訃報:福島菊次郎さん94歳=反骨の報道写真家 - 毎日新聞


同じ毎日新聞より

福島菊次郎さん死去:戦後の激動撮り続け 言行一致の人生

毎日新聞 2015年09月25日 15時50分

 ヒロシマからフクシマまで−−。戦後の激動の現場を撮り続けた反骨の報道写真家、福島菊次郎さん(94)が、24日亡くなった。突然の訃報に、福島さんを知る人たちから悼む声が相次いだ。

 1960〜70年代の成田空港(千葉県成田市)建設を巡る「三里塚闘争」を同じ時期に撮影していた同県市川市の写真家、北井一夫さん(70)は「福島さんの写真は、学生と機動隊が衝突し合う過激な写真がほとんど。『もっと柔らかい写真があってもいいのでは』と周囲で言い合ったが、多くが柔らかい作品に流れていく中で、最後まで『反権力』を貫いた。写真界に一つの方向性を示してくれた」と振り返った。

 東日本大震災後、被災地入りした福島さんに同行したフォトジャーナリストの那須圭子さんは「言うことと、やることがすべて一致している人で、94年間のあっぱれな人生だと思う。安保関連法の成立を心配し『戦争なんて始まらないと頭のどこかで考えているだろうね。でも、もう始まるよ』と最後まで危ぐしていた」と惜しんだ。

 30年近い交流があったフォトジャーナリストの山本宗補さん(62)は「福島さんは戦争が再び訪れる社会を予想し、その現実にあらがってきた。『戦争法案』が可決された現在、私たちや次の世代に報道とはどういうものか伝え続けてほしかった」と述べた。

 親族によると、福島さんは今年8月ごろに自宅で転倒し、足を骨折して入院生活を送っていた。肺に水がたまるなど体調を崩しがちだったが、24日昼ごろは耳元で話しかけると目を開き、うなずく仕草もしていたという。【関東晋慈、尾垣和幸、小中真樹雄】

ブログにで何度も福島さんの本や展覧会、映画などについて書かせていただいた。
本当に多くの事を勉強させていただきました。
戦争法案にはきっと大反対だったでしょう。
どうぞ、天国から日本が間違った道に進まないように応援してください。

ありがとう、福島さん。