JR東海社長(出版当時、その後会長、相談役)
1989年に同じ出版社から東海道新幹線―その足どりとリニアへの展望を出しています。

そして今年は東海道新幹線50年 (KOTSUライブラリ) を出していますね。

新幹線に関しては高度成長期と優良の労働力という背景、人口減少などまったく考慮しなくても経済成長するという流れであった。

本書は多くの内容が前著等の重なっている。
ご自分で書いたのか編集者が書いたのかは分からないが、、、、

なぜか同じ釜の飯を食ったであろう角本良平氏の著作等にはまったく言及してません。
都合の悪いことには目を瞑る交通政策に見えます。
是非、常識の交通学などをお読みいただければと思う。


1994年、すでに日本の将来における人口ピラミッドは人口減少になることによる歪な形になることは想定されていただろう。しかし、多くのばら撒きインフラが作られ、国債発行も増えていく。
そんな中で国鉄時代から始まっているリニア新幹線という「夢」の技術の名のもとで進んでいくプロジェクト。
そして1996年から宮崎実験線のあとを受けて山梨でリニア実験線が開始する。

本書ではリニアの目的は東海道新幹線のバイパス。前著ではリニア単独では採算が取れないので東海道新幹線との共同経営が必要と書いている。

また前著でもそうであるが、リニアの電力大量消費に関して、将来的には常温超電導技術の開発と書いているが2014年現在、まったく技術開発は報告されていない。

中央新幹線沿線学者会議(代表 天野光三 京大名誉教授)や沿線の期成同盟会の話も出てきます。

東海道新幹線30年
須田 寛
大正出版
1994-11