リニアと南ア、映像作品に 静岡大成高放送部 | 静岡新聞

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リニアと南ア、映像作品に 静岡大成高放送部
(2014/1/24 07:56)

 静岡大成高(静岡市葵区鷹匠)放送部はJR東海リニア中央新幹線の建設工事が行われる南アルプスをテーマに映像作品を制作している。国内3大都市をつなぐ国家レベルの大動脈創出事業と環境保全との整合性を問う。3人の部員は「中立性を心掛けながら、高校生の視点を生かしたい」と高い意識で臨んでいる。
 事業説明会に参加したり、資料を読み込んだりして理解を深めてきた。コンテストに出品するため、7月ごろの完成を目標にJRや地元住民、関係省庁などを取材する。部長で2年生の生子里紗さん(16)は「日本人の経済意識と環境意識が同時に問われていると思う」と強調する。
 「気掛かりは県民の関心の低さ」と指摘するのは1年生の中川勇斗さん(16)。先の県公聴会は、定員358人の会場の席が3分の1程度しか埋まらなかったこともあり、1年生の小野薫子さん(16)は「若い人に見てもらえる作品にしたい」と意気込む。顧問の溝口信宏教諭(48)は「自分たちの感性を信じてほしい」とエールを送る。
 同校放送部は過去に県内外の映像祭で入賞した経験がある。南アルプスの玄関口、静岡市葵区井川地区の民俗や林業を取り上げてきた実績もあり、詳細なルートが示された昨年9月ごろに企画内容を決めた