図書館本 やっと回ってきました。

初出はオール読物 平成19年から25年の短編7本

小池さん(1952-)もお歳を重ねて来て生老病死に関する話題が多いように思います。
また鎌倉やその周辺、あるいは軽井沢周辺を背景にしたモノも以前は多かったように思いますが
最近はそれほどでもないですね。

今回の7本はエロチックありプラトニックあり色々であります。

個人的には女性の業(ごう)あるいは性(さが)を小池さんが深く書き紡いでいるように思えます。
今回はエロチックな作品より千年萬年、交感などが非常に印象に残りました。

ちなみに小池さんの作品では「ふたりの季節」なんかが好きですね。

ソナチネ
小池 真理子
文藝春秋
2014-04-09