異株の進入を予測



感染列島強靭化論 藤井聡 高野裕久 晶文社 2020年12月

図書館本 お勧めしない

同時に西浦博・川端裕人の「新型コロナからいのちを守れ!」2020年12月 を読んでいました。

さて、本書ですが京大の教授お二人が執筆されております。
藤井氏は公共事業が日本を救うなど公共事業に予算をぶち込め、そして国土強靭化(これまではインフラ整備や鉄道網の構築など)を盛んにぶち上げて来られた方ですね。
高野さんという方の著作は読んだ事がありません。

ザックリ本書の要旨を言えば、MMT(近代貨幣理論)で紙幣を刷って、なんでもかんでも強靭化することが日本を強くするんだよ。そういう感じです。
まあ、都合の良い事だけがつらつらと書かれています。
そこには人口大減少も移民問題も、エネルギー問題も地球温暖化問題もありません。
目次はこんな感じです。
第一章 「感染列島に大災害」は十中八九起こる
第二章 「自粛」でなく「ファクターX」が日本を守った
第三章 人体の「免疫システム」を強靱化する
第四章 「医療システム」を強靱化する
第五章 「感染症対策」を強靱化する──「社会免疫」の理論
第六章 「感染症対策」を強靱化する──三つの強靱化戦略
第七章 「国土システム」を強靱化する
第八章 「財政思想」を強靱化する──衛生列島強靱化論とMMT

医学系のお話しは教科書的な羅列が続き、コロナウイルスに関する事は非常に少ないです。
また、仮定の話や一次情報が示されない記述も多数あります。
ただ、TVコメンテーターのレベルの低さやメディアリテラシーのダメさには共感します。

そしてこんな指摘をされています。

しかし、8割自粛戦略は効果が無く、被害だ甚大だったと指摘していますが
明らかにこの指摘が間違いだったことは分かりますよね。
実行再生産数は感染が拡大すればするほど減少すると指摘 そうなってますか??
クラスター対策と8割自粛という素朴かつ単純極まりないものから、より高度なものへと
「強靭化」していくことが必要であるとの事です。 何が高度なモノなんでしょうね??
分散型国土形成こそ、感染症対策の要諦。同意します。でもスパーメガリージョンなんて言っているのは強靭化の先生ですよね??


新型コロナウイルスと私たちの社会 森達也編 論創社 2020年9月

図書館本 良書

2020年7月位までの論者たちのコロナ禍考
2020年1月から始まる本邦の新型コロナウイルス感染症蔓延が社会に対してどのようなインパクトがあったのかを種々な分野から論じられている。

誰一人として政府の施策が素晴らしいとは論じていないのはしょうがないとしても、明らかに経済格差は広がり、非正規雇用や女性の生き辛さは拡大したのは確かであろう。
また、一時的な世界の株価下落から異常とも思える株価上昇(2021年2月まで、3月の今、調整時期と言われる)で資産を大きく増やした人々もいるという。

近未来に本書を読み返した時に、コロナ禍とは日本にとって、世界にとって何であったのかしっかりと検証されることを望みたい。

備忘録メモ
斎藤美奈子さん
「文藝春秋」の見ている世界と「世界」があぶり出す世界との大きな違い。
前川喜平さん
根拠なき、一斉休校 教育・学習格差の拡大 児童虐待の増加と潜在化
宮台真司さん
日本の謝罪文化の特徴(問題の根源が変わらない)、悲劇の共有の不在 リニアを止めるチャンス
森達也さん
日本の戦争メモリアルとドイツのそれの違い 被害体験と戦争終了の日VS加害体験とナチス体制が始まった日
安田浩一さん
コロナ禍の更なるヘイトと差別事案
安田菜津紀さん
コロナと人権 入管問題 難民問題




震災復興10年の総点検 五十嵐敬喜 他 岩波ブックレット 2021

図書館本

福島原発震災からの復興に関しては対象としていない、との事。

公共事業は果たしてうまく行ったのか?
住民の意見や希望は取り入れたのか?
国土強靭化という流れで果たして本当に効率的に強靭化したのか?
莫大な復興予算は正しく使われたのか?
そんな庶民の疑問が常に湧き上がっているのだと思う。

