図書館本

ムネオ政治哲学な一冊。
佐藤優さんとの共著や宗男さんの著作を読んで無い方は、単なる利権政治屋というレッテルを鈴木さんに張るのかもしれない。
清濁あわせ持つ政治家の一人だろう。派閥、人脈、政治家の資質、金の話しが興味深い。
まだまだ話せない(書けない)事案(北方領土交渉等)も多いと思うが、秘書時代(中川一郎)から今に至る政治の海の中を生き抜いた一人の政治家の生き様を綴っている。
北の国からではないが、子供の頃のランプ生活、馬を売って大学進学する話が普通に北海道にあった時代、そこに鈴木氏(1948−)の源流があるのは確かだろう。共同体としての足寄が鈴木氏を作り上げた。

備忘録的メモ
宇都宮徳馬とのTV収録合間のいざこざ(中川一郎が朴正煕から金子を貰っているとの発言に対し)
「鈴木君、心配するな、中尾はオレが叩き落とす」by金丸信 そして中尾落選
人間関係が太いか細いかで政治家は決まる。(金丸、中川共にそういった)
竹下大蔵族、金丸建設郵政族、その役割分担
竹下政権の4年後は藤波孝生、その後は小沢一郎、その後は中村喜四郎と金丸氏は考えていた。
国対の使命「汗は自分がかきましょう、手柄は人に渡しましょう」
鈴木宗男の気配り術 防衛庁、自衛隊 現場への気遣い、外務省職員らへのつけ払い負担(佐藤氏との共著に詳しい記載あり)
金丸さん死去後に命日に必ず山梨へ墓参りにいくのは伊吹文明さんだけ。
小沢一郎の不器用さ(良い意味での)
モサドからの情報、杉原千畝の名誉回復、アメリカ情報屋から少し煙たがられた感じ。
東日本大震災に際して、プーチン首相(当時)はいち早く「ガスも石油も、日本が必要とする量を、ロシアはいつでも提供する用意がある」と表明、チェルノブイリの教訓をロシアにも頼るべき。

政治の修羅場 (文春新書)
政治の修羅場 (文春新書)