図書館本

すでにドラマ化もされているんですね。(見ていませんが)
現在(2019年)の司法の弱体と官邸主導の種々な不祥事(モリカケ等)を見ていると
かなり警察の力がそぎ落とされていると感じます。


さて本書
外務省での不祥事、機密費詐欺事件(本来は汚職)。
全て実名で当時を綴っている。(現役刑事1名を除く)
主人公は刑事達だ。巨大組織からの「餌付け」を拒んで生きる人達と筆者は書く。
不正に立ち向かう名も無き勇者(石礫、いしつぶて)。

官房報償費(機密費)という不明瞭な金を競馬馬、女性、その他(国会議員や大使館、その他)に
使ったノンキャリア職員。
おそらくキャリア職員も関わっていたが不問となっている。
この辺は佐藤優さんが、逮捕職員が墓場まで事実を持って行くことで外務省の崩壊を防いだのだろうと
著作の中で書かれていたと記憶する。
だから、次官経験者や大使経験者も逮捕者には頭が上がらないのだろう。

興味深いのは、キャリア官僚(次官や局長になった)が賭けマージャンに興じていた事。
逮捕者(松尾)はマージャンが強く、キャリア官僚らから勝った金を部下に集金させていて
その額が、給料の何倍にもなっていたと。
多くのキャリア官僚が参考人調書を取られている(現日銀総裁、財務官、首席内閣参事官ら多数)
要人外国訪問時の報奨金(機密費)の多岐にわたる支出(それが松尾の懐に入る、大使館に配る等)
松尾と外務省幹部との間の金の流れまで到達できなかった。





この方も主人公の刑事の一人として登場