「渡辺恒雄 戦争と政治〜戦後日本の自画像〜」 - NHKスペシャル - NHK


ある意味良い番組でした。
残念なのは、現政権に対する論評が無かったこと(きっとインタビューは行われたのだとは思います)。

ナベツネさんの反戦の想いはこれまでの言動からも明らかであり、自身の戦争体験から来るものでしょう。

以前ブログでも紹介しましたが、朝日新聞主筆の若宮さんとの対談でもこんな事を語っていました。
読売新聞 渡辺恒雄会長との対談(月刊論座 2006年2月号)で渡辺さんは靖国神社の遊就館を見て仰天し、厳しい靖国批判に転じた。「軍国主義をあおり、礼賛する展示品を並べた博物館を、靖国神社が経営しているわけだ。そんなところに首相が参拝するのはおかしい」 A級戦犯の合祀についても「靖国神社に祀られている多くの人は被害者です。やはり殺した人間と被害者を区別しなければいかん」と痛烈だった。


web より
「渡辺恒雄 戦争と政治〜戦後日本の自画像〜」

70年にわたり戦後政治の表と裏を目の当たりにしてきた読売新聞グループのトップ・渡辺恒雄氏、94歳。今回、映像メディアによる初めてのロングインタビューが実現した。証言から浮かび上がるのは、歴代首相の“戦争体験”が、戦後日本に与えた影響である。戦争の記憶が薄れゆく戦後75年目の日本。戦後日本が戦争とのどのような距離感の中で形作られ、現在に何をもたらしているのか。渡辺氏の独占告白から立体的にひも解く。