「山怪」で売れっ子になってしまった田中さん(1959-)の作品

相変わらず沢山のカラー写真がビビットとです。

猟師自らがシェフになっている食堂の紹介。
まさに地産地消、サステイナブル経済、そしてトレイサビリティーな食材と言ったところだろう。

とかく、野生の肉は臭いだとか、堅いという話を聞くのだけれど、本書でも明らかなように
仕留めた後の処理により肉の味は雲泥の差があるのだ。
いち早く血を抜き、冷やす(鹿やイノシシ)ことで美味しい肉が提供できる。

現状、お値段的にはジビエはまだまだ高値の花ではあるけど、猟師食堂が増えれば
きっとお手頃価格で美味しい野生がいただけるようになるのだろうと期待しています。

そうそう、一部で生のジビエ(刺身)等が出回っているようですが、寄生虫やE型肝炎等の
感染例が報告されていますので、くれぐれも生は食べないでくださいね。

猟師食堂
田中 康弘
エイ出版社
2016-03-25