リニア建設を阻む静岡県――川勝知事の「禅問答」がもたらす、これだけの弊害 (1/5) - ITmedia ビジネスオンライン


2019年07月23日 05時00分 公開記事

スポンサーからの依頼と発表報道だけを元にした(試乗もしたようですが)提灯記事の見本。

海外在住なのでしたら、ハイパーループとの比較とかしてみたらいかがでしょうか?
環境破壊に対する立ち位置はないんでしょうね。

技術の進歩って? 開発初めの頃は高温超電導や常温超電導が21世紀には開発されていると
国鉄技術者や国鉄関係者がご自身の本で書かれていましたよ。
果たしてその結果は?
未だに液体ヘリウムが必要ですよね?
旅客数は新幹線より少ない1000人ですよね。

ご存知ですか?
環境アセスメントの内容をご存知ですか?


以下備忘録的にメモ

「その背景には、ある種の「リニア叩(たた)き」が一部のメディアで積極的に報じられるなど、「リニアへの誤解」がある。この「超電導リニア」技術を使った「中央新幹線」というプロジェクトの意義が、静岡県だけでなく、全国の世論に正しく伝わっていないという現状があるため、「リニアへの誤解」をベースとして落とし所のない論争が続けられているのである。

 誤解というのは、多岐にわたっている。例えば技術的には「強力な電磁石の中を進むので、腕時計をつけて乗車すると時計が狂ってしまう(実際は強いシールドがされており、乗客が強い磁力にさらされる事はない)」や、「莫大な電力を消費するのでリニア推進派は浜岡原発を無理に稼働させたがっている」などといった誤解は、今でも世論の中にはある。あるいは「JR東海の葛西敬之名誉会長は、安倍晋三総理との人間関係を利用してリニアを推進している」などという報道も散見される。」


「まずリニアの本当の意義というのは航空に対する代替である。仮に東京(品川)=大阪がリニアで結ばれれば、羽田=伊丹の航空路線は、国際線乗り継ぎ便以外は消滅するだろう。その場合、リニアの二酸化炭素排出は、航空と比較すると約3分の1まで減らすことができる。その意味で、リニアという乗り物は立派なエコなのである。 」

「日本から「世界へ輸出」 

 リニアというのは、電力を消費しつつ高周波数で磁極のNとSがスイッチする機構、つまり電気モーターにおける回転する部分というのは、車体の側にはない。可変する電磁石は「ガイドウェイ」と呼ばれる両側の壁に埋め込んである。このガイドウェイに埋め込んだ電磁石は、特殊な合金を使用した技術の塊(かたまり)となっている。

 また車両側にある超電導磁石というのは、極低温に冷却することで超電導現象、つまり電気抵抗がゼロになるという特殊な技術が使われている。どちらも、旧国鉄総研時代から日本が国策として積み上げてきた研究開発の成果である。だが、こうした先端技術の粋であるリニアの各部品は、東京=名古屋=大阪の区間だけではメーカーとして「十分なマーケット規模をもつ」とまでは言えない。

 日本における成功事例を確立した上で、世界各国に採用されていけば、各部品メーカーの収益力を上げることができるし、その上で、各国のリニアが稼働し、必要に応じて車両やインフラを定期的に更新していくことによって、技術を後世に継承しやすくなる。つまり、リニア中央新幹線というのは、日本の技術の成果であると同時に、その技術を後世に伝えるための「持続可能なだけの普及規模」を獲得する、そのための「ショーケース」でもある。」

「そんな中で、この超電導リニアについては、大規模かつ長距離の輸送システムとしては、現在でも「世界のトップを走っている」と言っても差し支えないだろう。これを実用化し、更には海外へ売り込むことができれば、日本の技術に端を発した新たなビジネス可能性が生まれるだろう。だが、現実には、今回問題になっている通り、着工許可が出されないままプロジェクトは遅延し、時間だけが過ぎている。」


筆者プロフィール 原文のママ
冷泉彰彦(れいぜい あきひこ)

ニュージャージー州在住。作家・ジャーナリスト。プリンストン日本語学校高等部主任。1959年東京生まれ。東京大学文学部卒業。コロンビア大学大学院修士(日本語教授法)。福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務を経て93年に渡米。最新刊に『自動運転「戦場」ルポ ウーバー、グーグル、日本勢――クルマの近未来』(朝日新書)。近著に『アイビーリーグの入り方 アメリカ大学入試の知られざる実態と名門大学の合格基準』(CCCメディアハウス)など。メールマガジンJMM(村上龍編集長)で「FROM911、USAレポート」を連載中。週刊メルマガ(有料)「冷泉彰彦のプリンストン通信」配信中。