図書館本

昨今の「日本スゴイ」「反中嫌韓」的の記事、書籍、テレビ番組の多さに大きな危惧をを感じています。
真面目な意味において右翼が保守なのであれば、米国への従属を嫌い、自主憲法制定も理解できるのですが、最近は憲法改正、米国従属、日米安保維持、沖縄基地問題無視といった感じが右と左を分ける
指標の様に思えてなりません。

そんな文脈からすると鈴木邦男さんは筋が通った保守ではないかと思います。
そして、今の政治に危機感を持っていて本書に繋がったのでしょう。

非国民だの売国奴だと人を罵る連中が真の右翼だの保守だのとの到底思えません。
愛国心などの言う言葉を連発する輩には注意しましょうということです。
鈴木さんは故竹中労さんとも親しく、竹中さん自身が非常に鈴木さんを評価していたと思います。

備忘録メモ

美しいが毒をもつ「愛国心」 愛国無罪 国は傷つき貶められる
愛国心の持つストーカー的危険性 
ヘイトスピーチ・デモと愛国のリンクは無い
鈴木氏は改憲派だが今の急激な改憲の動きは危険だから反対
憲法24条 ベアテ・シロタ・ゴードン(1923〜2012)さんが草案 その先見性はアメリカ憲法以上の民主的・理想的 女性の権利
愛国者の政治家はいるのか 国賊とは
自由のない自主憲法より自由のある押しつけ憲法
改憲派の小林節教授が改憲反対になったきっかけ 国が国民に愛国心をもてという事の問題
空疎なナショナリズムと言葉だけの愛国者の急増
安倍首相の「日本を取り戻す」 自主憲法と愛国心の押し売り
愛国心を批判した三島由紀夫 人類愛ならわかると 愛国心は国家を以て閉ざされた愛
三島は右翼が嫌いだった 憂国