リニア工事中止求め仮処分申請 長野、大鹿村民15人:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)


住民無視、環境破壊、ゼネコンの出来レース

裁判になって当たり前です。


リニア工事中止求め仮処分申請 長野、大鹿村民15人


 リニア中央新幹線のトンネル工事で、飲料水の水源や生活道路の通行に深刻な影響が出るとして、工事が予定されている長野県大鹿村の村民15人が27日、JR東海に対し、工事の中止を求める仮処分を名古屋地裁に申し立てた。

 計画では、村内の予定区間13キロの多くがトンネルになる。JR東海は今秋から工事車両の通行のため道路拡幅工事を行い、年度内にトンネルの本体工事の着工を目指す。

 申し立てによると、工事は南アルプスの水脈に影響を与え、水源が枯渇するおそれがあると指摘。JR東海はその影響を明らかにしないほか、村内の道路の一部が1日に1000台以上のダンプカーで占められ、村民の通行に支障が出るなど、生活環境の悪化が避けられないと主張している。

 仮処分を申し立てた民宿経営浮島仁子さん(76)は名古屋市内で記者会見し「何も分からないまま、どんどん計画は進んでいく。大変不安で、落ち着かない毎日」と訴えた。JR東海は「提訴の事実関係が分からないので、コメントは差し控えたい」としている。

 JR東海は昨年12月、東京・品川―名古屋駅間の2027年開業を目指し、リニアの建設に着手。南アルプスのトンネル掘削は難工事が予想される。

(中日新聞)