図書館本

前著の、日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか、戦争をしない国 明仁天皇メッセージに続いて読んでみた。

教科書や学校で絶対に習わない日本の戦後史だろう。
日本国憲法の上位に位置するアメリカの支配構造。
著者は決して落胆することなく、未来のあるべき筋道も示している。
ただし、日本国民が現状に甘んじるのであれば、間違いなく米軍指揮下で戦争に参加し、多くの日本人が戦闘で死に、相手国の国民も殺す事になるのだろう。
アメリカの公文書、外務省の公文書等からの一次資料に基づき筆者が調査した内容が記載されている。

備忘録メモ
ホテルと言う名の米軍基地 ニュー山王ホテル 港区
日米合同委員会 日本の超エリートが在日米軍のエリート軍人と直接協議するシステム(米国の外務官僚や米大使館員ではなく)ブラック・ボックスとして機能
二つの密約: 基地密約(日本の基地を米軍が自由に使う)
 指揮密約 (日本の軍隊を自由に使う)
日米行政協定1952 日米地位協定1960
再軍備密約 1951年2月3日 保安隊(5万人)の発足
占領終結後の対米従属
マッカーサーvsダレス マッカーサーの解任 国連軍構想
9条2項と在日米軍(違法な先制攻撃を繰り返す)のねじれ
国連軍の様で国連軍でない在日米軍
国連憲章と例外規定(安保理が必要な措置をとるまでの間、集団的自衛権行使可能)
朝鮮戦争と警察予備隊(75000人)創設と8000人の海上保安庁増員 1950年7月8日 その後保安隊へ 米軍基地の保安 米軍から兵器の供与
海上保安庁の掃海艇部隊が実質的に朝鮮戦争に参戦
吉田・アチソン交換公文 
平和条約後の沖縄軍事占領のトリック 米軍の法的支配の構造(旧安保、新安保)下記図参照
国連軍地位協定が終了するのは朝鮮戦争が終結した時(現在も休戦中)それまで日本は完全隷属状態
マッカーサー・モデルからダレス&マグルーダー・モデルへの転換
砂川裁判の残したもの:政府が憲法違反の条約を勝手に結ぶことで、正式な手続きをへることなく、実質的な憲法改正を行う事が可能になる。57年前の最高裁判事の予言が2015年の安保法案の審議に合致。
サンフランシスコ・システム(平和条約後のアメリカへの軍事的従属体制)
フィリピンモデルとドイツモデルによる独立への模索
憲法改正は修正条項追加型が良い(現行憲法本文はそのまま残す)






米軍支配2米軍支配1