図書館本

如何に地方のメディアと行政がダメなのかが良く分かります。
まあ、もちろん田尾さんやその他多くの論理的に頑張る地方再生人もいるのだけれど。
田尾さんは「麺通団」団長として讃岐うどんを民間レベルで知名度を上昇させた。
「うどん県」の源流を作った人達が田尾さん達だった。
ヒエラルキーで一番下の製麺所型のうどん屋が実は旨かった(大手や名の通った既成うどん店の反発)


対談の形を取って、田尾さんの香川県の問題点をさらけ出し、町興しと言う名(活性化とも言う?)の補助金まみれで誰も責任を取らない現状を指摘します。
一番の問題点は情報公開の不備。いくらの予算をどこにどの様に支出したのかわからないイベント。
結局費用対効果は分からず打ち上げ花火として地元新聞やテレビが騒いで終わる現状。

個人的には勝谷さんの意見に反対の部分もあるが、脱原発や行政の見える化(田中康夫さんに投票するために軽井沢に家を作り住民票を移した)や右左関係なく筋を通す政治家の好み(小沢一郎、辻元清美、田中康夫)は同じ。
特に福島原発震災を予言したような作品「ディアスポラ」は黒沢監督の「夢」を彷彿させます。

さて備忘録メモ
瀬戸内国際芸術祭の話(いくら使って、どんな効果があったか不明)集客数のウソ 
まちおこし=補助金事業
リターンの取れない投資を続けるとどうなるか?政治もビジネスも同じ
まちおこし、活性化、どうなったら成功?
アーケード、舗装、看板、ベンチ、イベント それで成功する?
広告代理店の戦略(赤字のイベント多数 食の祭典、横浜博、瀬戸大橋博etc) コンサルに騙される構図
目的が無さ過ぎる地域活性化
観光協会に金を流して、観光協会がやりましたという形にする。
介護とエコで認可を取る地方土建業界 老人ホーム、特養が儲かる
地方行政を批判する人間を排除 メディアも取り上げない
地方広告主に配慮して(自主規制)して取り上げられない旨いうどん店(製麺所型の)
発表報道のみの地方メディア 最大のクライアントは行政
「うどん県」イベントにどこの広告代理店にいくら出したか不明 誰がOKを出したのか不明。
巨額の補助金を持ってきたという成功例としての丸亀商店街
活性化のための会議、実はどうやって補助金を取るかの会議
地方議会で政策を作るのは役人、議員じゃない(笑) 地方の世襲制議員問題
前任者以上の仕事をしていけない市役所職員
利益を増やすための議論、入ってくる利益を増やすか、出て行くお金を減らすか。この議論がない。
目的なく進むテレビのトーク番組。 だから手段が決まらない。
日本は過去をさかのぼって何かをする人を評価しない。欧米は評価する。
長野県(田中知事時代)、地回りがバッチをつけている。利権の構造にマスコミも書かない。







ディアスポラ
勝谷 誠彦
文藝春秋
2011-08-04