図書館本

青木理さんの、トラオ 徳田虎雄 不随の病院王 は読んでいて、現在難病(ALS)と闘っている徳田さんの生き様に興味を持っています。

すべての人が平等に医療を受ける権利があるという当たり前の事を当たり前にしつつあった徳田さん。
僻地医療、離島医療、そして地域医師会との闘い。
そんな万人への医療を日本だけでなく、広くアフリカまで広げようとしていた徳田さんでもある。

幼少期、青年期、そして国会議員へと突き進んだ時代考証。
歴史にIFはないけれど、もしALSにり患しなければ、違う日本の医療や世界の医療になっていたのかもしれない。

ご自身がお元気なころの中村祐輔さん(東大教授)との2002年の対談が最終章に置かれている。
まさに先見性が見て取れます。

ご快復をお祈りいたします。