図書館本

養老先生(1937-)、南さん(1948-)の対談
養老先生はすでに80歳になるんですね。

超少子高齢化時代を迎える日本です。
人口ピラミッドは逆3角形に限りなく近づくわけですよね。

そんな中で老人という切り口で面白可笑しく対談が続きます。
基本的には養老先生の価値観や哲学は昔となんら変わっていないと思います。
死生観も変わっていません。

問題なのは、不機嫌な老人や文句ばかり言っている老人。
どうして、そんな老人が増えてしまったのか?
まあ、意識も無く長く生きてしまう今の医療体制にも問題があるのかもしれませんね。

備忘録メモ
将来のために今を犠牲にいて勉強しなさいなどと昔は子供に言わなかった
人間は騙しとおせるかもしれないが、自然は騙せない
遺言は残さない 死んだ人が指図とするのは家が存続した過去
勉強したりすること自体が楽しいということが分かる=考えることの楽しさ

老人の壁
養老 孟司
毎日新聞出版
2016-03-23