単行本 1989年
文庫の最終章は単行本出版後に見つかった鈴木朗夫氏の日記をもとに「現代」に書いたものとの事。
佐高信氏の誉める人間は少ないと思う。
本書の主人公である鈴木氏の様に評価される人はさらに少ないであろう。
本書を読んだ多くの若者やサラリーパーソンは住友商事で働きたいと思ったに違いない。
病魔に襲われなければ間違いなくトップにたった人材だった。
そして、その鈴木氏を育てた会社の土壌があり、企業人がいたからこそ日本を代表する商社になりえたのかもしれない。
逆命利君、謂之忠 命に逆らいて 君を利する 之を忠と謂う
新装版 逆命利君 (講談社文庫) [文庫]
文庫の最終章は単行本出版後に見つかった鈴木朗夫氏の日記をもとに「現代」に書いたものとの事。
佐高信氏の誉める人間は少ないと思う。
本書の主人公である鈴木氏の様に評価される人はさらに少ないであろう。
本書を読んだ多くの若者やサラリーパーソンは住友商事で働きたいと思ったに違いない。
病魔に襲われなければ間違いなくトップにたった人材だった。
そして、その鈴木氏を育てた会社の土壌があり、企業人がいたからこそ日本を代表する商社になりえたのかもしれない。
逆命利君、謂之忠 命に逆らいて 君を利する 之を忠と謂う
新装版 逆命利君 (講談社文庫) [文庫]
逆命利君に対しては応命利自でしょうか。本を読まずにコメントするのも変ですが、命じる者=君ではないのが現代のはずだと私は感じます。
「君」とは何を示すと考えて「逆命利君」という言葉をそしゃくすべきか。
国民の象徴としての天皇陛下=大君、今は命じることが無い「君」として位置づけられていますが、政権の命に逆らい君の御心(=民草の心)に即して行動するということが「逆命利君」の解釈としたいです、私は。
リニア推進命令には応命利自でしかない人々が地域を滅ぼしつつある。