本書ではハード面、ソフト面を光と影として取り上げている。
公共事業そのものが悪ではないのは確かで、復興にあたっては必要なインフラ整備があったのも
事実である。しかし、そこに住民合意が置き去られた例がある(巨大防潮堤等)
また、漁業特区は果たしてどの様に今後展開されるのか。

そして、人口減少日本社会において財政難に苦しむ地方が果たして地方創生が可能なのか?
巨額な復興予算で作ったインフラの今後の維持管理の問題は?
一般財政が600億の石巻市が一挙に3000億円の予算になった。開発全盛主義。

事前復興計画を作成する自治体も増えている。南海トラフ地震等に備えて。


焼けあとのちかい  半藤 一利 (著), 塚本 やすし (著, イラスト) 大月書店 2019

図書館本 良書 半藤さんの遺言

東京大空襲を経験した半藤さん。
歴史探偵と評価された半藤さん。


二度と戦争をしていけないという半藤さんの遺言である。

すべての人に読んで欲しい、戦争を知らない人たちが増え続ける今こそ。

そして是非とも種々な言語で訳されて出版して欲しい。

焼けあとのちかい
塚本 やすし
大月書店
2019-07-15




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いぬとふるさと 鈴木邦弘 旬報社 2021


人間が管理出来る、そして絶対安全だと言っていた原発。
植物、動物が、そして人間が暮らしていた自然。
明らかに人災でしょう。
双葉町に通い続けている鈴木氏が見た、そして愛犬が見た現実。
復興五輪? 福島は復興したのだろうか?
子供も大人も見て、読んで、知って欲しい、そして考えて欲しい。
そんな素晴らしい絵本です。

いぬとふるさと
鈴木邦弘
旬報社
2021-02-18

読書 購入と図書館本

積読が増えてきてこまりますが、なるべく早く読まねばです。

こちら購入
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こちら図書館
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本棚整理 リニア

本棚も限界を超えてまいりました。
山梨と鎌倉にそれなりの数の本があるわけですが、2度読みしないであろう本を整理して。
必要な方に差し上げる事にしました。

不要なリニアのために頑張っている方が過去のトンデモ本を参考にしていただき
しっかりした論考の書籍と比べて頂ければ嬉しいですね。

リニア本




原発関連などもおまけ

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アロハで猟師、はじめました 近藤康太郎 河出書房新社 2020

図書館本 期待外れ

新聞記者、ライターの方が農業もどきと猟師もどきをやってみましたというエッセイ。
頭脳明晰なのでしょう、哲学者、文豪などの言葉を多数引用して農業や狩猟を語ります。

結論から書けば、筆者の主張は、人間の繋がりが最も重要で、それは贈与なのであると。
決して見返りを求めるものでなく、ブツブツ交換などではないと。
ある意味、ポスト資本主義なのでしょう。

1963年生まれの筆者が蘊蓄(ウンチク)を披露しながら、いかに自分の行為が正しいのかと
いうスタンスに私には思えて仕方ない。面白おかしく書くためなのか、周りの人間を茶化している様にも思える。

猟師、職猟師、マタギなどの本を読んで来ての感想として、売文家猟師(遊びや趣味で猟をする人々、サバイバル云々という連中)と筆者に同じ匂いを感じるのである。
ちなみに、本書に登場する師匠と称される方々は非常に全うなお百姓さんであり、猟師であると
認識している。

まあ、相性の問題でしょうが、名前をだして恐縮ですが、千松 信也さん、北尾トロさん、牧 浩之さん、繁延 あづささん、志田 忠儀さんなどの本の方が、人と動物、人と自然との関わりとして理解しやすかった。
またマタギを取材した多くの書籍でも、まさに自然と動物との関わりとしての生と死、尊厳などを
理解出来た(根深誠さん、工藤 詫困気鵝田口 洋美さん、甲斐崎圭さん、千葉克介さん、田中 康弘さんなど)

備忘録
動物は、「死」を知らない。人間だけが、「死」を獲得した。「死」を発見した。
お気楽な「農本主義」は、自分にとってはお笑い草なのだ。頭ではない。肉体で分かるのだ。

