〔リニア工事〕「数字なく評価しにくい」 情報不足に批判 (@S[アットエス]) - Yahoo!ニュース


山梨にはまともなメディアは存在しないようです。

以下記事
リニア工事〕「数字なく評価しにくい」 情報不足に批判

@S[アットエス] 10月19日(土)7時50分配信

 南アルプスの地下を貫くリニア中央新幹線が自然環境に及ぼす影響を話し合った18日の静岡市環境影響評価専門家会議。JR東海との初の質疑応答について、専門家会議の岩堀恵祐会長(宮城大教授)は終了後、「相手を説得し、納得させる会議にしてほしい。具体的な数字がなく評価しにくい」と険しい表情を見せた。
 生物や環境、騒音などの専門家7人(欠席者3人)のほとんどが、JRが示した環境影響評価準備書を補足する資料や調査データの不足を指摘した。
 県自然史博ネットワーク副理事長の三宅隆委員は、調査書の記載内容がリストだけの提示にとどまっているとして、「(JRの)評価がいいか悪いか論評もできない」と批判した。
 環境全般が専門の佐藤博明副会長も「(JRは環境影響に)何も心配ないという評価だが、全体を読んで『そうです』と言えない」と述べた。
 質問と回答がかみ合わなかったり、不確実要素を残す回答も複数あった。トンネル工事で出る残土の県外置き場を聞く委員の質問に、JR東海は山梨、長野は「事業が始まってから選定していく」と説明し、県外残土が南アに排出される可能性を否定しなかった。
 同日の質疑応答以外では、専門家が約100にも及ぶ事前質問一覧を提示した。委員がこの質問にいつ回答してくれるのか、と詰め寄り、静岡市の担当者が「次回までに回答いただけるようJRと調整中」と代弁した。
 岩堀会長や静岡市が「厳しいスケジュール」と話す通り、この専門家会議は今後、11月から来年1月までに計3回の会議を集中開催し、環境保全などに関する意見を来年1月までに田辺信宏市長に答申する予定。“地元の意見”は答申を受けてまとめる市長意見に集約される。
 JR東海は専門家の数多くの疑問や質問にいかに答えていくのか。閉会後の報道陣の取材に、出席したJRの責任者は「事前に話がなかったので答えられない」と応じなかった。

静岡新聞社

同じく

静岡県内に他県残土も リニア工事、JR東海示唆

@S[アットエス] 10月19日(土)7時19分配信

 静岡市葵区最北部の南アルプス地下を貫くリニア中央新幹線の整備計画で、JR東海は18日、山梨や長野など他県区間のトンネル工事で発生する掘削残土(排出土)を本県内の処分地に搬入する可能性を示唆した。同市の環境影響評価専門家会議で説明した。
 JRは本県分の環境影響評価(アセスメント)準備書で、県内区間(10・7キロ)の残土発生量を360万立方メートルとし、南ア内に7カ所の処分地を示した。一方、他県の準備書で明らかにしている処分地は山梨県内の1カ所だけ。
 南アの長大トンネルは山梨、静岡、長野の3県にまたがり、委員が「他県の残土を静岡県に捨てることはあるのか」と質問した。JR東海環境保全事務所(静岡)の田中雅裕所長は「(南アの)2カ所の非常口(斜坑)から出る残土を静岡県内の置き場に置く」としながら、「あくまで現時点での工程、前提と理解してほしい」などと含みを持たせた。
 残土処分地について田中所長は「半永久的(な施設)になる」と述べ、設計の中で流出を防ぐための擁壁などを検討する方針を示した。3カ所に整備する作業員宿舎については、生活排水を抑えるために「浄化槽を設置する」と説明した。

静岡新聞社