図書館本


(オリバー・ストーンが語る日米史の真実) よし、戦争について話をしよう。戦争の本質について話をしようじゃないか。を読んで、この本を知りました。

教科書で習わない戦後史
そして犠牲のシステム(高橋哲哉氏の言葉)としての沖縄の姿

なぜ沖縄がここまで不幸を担わせられるのか?
いつになったら日本人としての平等が実現するのか?
辺野古問題は決して沖縄だけの問題ではないのにも関わらず、無関心を装う多くの人々

あまりに知らない事が多すぎる自分を痛感するのである。

何度も読まないといけないと思う。


目次 HP
日本語版への序文(ガバン・マコーマック)
英語版推薦文

序 章 琉球/沖縄―処分から抵抗へ
翻弄される島々/国家の重圧/抵抗

第1章 「捨て石」の果てに―戦争、記憶、慰霊
戦争/住民被害/記憶

第2章 日米「同盟」の正体―密約と嘘が支える属国関係
干渉と密約/日米「同盟」/属国

第3章 分離と「復帰」―軍支配と基地被害は続く
「復帰」とは/1972年5月15日―「返還」という名の安保強化/犯罪、事故、騒音、汚染―基地被害に脅かされ続ける戦後

第4章 辺野古―望まれぬ基地
辺野古新基地案の展開/グアム協定/グアム協定以降―パッケージを開け、包み直し、ひもを掛け直す

第5章 鳩山の乱
属国体制に挑む/迷走と挫折

第6章 選挙と民主主義
民意介入の歴史/流れは変わった―2010年の3選挙

第7章 環境―「非」アセスメント
名ばかりの「アセスメント」/従属の道具としてのアセス/高江とオスプレイ用ヘリパッド/オスプレイ配備―20年間隠された暴力

第8章 同盟「深化」
進む軍事統合とその代償/「トモダチ」関係の屈折

第9章 歴史を動かす人々
与那嶺路代/安次嶺雪音/宮城康博/知念ウシ/金城 実/吉田健正/大田昌秀/浦島悦子

終 章 展望
沖縄、抵抗する島々/日米関係再考/「普天間問題」を超えて

あとがき―日本は「愚者の楽園」のままでいるのですか?(乗松聡子)

沖縄の“怒”―日米への抵抗
ガバン マコーマック
法律文化社
2013-03