アロハで猟師、はじめました
近藤康太郎
河出書房新社
2020-09-11



ニッポンの違和感 松尾貴史 毎日新聞出版 2020

図書館本 面白い

毎日新聞「日曜くらぶ」連載の松尾貴史のちょっと違和感 に加筆修正とのこと。

主に時事ネタを多くの庶民が感じる違和感を代表して活字にしていただいている感じ。

当たり前の常識だと思っていた民主主義が実は密室や非公開で決まっていく現状。

何が本当で何がフェイクなのか?
公文書が平気で遺棄され、改竄される行政。

本書を読んで、そうだ、そうだと首を縦に振るだけでなく、
しっかりと主権者としての権利を選挙を通して行使するべきなのだろう。
もちろん国民としての義務は最低限果たしながら。

ニッポンの違和感
松尾 貴史
毎日新聞出版
2020-08-31

2020年第20回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」静岡新聞おめでとうございます!

第20回ジャーナリズム大賞作品決定 – 早稲田大学


大賞は素晴らしいし、特に『証言 沖縄スパイ戦史』なんかは凄い書籍です。

特に嬉しいのは奨励賞の静岡新聞
山梨の報道機関はほぼ無視の早川町の雨畑ダム(企業ダム)に絡む違法な環境汚染問題を
しっかり調査報道したこと。山梨県も早川町も早川町の住民も知っているのに。
あまりの民度の低い地域だとバレてしまいました。そしてこんな所に沢山の補助金が注ぎ込まれ
公共事業などで潤っている。そして誰も責任を取らない。


公共奉仕部門 大賞
かんぽ生命不正販売問題を巡るキャンペーン報道 (西日本新聞)

公共奉仕部門 大賞
「桜を見る会」追及報道と『汚れた桜「桜を見る会」疑惑に迫った49日』の出版 ネットを主舞台に多様な手法で読者とつながる新時代の試み (毎日新聞ニュースサイト、毎日新聞出版)

草の根民主主義部門 大賞
『証言 沖縄スパイ戦史』 書籍(集英社新書)

文化貢献部門 奨励賞: サクラエビ異変

受賞者氏名

静岡新聞社「サクラエビ異変」取材班代表 坂本 昌信(静岡新聞社)

発表媒体名
静岡新聞、静岡新聞HP

授賞理由
-ワクワクしながら読んだ。サクラエビは駿河湾の名産である。次第に特産物になった地元食材が、壊滅的な不漁を続けている。進行中のこの連載では、その原因を社会環境的に解こうとしている。湾に流れる河川の濁りにまず目をつけた記者は上流に遡り、ダムの影響、採石場からの不法投棄、縦割り行政の不連絡、川をめぐる産業利権を見出す。さらに外国産エビによる偽装、変更を余儀なくされる漁業、のみならず地域漁業に内在する問題にも触れる。誰もが主体であり、責任者だ。ワクワクする理由はまず記者の「自由すぎる」躍動ぶり、そして紹介される解決に向けて手探りで活動する地元の人々の姿である。カントの格言まで登場し、この現象の主役は地域全体なのだと主張する。啓蒙的論調がうまく避けられているのは、取材結果がさらに発見と問題を見出させる予定調和なしのリアルタイムさが読者に伝わってくるからだ。教育的価値も高い。地域の新聞ならではの力を感じた。(中谷礼仁)

受賞者コメント

-静岡が誇るサクラエビはまさにオンリーワンの存在。取材班の記者たちはこの「駿河湾の宝石」に誇りを持っています。不漁が依然続きますが、皆の知恵で復活する日を信じます。「海の問題はすなわち川の問題であり、森の問題であり、そして人の問題」。このたびの大きな賞の受賞を契機に一層自然とヒトの関わりについて考える読者が増えることを確信します。

本当に素晴らしいジャーナリズムの矜持を感じます。





日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす 青山透子 河出書房新社 2020

図書館本 歴史に残したい

青山さんの日航123便墜落 に関する書籍は読んでいます。
今回も地道な情報公開による資料収集により得られた事実を積み上げてきます。

521人の生命を奪った事件(事故ではなく)として、何が真実なのか
歴史の闇に埋もれさせてはいけないと思います。

相模湾に沈む機体の回収を何故しないのか?

