リニア工事認可にさまざまな声 - NHK山梨県のニュース


東京と名古屋の間を結ぶリニア中央新幹線について、国土交通省は、JR東海の建設工事の計画を認可し、13年後の開業を目指し、本格的に動き出すことになりました。
沿線となる甲府市では、歓迎の声が上がる一方、建設工事の影響を懸念する意見も聞かれました。

リニア中央新幹線は、13年後の2027年に東京・名古屋間での開業を目指していて、このうちルートとなる山梨県では、42キロ余りにわたる実験線で走行試験が行われ、甲府市には新たな駅が建設される予定です。
建設工事の計画が認可されたことについて、JR甲府駅前では、さまざまな声が聞かれました。
甲府市の70代の女性は、「見てみたいし、一度でよいから乗ってみたいです。東京に息子がいますが、帰って来るときに早くなるねと話しています」と話していました。
甲府市の40代の会社員の男性は、「アクセスがよくなり、さまざまな地域から山梨を訪れてくれるようになると思います」と話していました。
一方、韮崎市の60代の男性は、「リニアが通っても、産業や観光に魅力がないと人が降りないと思います」と話していたほか、甲府市の50代の女性は、「リニアの建設の用地買収でせっかくつくった畑を手放さなければならない人もいると聞いているので、あまり喜べないです」と話していました。

10月17日 20時00分