図書館本

本書の前著になる「約束の地」は持っていながらまだ読みかけ。

350ページを超える長編であるが、一度読み始めると文章の海から、やがて八ヶ岳の森や白州、武川の自然の中に迷い込む。

ネタばれになるので内容は書かない。
狼、犬と人間、人間と人間、自然と人間の係り合いをフィクションという形で綴る(でも僕は山梨出身者なので、多くの部分がノンフィクションであると気が付いている(笑)

行政、地元住民、移住民、その辺をポイントに読むとさらに面白い。
ローカルルールと都市ルール(机上ルール)の混濁した中で動物や子供の純真さや真面目さが引き立つ。
そして、脱原発運動のこと、高速道路建設問題などが何気に織り込まれている。

次回作の展開を早くも期待している。


許されざるもの
樋口 明雄
光文社
2014-07-18