真相解明が待たれます。

日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす
青山透子
河出書房新社
2020-07-21

日航123便墜落 遺物は真相を語る
青山透子
河出書房新社
2018-07-21

日航123便 墜落の波紋: そして法廷へ
青山透子
河出書房新社
2019-07-12


毒親と絶縁する 古谷経衡 集英社新書 2020

図書館本

古谷さんの本は色々と読んでおりますが、これは自叙伝的エッセイでしょうか。
色々と知らなかった事が沢山出て来て面白い(失礼しました)です。村上龍さんの
文章の美しさに魅了されたとか。4歳の息子さんがいるとか。経衡は改名したものだとか。

ご自身が書かれていますが、加害者と被害者の関係は日本と韓国の様な感じで
被害者は決して過去の屈辱や痛みを忘れる事はないと。

子供に対する教育熱は種々あるのでしょうが、良く内田樹さんが書きますが
教育は贈与であって投資ではないと。
古谷さんのご家庭は、どうも投資だと考えていたんでしょうね。

まあ、教育虐待のある意味、おかげで種々な文学や歴史に親しむ過程で現在の評論活動の
礎が出来たのも事実かもしれません。

これからも古谷さんの本は楽しみにしております。

毒親と絶縁する (集英社新書)
古谷経衡
集英社
2020-11-20


山と獣と肉と皮 繁延あづさ 亜紀書房 2020年10月

図書館本 今年読んだ本ベスト10に入ってくると思う良書

読みだす前、そして少し読みだした時には長崎に家族で移住された方が
近所の猟師さんの活動をエッセイにした程度なのかと思っていた。

しかしである、非常に洞察が深く、自然と人間とのかかわり、人間と動物との係わりに
言及が及び、さらには民俗学・社会人類学的な書からの引用なども駆使して話が進む。

ワナ猟の近所のおじさんとの付き合いから、次にサル使いでもある本格的猟師さんと続く。
そして最後に皮革業の白鞣し職人さんが登場する。

もちろん、鹿や猪を美味しく食べるレシピもある(塩麹を使うと良いらしい)
しかし、そこから食文化へ話を昇華させ、水俣病へと話が進むのも凄いのである。

特に勉強になったのは、皮から革への話である。中世、清めとしての職業の
皮革業、そこに存在した「穢れ」という概念・文化。人間の死体、あるいは動物を屠るという
行為が差別という歴史を創り出し、脈々と続いてきたこと。
ここで筆者はしっかりと網野善彦氏や赤坂憲雄氏を文献として使う。

著者は体験を通して(もちろん、それまでの人生での学びや知識)、生きる事としての死を
見つめ、人と動物の輪廻転生、あるいは循環する時間とでもいうのが正しいだろうか、そんな
哲学をご家族5人で(お子さん3人)身をもって吸収してしまったのだと感じる。

環境学でもあり、食育でもあり、死生学でもあるように感じた書でありました。

山と獣と肉と皮
繁延あづさ
亜紀書房
2020-12-04




記事タイトル「一所懸命に漕(こ)いできた〜“歴史探偵”半藤一利の遺言〜」

「一所懸命に漕(こ)いできた〜“歴史探偵”半藤一利の遺言〜」 - ETV特集 - NHK


素晴らしい番組でした。
特に司馬さんとの対話からの指摘は備忘録に残したいと思い画像を撮りました。









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そして半藤さんの願い、もちろん私の願いでもあります。
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資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 対談 マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソン 斎藤浩平 集英社新書 2019

図書館本 良書

斎藤氏の人新世の「資本論」 (集英社新書) 新書 – 2020/9/が未読です。
また、まったくの経済学や哲学に対して不得意ですが、今後の世界の流れには興味をもっています。

ポスト資本主義と呼ばれる、資本主義社会の終焉から次の未来の姿をどのように
構築していくべきかという論考なのかな。
その背景には格差の拡大、貧困、地球環境問題そして民主主義の分断という現象があるのでしょう。

