東京圏鉄道整備へ6つの方向性/空港・都心の速達性向上/国交省 | 建設通信新聞


あと何分時間短縮すれば世界での競争い勝てる?
そういう数字すら出さないでインフラ整備だけを進める。
人口動態だけみてもアジア圏での日本の劣勢は確かだし、インフラへの国費投資で元が取れるという勝算ががるんでしょうか?
すべて借金先送りの構図ではないか?
そして更なる一極集中。


東京圏鉄道整備へ6つの方向性/空港・都心の速達性向上/国交省
【LRT、BRTで利便性も】
 国土交通省は、東京圏の都市鉄道の今後の方向性をまとめた調査結果を明らかにした。方向性は、災害リスクに強い鉄道や都市の国際競争力強化に貢献する鉄道など6項目を提示。実現に向けて新たに取り組む課題には、都心地域の業務・商業集積地区と国際空港とのアクセス利便性の向上などを挙げた。調査結果を受け、今年度は抽出した課題に対する具体的な方策を検討する。2000年にまとめた運輸政策審議会答申第18号が15年度に計画期間を終えることもにらみ、次期答申に向けた検討につなげる。
 調査結果は、東京圏の都市鉄道を取り巻く環境が抱える課題を踏まえ、そうした課題に対応できる都市鉄道のあり方を示したもの。対象とする範囲は東京都心部を中心とするおおむね半径50匏内で、30年までの期間を想定している。中央リニア新幹線の整備による環境変化や首都直下地震への対応なども踏まえて方向性を提示した。
 方向性には、▽大規模災害などのリスクに強い安全な都市鉄道▽安定した運行サービスが行き届いた都市鉄道▽安心でき、便利かつ利用しやすい都市鉄道▽都市の国際競争力強化に資する都市鉄道▽地域経済・産業の活力向上に資する都市鉄道▽省エネルギーで環境負荷の少ない都市鉄道−−の6点を明記。方向性を実現するためには、新たに取り組むべき課題と継続して取り組む課題なども示した。
 新たに取り組む課題には、国際競争力強化に向けた都心部と国際空港のアクセス利便性向上や、LRT(次世代型路面電車)やBRT(バス高速輸送システム)の活用による都心部の利便性向上などが挙げられた。都心部と空港のアクセス向上では、海外との都市間競争に打ち勝ちアジアの国際拠点都市として成長するために、都心部の業務・商業集積地区と国際空港との速達性を向上させる必要性を指摘。また、特定都市再生緊急整備地域内での駅施設も、都市開発と連携した機能強化や鉄道関係者による主体的なまちづくりの参画も重要視した。都心地域内の利便性を高めるため、駅前広場の整備により鉄道とLRTとの乗り継ぎも改善して環境負荷の少ないまちづくりにもつなげる方針も示している。さらに、リニア中央新幹線や首都圏3環状道路の開通も見込まれるため、こうした動きに対応した鉄道ネットワークの改善や駅施設の充実も求めた。
 国交省では、こうした方向性をさらに具体化する。今年度は示した方向性をさらに深度化するほか、課題に取り組むための方策を検討。中長期的な鉄道整備計画を示した運輸政策審議会答申18号の期間が15年度に終了するのを受け、具体化した内容は次期答申の検討にも反映させる。
[ 2013-09-25 2面]