2014年1月から2月にかけて読売大阪科学面の連載とのこと。

技術礼賛は結構。
技術と自然環境との関係には触れていない。
技術的に可能な事とその技術が社会的に受け入れられるかどうかは全く別である。
原発事故も殆ど全ての日本人は「科学技術安全神話」に騙されていたのだらから。

御嶽山の噴火により多数の方が亡くなったとのニュースが流れた後にこのメモを残している。
JR東海のリニア建設に伴う環境影響評価書では火山との関係性も示さねばならないが、気象庁が指定している
活火山に御嶽山は含まれているにも関わらず、リニア新幹線関連の最も近い活火山は富士山とだけ記されているとの指摘があった。長野県のリニア中間駅と御嶽山の関係性はどうなんでしょう?

すでに山梨実験線では多くの水枯れ、沢枯れ問題が報告されているし、静岡では大井川の流量が毎秒2トン減少するとJR東海が自ら解析しています。さらには活断層の問題や火山の問題と。
科学や技術の机上の理論的可能性で自然界の巨大なエネルギーは制御管理出来ると思っているのだろうか。

備忘録メモ
トンネル:品川ー相模原 42キロ、名古屋ー可児市 35キロ 南アルプス25キロ 中央アルプス 23キロ
トンネル工事は「神業」の正確性 神戸大学 茶川真一教授(54歳)

健康な人には問題無い数値(電磁波に関して) 名古屋工業大学名誉教授 藤原修
JR東海は詳細は明らかにしていないが、高温超電導の研究を独自に続けている。
05年にはニオブチタン合金より約100度高い温度で超電導状態になる「ビスマス系」という高温超電導物質を使った磁石を試験車両に積み山梨実験線で最高時速553.9キロを記録している。





締めで書かれている。
つい最近まで「夢の乗り物」だったリニアモーターカー。世界で唯一の交通機関の開業に向け、鉄道技師らの挑戦は今後も続く。