献本御礼

是非とも多くの方に読んでいただきたい。
TVのニュースや新聞ではほとんど報じられないリニア新幹線の問題。
リニアはまさに、原発安全神話報道や巨大公共事業(ダム、高速道路等々)と同じ構図だということが
良く分かります。
すなわち施工側(JR東海)の広告主(原発における電力会社や電事連)に対してメディアは真実や
住民側の声に耳を傾けない。事故が起こったり談合や贈収賄があれば報じるという態度なわけです。

樫田さんは前著
<増補> “悪夢の超特急"リニア中央新幹線 ~建設中止を求めて訴訟へ (旬報社 2016)でも地に這う様な
取材でリニア計画沿線で住民の声を聴き、関連する行政およびJR東海の資料を分析しています。
本書ではより理解しやすくするために、わかりやすく問題点を整理しています。

リニア計画とは?
難問1 膨大な残土
難問2 水涸れ
難問3 住民立ち退き
難問4 乗客の安全確保
難問5 ウラン鉱床
難問6 ずさんなアセスと、住民の反対運動
難問7 難工事と採算性
おわりに―住民・市民の声に耳を傾けられるか

難問7つ(もちろん他にも問題は沢山ありますが(電力消費量や技術的な問題)のどれ一つ現状で解決していません。
にもかかわらず工事だけが進んでいるのです。
いったい誰のための公共交通なのでしょうか?
現在裁判も始まっていますので、これらの問題に対してJR東海は回答せざるを得ない状況になっています。

海外ではイーロン・マスクが主導するハイバーループ計画で時速1000kmを超える超高速次世代交通システムや(世界10か国で路線計画を予定)、中国では時速360劼任料行を再開し、時速500劼凌傾眤システム開発に着手していると報道した(2010年)。

果たして莫大な国費(JR東海単独事業ではなく、実験線やリニア技術開発にすでに国費が投入されている)を投入してまで、大自然破壊を伴うリニア新幹線が必要なのか?大深度地下や南アルプス地下での事故や地震対策は? 原発安全神話を信じていた結果の帰結はどうであったのか。

誰のためのリニア新幹線なのでしょうか?