図書館本

同時に筆者の前著である「日本軍と日本兵」を読んでいます。

本書同様に多くの資料を読み込んで考察する書であると思う。
またネットオークション等に出品される隊員の遺書などの収集も行い、歴史の検証を続けている。

まず初めに、特攻隊員として、1945年8月15日の敗戦を知らずに亡くなった多くの若き日本人に
心よりご冥福をお祈りいたします。そして戦争開始時および敗戦時における物量の差は明らかであり
日本が負ける事は、多くの海軍主計将校はその事実を知っていたというのに。

本書では
特攻隊員の心情
特攻の意図(軍部やメディア)
国民の特攻・戦争論
を、国民の視点を加味して論じている。

特攻隊員の遺書、家族の想い、メディア(ラジオ、雑誌、新聞)の果たした戦争継続、徹底抗戦への責任
女子挺身隊のマスコット人形 特攻機に飾り出撃 美談として雑誌等に掲載
1945年1月―2月 国民の間には「神風」特攻による勝利への絶望が広がる

特攻隊員の現実 (講談社現代新書)
一ノ瀬 俊也
講談社
2020-01-15