図書館本

本当に素晴らしい一冊
赤羽さん(1952- 新潟県教育公務員)が自ら調査し、論文等を読み込み、まとめ上げた記録であろう。
一つ一つ丁寧に聞き歩いた姿は現代の宮本常一の様である。
もちろん、宮本をサポートした澁澤敬三が昭和8年に越後奥三面に訪れて映像記録を取っている事も
記載されている。
敢えてマタギと書かずに狩人というテキストを使っているんでしょうね。

山に生かされていると確信してそこの棲む人々
いかに多くの動植物が人間との関係性の中で利用されてきたか
そして山の生活者が従来考えられていた以上に広く各地と繋がっていたか

薬、繊維(被服)(植物、動物)、食糧(動物、澱粉、植物)、住の資材(縄、建築材、屋根、覆う材)、日常品(寝具、食の道具、明り、在室の強化)
人間中心の植物分類、動物と自然との関係性での植物分類の必要性
縄文から受け継がれてきた知識や技能が失われ、ヒトと自然の関係性が確実に弱くなっているのである。


目次
第1章 伝説の狩人
第2章 熊と山菜
第3章 越後奥三面のカモシカ猟をめぐって
第4章 採集の民俗・考古学的研究
第5章 澱粉山と生存のミニマム
第6章 雪国の山菜ををめぐって
第7章 採集の形態