記事の裏だって伝えたい 単行本出版のお知らせを2つ


出版を楽しみにしていたのですが、、、

頑張ってください!樫田さん。
こういうのクラウドファンディングで出版出来ないのかな。。。


以下樫田さんのブログより転載

(2)そして、リニア中央新幹線。
 じつは、この3月上旬にも、リニア中央新幹線に関する単行本を出版予定でした。
 3月3日頃には見本の本も刷り上っていたのですが、出版社の親会社である某大学が「編集者がつけた本の題名が過激だ」とクレーム。私とすれば、題名だけ変えて印刷すればいいだけの話・・と思っていたら、コトはそう簡単にいかず、結局出版見送りという形になりました。なぜ、そうなったのか、その経緯を明日編集部に尋ねにいきますが、いずれにせよ、このままあの原稿をお蔵入りさせるわけにもいかず、今、新たな出版元を探しているところです。
 となると、どうしてもやることが出てきます。それは、本日3月25日で、リニアが通る1都6県の知事の意見書が出揃ったわけですが、それに寄せられる評価を整理することと、意見書から40日以内にJR東海は「環境影響評価書」を作成するので、その関連の取材も必要になります。
 そして、新たな事実を盛り込んだ分、本が分厚くならないよう、これまで書いてきた原稿のどこかを削らねばなりません。
 しかし、やらねばなりません。1999年にリニア問題に出会ってから感じていることは、このリニア問題は、ほとんどまったく報道されないけれど、それはマスコミだけではなく、フリージャーナリストも同じだということ。
 マスコミもフリージャーナリストも、原発や津波被害についてはとてもよく取材をしていますが、それは「事故が起きたから」です。
 しかし、リニアは、事故は起きてはいないけれど、問題の本質はすでに現れているわけです。事故が起きるとは断言しません。しかし、「事故は起きるかもしれない」。この想定にたった話はJR東海からも出てこないし、メディアからも出てきません。
 だが少なくとも、実験線においては、おびただしい水枯れが起きていて、使い道のない残土が谷を埋めているという現実がある以上、なぜ、その現実を演繹的に近い将来のリニア沿線に重ねることができないのか。
 私が取材してきたことには意味がないとは思いません。

 どの出版社になるかは未定ですが、近々決めます。
 ご関心をおもちの皆様、もう少しだけお待ちください。
転載ここまで




リニア かしださん