図書館本

週刊新潮に連載した文章を加筆・改編とのこと。

上原さん(1973-)の本は何冊か読んでいるが、本書は「食」にこだわって綴っています。
ソウルフードをそのオリジナルな場所まで出向き、自分で食べて、現地の声を聴くという態度。
路地、アイヌ料理、北方少数民族料理、沖縄料理そして焼肉など。
筆者は「精神性」に注目して魂の料理を文献、インタビュー、実食を通して掘り下げていく。
ある意味、民俗学的、人類学的学術研究の様でもある。

個人的には食文化に関しては優劣をつけてはいけないと思っている。
しかしながら、世の中では平気に優劣をつけたり差別的な反応をする動きもある。
クジラ、犬、昆虫食、野生動物等々である。
やはり根源的には教育なのだろうか?

さて備忘録メモ
ホルモンの語源は「放るもん」(食べなくて放る)ではない。路地でも韓国でも食べられてきた。
歴史的空白部分としての内臓食:根底に差別意識、先入観等

被差別のグルメ (新潮新書)
上原 善広
新潮社
2015-10-16


被差別の食卓 (新潮新書)
上原 善広
新潮社
2005-06-16

日本の路地を旅する (文春文庫)
上原 善広
文藝春秋
2012-06-08

差別と教育と私
上原 善広
文藝春秋
2014-03-26