東京電力研究を読んで斎藤さんの著作をフォローし始めた。
そして彼のジャーナリストとしての力量を感じた。
しっかりした取材と参考文献の読み込みが作りだした一冊だろう。

もともとEMのニセ科学に興味があり、その章は読んでいたのだが、今回やっと全ての章を読んだ。
10年以上前の著作を読んでみて感じたのは、未だにニセ科学全盛であり、その背後に企業経営者、政治家、宗教等が蜘蛛の糸のように絡む構図。

純真な心を持っている人ほど騙されてしまうという構図もあるのかもしれない。
ある意味、神秘体験としてのオカルト宗教なのだろうか。

是非、斎藤さんには再度オカルト資本主義の今を取材して欲しいと思う。


目次
第1章 ソニーと「超能力」
第2章 「永久機関」に群がる人々
第3章 京セラ「稲盛和夫」という呪術師
第4章 科学技術庁のオカルト研究
第5章 「万能」微生物EMと世界救世教
第6章 オカルトビジネスのドン「船井幸雄」
第7章 ヤマギシ会―日本企業のユートピア
終章 カルト資本主義の時代