図書館本 人脈(お友達の好き嫌い)ってあまり変わらないんですね(笑)政治の世界では。

今読むと(2013年2月)非常に興味深いですね。安倍政権を今では安倍第一次内閣と呼ぶ。そして、現在が安倍第二次内閣。特に興味深いのは政権を支える周りの人々、大臣やら首相官邸を取り巻く人々。第二次内閣でも多くの安倍ファミリー的な人々が登用されている。
その点は上杉氏の当時の視点が素晴らしいのだろう。しかし、どこまでがご自身での見聞なのか、どこが推測や伝聞なのかがよくわからない。特に政治家個人の評価が果たしてどの程度まで信頼性をもつかは読者に任されているのかもしれませんね。

備忘録メモ
安倍正規軍の「参謀総長」には菅義偉
有識者メンバー 伊藤哲夫、中西輝政、西岡力、島田洋一、八木秀次 戦後レジームからの脱却
その援軍 下村、世耕、高市、安倍親衛隊)根本匠、石原伸晃、塩崎恭久 (NAISの会、Aが安倍) 中川昭一(真の同志)中川秀直 清和4兄弟:安倍晋太郎という父、長男の森、次男の小泉、三男の中川、四男 晋三
相談相手は麻生
経済界 御手洗富士夫、牛尾治朗、葛西敬之(JR東海会長)、張富士夫、秋山喜久、的場順三(のちに官房副長官、サプライズ人事 通常は官僚出身者、それが霞が関から反発)
創価学会 祖父と戸田城聖(第2代会長)との交流、父と池田との交流、安倍自身も池田の次男と高校の同級生
特命チーム(首相直属スタッフ10人)公募、役所の選別を受けないのは高橋洋一氏ひとりだけ。
女性 山谷えり子参議院議員(元産経新聞記者)、小池百合子補佐官
2006年10月 戦争責任発言、従軍慰安婦問題については、河野官房長長官談話を受け継ぐ。 戦略的互恵関係としての中国 櫻井よし子、中西らは批判

不祥事:タウンミーティングのやらせ質問と謝礼(電通、電通と朝日広告社)
迷走する教育改革、公務員改革(塩崎、渡辺(現みんなの党)にたいする官僚側の猛反発
破綻する側近政治 秘書官の迷走
道路特定財源見直し(塩崎)の自民党内での反発
4人の閣僚交代
2007年参院選惨敗

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年
官邸崩壊 安倍政権迷走の一年
官邸崩壊 (幻冬舎文庫)
官邸崩壊 (幻冬舎文庫)