新幹線、世界11カ国へ売り込み JR4社が新組織:朝日新聞デジタル


リニアの海外輸出のために原発も売り込むようですね。

すでに鉄道では中国が時速500KMの列車を完成しているし、他国の廉価で安全で汎用性が高い列車であれば日本の新幹線の必要はないですよね。

間違ってもODAを使って国民の税金で外国に新幹線なんていうことは止めてくださいね。

いつから朝日新聞はJR東海様に文句が言えなくなったんだろう、、、安倍ー葛西ラインに逆らえない?
それとも大口広告主様にはひたすら媚を売るのであろうか?

以下記事


新幹線、世界11カ国へ売り込み JR4社が新組織


2014年4月11日08時33分


 JR東日本、東海、西日本、九州の4社は新幹線の海外輸出をめざす団体「国際高速鉄道協会」(IHRA(アイラ))を設立した。実績が豊富な欧州、政府といっしょに売り込む中国に対抗し、世界11カ国で進む高速鉄道計画に新幹線やリニアの採用を働きかける。

■売りは「絶対的な安全」

 協会にはJR4社や日立製作所、川崎重工業など25社・団体が参加し、理事長には元国土交通事務次官の宿利正史(しゅくりまさふみ)氏が就いた。今後、高速鉄道をつくろうとする国々と情報交換し、日本の新幹線が「国際標準」になるよう働きかける。

 10日の初会合では、宿利氏が高速鉄道を計画する米国やインドなど6カ国の政府関係者らを前にこう強調した。「東海道新幹線の開業から50年間で、(新幹線の)列車事故による死傷者はゼロ。絶対的に安全な輸送を実現している」

 絶対的な安全が新幹線の売りだ。在来線とちがう線路を走り、自動列車制御装置(ATC)で衝突を防ぐという方式を培ってきた。

 欧州の高速鉄道は在来線と共通の線路を使うことが多く、衝突に備えて車両を頑丈にしているため、電気代が多くかかる。新幹線は専用の線路を走るため車両が軽く、省エネルギーの利点も大きい。

 協会をつくったJR4社はそれぞれ新幹線を運行する。東海道新幹線は世界に類をみない大量輸送を実現している。東北新幹線は時速320キロの最高速度を誇り、九州新幹線は急勾配を走り抜ける。タッグを組んだのは、各社の得意な技術を組み合わせ、各国の求めに柔軟に対応するためだ。

 では、どこに売り込んでいくのか。「在来線への乗り入れがある欧州では欧州方式が合理的だ」。JR東海の葛西敬之会長は、新しく専用の線路を造る東南アジアや米国、ブラジルなどに勝機があるとみる。

■ライバルは欧州や中韓

 日本勢と競う顔ぶれは、世界最速の「TGV」をつくったフランス・アルストムのほか、ドイツ・シーメンス、カナダ・ボンバルディアといった老舗の巨大企業がずらり。安さを売りにする中国や、TGVの技術を取り入れた韓国も強敵になっている。

 日本の新幹線は安全だったり性能が高かったりするが、その分、コストも高くなりがちだ。JR東日本の担当者は「車両は高くてもトンネルや駅の建設費を下げる技術が進んでおり、全体の費用を抑えられる。『新幹線は高い』というイメージを打ち消すことが重要だ」と話す。

 政府の後押しもかぎを握る。安倍政権の成長戦略では、新幹線などのインフラ(社会基盤)の輸出が柱の一つになっている。

 7路線で計4600キロに及ぶインドの高速鉄道計画では、安倍晋三首相がインドのシン首相に自ら売り込み、一部の路線予定地の共同調査にこぎ着けた。国交省幹部は「協会設立で、政府が4社の長所を一体でアピールできるようになる」という。(土居新平)