気が付いたポイントだけメモしておきます。
議会制民主主義の機能不全と過去へのノスタルジーに依拠した政治主導体制が、国難レベルの危機と合致した場合に、愛国主義的で、強権的な独裁体制に変貌してしまう危険性をもっと深刻なものとして、私たちは認識しなくてはなりません。(斎藤)
<コモン>を民主的に管理するという経験こそが、本当の意味での政治がどのようなものなのか、具体的な輪郭を与えてくれる。
新しい時代のコミュニズムを考えるならば、まず<コモン>から出発しなければなりません。(ガブリエル)
スー族のパイプライン建設反対:所有権の主張だけでなく、地球との新たな関係 まさに<コモン>
略奪的な経済を越えて人間と自然との関係を修復することに繋がる
ベイシックインカム(BI)の負の消費税(ミルトン・フリードマン 新自由主義)としての形
UBIに対してユニバーサル・ベイシック・サービス(教育、福祉、医療の無料化)

ポストキャピタリズムへと導く4つの要因(メイソン)
限界費用ゼロ、高度なオートメーション化と労働の定義の変化、正のネットワーク効果、情報の民主化
人々が強制的・義務的な仕事から解放され、無償の機械を利用して必要なものを生産する社会
上記4つの要因に抵抗する資本の動き
 市場の独占ー限界費用ゼロに対する抵抗、ブルシット・ジョブーオートメーション化に対する抵抗、プラットフォーム資本主義ー正のネットワーク効果への抵抗、情報の非対称性をつくり出すー情報の民主化への抵抗

サイバー独裁に抗うヒューマニズム
アルゴリズムを用いた社会の管理、シンギュラリティ、トランスヒューマンの可能性といった問題
環境危機がポストキャピタリズムへの契機となる
エコロジカル社会主義
グリーンニューディール支持者とMMT信者の共通性?

自由、平等、連帯、そして民主主義の価値




第1部 マイケル・ハート(資本主義の危機と処方箋   WEBより転載
政治主義の罠
“コモン”から始まる、新たな民主主義
情報テクノロジーは敵か、味方か
貨幣の力とベーシック・インカム)
第2部 マルクス・ガブリエル(「ポスト真実」の時代を生んだ真犯人
「人間の終焉」と相対主義
新実在論で民主主義を取り戻す
未来への大分岐―環境危機とサイバー独裁
危機の時代の哲学)
第3部 ポール・メイソン(情報テクノロジーの時代に資本主義が死んでゆく
資本の抵抗―GAFAの独占はなぜ起きた?
ポストキャピタリズムと労働
シンギュラリティが脅かす人間の条件
資本主義では環境危機を乗り越えられない
生き延びるためのポストキャピタリズム)



13歳からの環境問題 志葉玲 かもがわ出版 2020

図書館本 良書

志葉さんは戦場ジャーナリストとばかり思っていた愚か者の私です。
非常に広範な取材を通して、世界の環境問題、地球問題に取り組んでいることを知りました。
本書は決して若年層だけに向けた書ではなく、より多くの方が手にすべきだと思います。

グレタ・トゥンベリさんらの地球の未来に関する危惧が科学者のデータに基づくものであり
現状での世界の政治家らの取り組みがいかに不十分であるかが理解出来ます。

キーワード
地球温暖化がもたらす地球の被害(災害、熱波、山火事等)
時代遅れの日本のエネルギー政策(原発温存)石炭火力に融資する日本と銀行
熱帯雨林の危機(伐採、パーム油発電問題)
生物多様性の危機
プラスチック問題
食と水問題(肉と水)
海洋資源と漁獲量

13歳からの環境問題
志葉 玲
かもがわ出版
2020-04-09

死を受け入れること 小堀鴎一郎 養老孟子 祥伝社 2020

図書館本 ほどほど

養老先生の書籍に親しんでいる方には特に目新しい事を何もないです。

小堀さんの本を僕は読んでいないのですが、前著「死を生きた人びと――訪問診療医と355人の患者」2018が話題になっていて、今回の対談になった様だ。

ちなみに同年齢、東大医学部卒だが、小堀さんは学年が3こ下だそうです(書の中で詳しく書かれている)。

要するに人間の死生観、もっと言えば日本人の死生観をお互いに語りあうという感じ。
小堀さんは僕は頑張った、そして頑張った、でも今は頑張らない死に方に向き合っているという感じだろうか。

養老先生の死生観は、2人称の死、人間死亡率100%、死なないと思っている人たち、死ぬまで生きよう、そんなキーワードで常にブレないのである。


嘘つきシンちゃんの脳みそ  齋藤 芳弘 (著), 矢吹 申彦 (イラスト)  スーパーエディション 2021

やっと入手(楽天)

良く出来ている絵本です。
是非、国民全員で読んでみましょう!

