図書館本(速攻で予約したら早く読む事が出来た)

原発ホワイトアウトの続編
仮名と実名が上手く絡みあった小説。(古賀さんはここでも実名)
ざっくり言えば、いかに電力(原発)利権が政治家、官僚、電力業界に浸み渡っているかということだろう。
安全神話と必要神話の洗脳
札びらとポジション斡旋(天下り等) 国益と私益の2重構造 責任は問われない、仕事は楽、給料は良い

国益とは何か考えるのには良いテキストだと思う。
放射能汚染された郷土は果たして「美しいニッポン」なのか?
国民の7つの疑問(田坂広志氏)に何一つ明快な答えを出さない政府、行政、アカデミアそして電力会社。
 原発の安全性
 使用済み燃料の長期保管
 放射性廃棄物の最終処分
 核燃料サイクルの実現性
 環境中放射能の長期的影響
 社会心理的な影響(精神的な健康被害)
 原発発電コスト

そんな中で起こる第二のメルトダウン(柏崎刈羽原子力発電所を想定、泉田知事は逮捕されている)で首都圏は住居不能になる。
選挙での脱原発派の動きもマネーでへし折られ、天皇陛下への請願権でしか国民の意思や希望、祈りは通じないという流れ。

備忘録メモ
内閣法制局の無謬性(作った法律は全て正しい)
官僚制とゴキブリの共通性(放射能汚染でも生き残る抵抗性、縦割り行政)
現行の憲法下においても政治が機能不全を起こした時に、例外的に天皇陛下による部分的な御親政が行われることが想定されている。
陛下が国事行為を拒否されれば、国事行為は完成しない。
いわゆる「象徴天皇」は、単にシンボルではなく、日本的伝統や文化、そして民族の共生さらに統合と融合の象徴としての「霊性」を持った存在として捉えるべきであろう(平野貞夫氏)
家が朽ちてもシロアリは生き残る。日本が放射能汚染にまみれても、電力マネーに群がる政治家屋官僚は生き残る。。。。二度の原発事故を起こしても原発推進は止まらない。それが「電力モンスター・システム」の復元力である。
今生陛下への請願の送付先 〒100-8968 千代田区永田町1-6-1 内閣官房内閣総務官室 との事。


ちなみに、これが請願法
請願法
(昭和二十二年三月十三日法律第十三号)

第一条  請願については、別に法律の定める場合を除いては、この法律の定めるところによる。

第二条  請願は、請願者の氏名(法人の場合はその名称)及び住所(住所のない場合は居所)を記載し、文書でこれをしなければならない。

第三条  請願書は、請願の事項を所管する官公署にこれを提出しなければならない。天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない。
○2 請願の事項を所管する官公署が明らかでないときは、請願書は、これを内閣に提出することができる。

第四条  請願書が誤つて前条に規定する官公署以外の官公署に提出されたときは、その官公署は、請願者に正当な官公署を指示し、又は正当な官公署にその請願書を送付しなければならない。

第五条  この法律に適合する請願は、官公署において、これを受理し誠実に処理しなければならない。

第六条  何人も、請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。

   附 則

 この法律は、日本国憲法施行の日から、これを施行する。
東京ブラックアウト
若杉 冽
講談社
2014-12-05