安全対策に不信感が募った、リニア新幹線の説明会 | カラっと報告 | 石川けんじ日本共産党川崎市会議員(宮前区)


この議員さんのブログの通り、安全対策に関して非常に消極的な対応に思えました。

エレベーターの定員は?との質問にも答えず、最終的にストレッチャーは乗ると。
当たり前でしょう。緊急時でなくても気分が悪くなった方などを地下40mから地上に上げるんですから。
1000人(リニア最大乗客数予定)が避難するのに何台のエレベーターでそのキャパシティーはどの程度なのか
そんなことさえ提示されません。

また景観破壊に関してもアセスに関係するのか(神奈川の場合は殆ど地下であることもあり?)十分な
説明はありませんでした。

電磁波は国際基準から絶対安全(どこかで聞いたセリフですが)との御主張でした。
シールドが壊れても漏れないんですよね、きっと(笑)


環境影響に関しては関連会社が調べているとの事でオオタカや希少種が居ることは報告されましたが
この秋の報告までに果たして本当のデータを出してくるのか。

また30日にも説明会がありますが、会場からの質問が非常に残念なものが多かった事と感情的なものが
多かった印象があります。
これでは、JR東海のアリバイ(実績)作りのお手伝いをしているようなものです。

ちなみに残土問題は、山梨実験線では有効利用されて田畑になっているとの説明がありましたが
都合の良い例を一例だけ出したという印象でした(質問の時にパワポで表示)

大深度地下に関する法律があるのに、地下が下がった時はどうしてくれる?
そんな質問しても、JRが保証しますなんて言うはずないですよね。
個別に裁判するのも手かもしれませんが、勝ち目があるのでしょうか。

基本的には鉄道ジャーナリストといわれる人たちが指摘するように、中間駅なんか無いほうがJR東海は嬉しいわけですから、出来ることなら神奈川も山梨、長野なんかも駅をJR資金で作りたくないのは当然です。

いずれにしてもリニアが欲しい人は居らず、リニア工事が欲しい人が着々と動いているという印象でした。
会場ではJRの回答に拍手している一部の人はその手の方だったのでしょう。