図書館本

佐藤優が読書術の本の中で出口さん(1955-)を評価していたので読んでみました。
いかにしてカリスマ塾講師が生まれたのかが分かるように思えました。
文字・コトバでしかコミュニケーションできない社会ですから、いかに言葉を大事に、そいて論理的に物事を考えるかが必要なわけですね。
昨今、英語は話せるけど英語だけ(日本語で十分な仕事が出来ない)の人が話題に上りますが、その根底に日本語で論理的に考えて文章に出来ないという事実があるのでしょう。
佐高信さんが専門バカは専門もバカと揶揄しますが、まずは母国語である日本語を最低限理解咀嚼して相手に伝える論理的思考が出来ないといけないのでしょう。

出口氏自身がご自身が変われたのは外的要因としての環境の変化もあったと書かれています。塾の講師などをして培った自信、そしてそこで身につけていった論理的思考の勉強術、こんな先生がガキの頃に居たらもっと僕も論理的に思考できる大人になれたかなと思った一冊でした。

論理的なコトバの使い方&文章術 頭をスッキリ整理するスキルが身につく!
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