図書館本 良書

テレビというメディアが大本営発表だけを流す装置になるという危機感を感じます。
金平さん(1953-、2016年TBS退社)が40年にわたり歩いてきたメディアの世界を時系列的に綴っています。

備忘録メモ
3.11原発震災におけるメディアの致命的な意識の欠如(発表を待つだけ)
官―政―学ー業―学―報の原子力ファミリー・ペンタゴンの強固な構造(NHK 小出五郎)
 緊張感の無いもたれあい、相互チェック機能無し
朝日新聞科学部 大熊由紀子「核燃料 探査から廃棄物処理まで」推進側に偏っている
戦争責任と同じように、原発推進責任についてもうやむやにされてします。だから歴史は繰り返す
芸能界と暴力団の関係より、電力会社と資源エネルギー庁、原子力安全・保安院の関係の方が悪質
メディアと市民の絶望的な距離 大飯原発再稼働反対デモ(官邸前)を報道しないNHK、他のメディア その結果 正しい報道ヘリの会のカンパによるヘリコプター取材
記者たちの官尊民卑意識
アメリカの選挙の主戦場はテレビ 選挙資金4800億円が使われる
ウオッチドック(権力の監視)とアクセス・ジャーナリストの関係性
機密扱いになったジョンレノンの歌詞(集会で堂々と歌われた唄)
田英夫解任事件 1969年3月 報道の自由は死んだ 喪章を着用
組織メディアの属する若い人 致命的な欠如 文学、映画、音楽、芸術等の文化領域への関心
戦争協力で部数を飛躍的に伸ばした新聞
ニュースオプエド等のインターネットメディアへの期待
記者クラブ制度 緊張感のない省庁の記者会見 忖度するメディア
自発的隷従に抗うテレビが戦後的メディア
吠えない犬、咬みつかない犬、咬みつき方を忘れてしまった犬、ご主人さまから与えられるままにエサを頬張る愛玩犬になってしまうジャーナリスト
筑紫哲也 new23 最後の言葉 「力の強いもの、大きな権力に対する監視の役を果たそうとすること、それから、とかく1つの方向に流れやすいこの国の中で、この傾向はテレビの影響が大きいんですけれども、少数派であることを恐れないこと、多様な意見や立場をなるだけ登場させることで、この社会に自由の気風を保つこと、それを、すべてまっとうできたとは言いません。しかし、そういう意思を持つ番組であろうとは努めてまいりました」「たいまつは受け継がれていきます」