図書館本

期待をはるかに超える良書。
ジュニア新書だが大人も読むべき。

読んでいて楽しいし、一人ひとりの小さな努力と連携でエネルギー問題も良い未来に繋がっていく。
高橋さん(1973-)が歩いて取材した住民目線な態度がすがすがしい。
そして自分が知らなかったこと(たとえば太陽熱温水器)を素直に認めて取材していく。
ご当地電力として北海道、小田原、宝塚、石徹白、多摩、上田、徳島等
海外の例としてデンマーク、オーストラリア
太陽光発電だけのコンサート ソーラーパワーブドウカンの紹介

電力を含む全てのエネルギーを身近なものとして捉えて考えれば、おのずと日本の未来も見えてくるように思う。
原発震災から4年、未だに故郷に戻れない15万人の原発難民の方がいる。
そして原発廃炉まで何年かかるのかも不明な現在。

備忘録メモ
小田原:郷土の小水力発電復活、約100年前の設備を市民の手で復活
植民地型経済(フクシマ原発タイプ、電力は東京)から自立型経済へ
作ることが目的の事業はダメ(補助金での風力発電事業等)
選べるエネルギーへ、選べる電力へ(PPS)
エネルギーデモクラシー(自分たちの手にエネルギーを取り戻す)
全国ご当地エネルギーレポート http://ameblo.jp/enekeireport/