図書館本

鈴木氏(1966-)のヤクザと原発(2011)は読んでいる。
本書は漁業(密漁)とヤクザの関係性を長期にわたり国内外で取材した著作である。
アワビ、ナマコ、カニ、シラス等々
私たちが普通に(たまに?)食べる高級海産分は密漁で取られたものがかなりの部分
あることがわかった。

確かに山の山菜をとっても罰せられず(多くの場合)、海で海産物を取ると罰せられる。
それはなぜか?その背景を歴史的に考察もしています。

また水産の専門家ですら、漁業には地雷が多すぎるという言質。

裏社会が実は表社会と密接に関係性を持って存在する業態が漁業なのかもしれない。
そんな事を感じた一冊である。