図書館本

鎌倉に本社を構え、NPOをはじめ多方面で活躍する柳澤さん(1974-)。

ただ本業の方が若干調子悪いようなのが気になります。
「カヤック、2018年12月期は3億9100万円の営業赤字に転落 新作不振のソーシャルゲームの売上が減少2019年02月14日 報道」

本書の内容としては、GDP以外の指標で評価される価値観があっても良いではないかという
これまでも多くの方が主張されてきた考え方。
それを実践ベースに移す取り組みが鎌倉資本主義なのだと理解しました。
そして色々な取り組みが綴られています。

何をするか(地域経済資本、財源や生産性)
誰とするか(地域社会資本、人のつながり)
どこでするか(地域環境資本、自然や文化)
この3つが揃うと幸せになる。

ブレインストーミングでのプロジェクトメイキング
鎌倉宗教会議をお手本にするような横の連携

鎌倉在住者として感じたのは、鎌倉という立地条件、財政状況、人材から、もし鎌倉で彼らの取り組みが成功しない様であれば、他の地域ではなかなか厳しいのかなと思うのであります。


鎌倉資本主義
柳澤 大輔
プレジデント社
2018-11-30