また、解説が的確です。

平気で嘘をつくシンちゃんを作り出した背景を考えると非常に興味深い。

ただ、問題なのは国民の代表である国会議員(自民党、公明党)がなぜ、こんな虚言癖議員を
国のトップに長期にわたり担いでいたのか??

すでに発展途上国から後進国に進みつつあるニッポンの暗部がこの絵本で分かる気がする。

うそつき





ちなみにお値段は1100円です、間違ってもamazonの古本値段で買わないでね(笑)
嘘つきシンちゃんの脳みそ
齋藤 芳弘
スーパーエディション
2021-01-01

嘘つきシンチャン 

ネット通販にもリアル書店(早稲田と大船)にも無かった。


昨年末の古賀茂明さんのネット動画(有料ML)で知っていたので、すぐに買えるかと思っていたら。。。

楽天にオーダーを入れていたけど、2回位遅延の知らせがあったけど、なんとか届きそうです。

現在はまた在庫無し

嘘つき国会議員、官僚、公務員 そんな2021年でしょうかね。

嘘つきシンチャン

リニア新世紀名古屋の挑戦 奥野信宏他 名古屋都市センター編 ディスカバー携書 2017

図書館本 提灯本

まあ、よくここまで名古屋ヨイショが出来るものです。
いわゆるメガリージョン(3大都市圏、東京、名古屋、大阪)がリニアによって形成されると
人口が6810万人(東京 3980万、 大阪 1780万、 名古屋 1050万)で世界一になると。
東京圏あるいは首都圏の人口が3980万もいたりするわけです。首都圏(、東京都およびその周辺地域である茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県の1都7県 3800万人程度 残りの200万は?)

中間駅インパクト(相模原市、甲府市、飯田市、中津川市)の各駅停車が時間当たり何本停車するのかの記載は無し。(JRは一時間に1本、チケットはすべてネット予約としている)
現状での甲府ー品川が133分(2時間13分)と書かれていますが これもウソ。そんなにかかりません。
甲府―新宿のバスが120分程度で新宿―品川は山手線20分でしょ。


コメントとして寺島実郎氏、藻谷浩介氏、家田仁氏等々がヨイショしています。

この手の本の注意点は、儲かるよ!儲かるよ、絶対儲かるよ!的な情報だけを掲げて
不都合な真実を絶対に開示しないことですね。
経済効果とか捕らぬ狸の皮算用を信用して損するのが常です。

大量電力消費や自然環境破壊、最近では静岡での大井川水量減少予測に伴う工事の停止
外環道大深度地下トンネルでの陥没事例(リニアも大深度地下でのトンネル工事)。
コロナ禍でのJR各社(特にJR東海の新幹線)の大幅減益。

さてさて、疑う事を忘れると、後になって騙されたって言っても後の祭りですよ。
そう、騙される側の責任もしっかり自覚してくださいね。(戦争責任者の問題
伊丹万作)

リニア新世紀 名古屋の挑戦 (ディスカヴァー携書)
黒田 昌義
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2017-07-13




是非こちらの本をご参照ください。
超電導リニアの不都合な真実
謙一, 川辺
草思社
2020-11-30


観光亡国論 アレックス・カー 清水由美 中公新書ラクレ 2019

図書館本 良書

犬と鬼、美しき日本の残像、ニッポン景観論などの名著を綴っているアレックス氏。
非常に説得力のある日本の観光の恥部とでもいう問題点を指摘しています。
オーバーツーリズム、モラル、景観などに関する指摘はこれからの日本のツーリズムの
進展に役に立つのだと思う。

出版された時にはもちろん現在のコロナ禍(2020-2021年1月現在)もなく、インバウンド客が
3千万人を超えていたかと思います。
それが現在では限りなくゼロに近い現実。

メモとして
公共工事という観光公害、工事がが壊す景観、それを景観保護に換える試みも始まっている。
便利なアクセスが本当に観光の利益?
ユネスコサイド=世界遺産登録で壊す地域
体験プログラム等の導入による活性化

観光亡国論 (中公新書ラクレ)
清野 由美
中央公論新社
2019-03-07

Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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