是非読んでみたら>医療関係者と薬大好き、注射大好きな病院通いの人達

図書館本

村上氏(1961- 薬剤師、医師)の様なお医者さんが増えると住民は健康になり医療費も減るんだろうな。地域医療としての支える医療が今後の人口減少社会の一つの必然かと思う。
夕張(財政破綻後の)その他での闘の記録でもある。
まさに寄りかかり民主主義から引き受けて考える医療を真剣に考えた生き様。

備忘録メモ
注射信仰(注射しないと病気が治らない)からの脱却
ワクチンの公費接種による予防医療
行政の3つの言い訳「前例がない」「条例がない」「予算がない」だったら条例作っちゃう。
医療費が高い:住民の健康意識が低く、病人が多い(病院がないとか、寒冷地だとか関係ない)
医療亡国ニッポン:税収と医療費が同じ。CTスキャナの数、日本が世界の5割保有
検診を受ける人は、もともと健康意識が高い人だから、寿命が長い(早期発見、早期治療というバイアス)
医療費が多くかかるのは高齢者、資産を多く持つのも高齢者、それなのになぜ貧乏な若い世代が、これから生まれてくる世代に負担を押し付ける?
北海道人の気質と北教組(教育レベルの低さの元凶?)
地域を変えるのは、よそ者、若者、バカ者
北海道は決して医療過疎ではない。とりあえず入院という医療依存
「正義の味方」を自任する左翼系新聞記者や学者:炭鉱問題における権利意識と被害者意識
既得権益と無能な善任(緊急事態におけるこれほど有害なものはない)
地域医療再生臨時特例交付金が市職員の退職金などの手当てに。
メディアと行政がグルになって情報操作(ネットでの反論により真実が公開)
責任回避と権力欲に走る医療者(リスク恐怖症)
年功序列の弊害
ニーズはアンケートで決めるものではない(過剰なフォンツに答えるのがサービスではない)
知らなかったという「甘え」からくる医療費増大(病気の情報は溢れているのに)
胃ろう問題(QOLに繋がらないという事実、医師が恐れるマスコミ)
在宅医療も選択肢(夕張では黒字化し、夕張の文化になりつつある)
年寄りは若者より早く死ぬという当たり前を医療の仕組に。
制度は現場から変える
介護保険は寝たきりにならないようにするため、実際はリハビリさせずに寝たきりにした方が高収入になる現状
病院死と在宅死問題、病院で死ぬのが贅沢な時代になる。死者数が増え、病院が足りなくなる。


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