図書館本

読んでいて怒りの感情の後にくる虚脱感。
嘘をつき、ズルをしてごまかす事で事実を無かった事にする現実。
公文書、情報公開、秘密保護法、誰が誰のために情報を隠すのか?
知らなかったとか、騙されたとかでは済まない時代に自分が生きている事を痛感した一冊。
公文書が残されない(破棄される)ために起きた健康被害として、エイズ薬害、水俣病等々がある、エイズ薬害では当時のNHK取材班の「埋もれたエイズ報告」「赤い追跡者」などの調査報道によって記録が発掘されたりした。

備忘録メモ
敗戦が濃厚になり「非常焼却」指示、幹部が個人的に保存(秘密公電等々)
歴史資料の公開に取り組んで来た外務省(外交上当然)
情報の独占は権力の源 情報公開制度自体を忌避する傾向
文書館の設置法制度に取り組んだ自民党岩上二郎議員 公文書管理法での福田康夫議員
1999年情報公開法制定 2001年施行
行政文書:職員が職務上作成・取得、組織的に使用、機関内に保有
文書「不存在」の多発
公文書館への移管あるいは廃棄
公文書館の独法化
2008年 公文書管理法制定 2011年4月施行
特定秘密保護法施行 2016年12月
各国の公文書保護の例
公文書管理と情報公開は世界の常識
アジア歴史資料センター(村山首相時代に設立計画)





〈目次〉
序章 もともと秘密だらけの公文書――情報公開の後進国日本 久保亨
第一章 捨てられる公文書――日本の公文書管理の歴史 瀬畑源
第二章 情報公開法と公文書管理法の制定 瀬畑源
第三章 現代日本の公文書管理の実態と問題点 瀬畑源
第四章 公文書館の国際比較 久保亨
第五章 特定秘密保護法と公文書管理 瀬畑源
あとがき 公文書と共に消されていく行政の責任と歴史の真相 久保亨/瀬畑源


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