図書館本

ダイヤモンドオンラインに連載したコラム等を時系列に並べている。
既成メディア(新聞、テレビ、雑誌)等が情報をどの様に処理して、公開しているか、また発表したり発表しないかを操作しているかをこれまでの上杉氏の経験と体験から綴っている。
自由報道協会に関しても書いているが、いかに記者クラブ制度に問題があるかをポスト3.11の文脈でも論じている。
現在フリーランスの烏賀陽氏(元朝日新聞)もメディアが脳死状態であることを指摘しているが、世界の常識としての権力を監視する立場であるべきジャーナリストが権力側のスポークスマン化する現状を上杉氏も嘆いている。
また、多くのタブーが業界に存在する(スポンサーの不祥事等に触れたがらない等々)事も多くの日本国民がポスト3.11に強く認識したところであろう。

興味深かったのは富士山噴火に関するハザードマップ作製に関して、上杉氏が取材や調査を過去にしていた際、行政もメディアも「風説の流布」などと言って半ば脅迫するような事実があったことだ。本来、行政やメディアは住民のために働く装置ではないのか?そして2012年、富士山噴火は誰もが今後起こりうると認識している。
この事象は3.11以降は放射能と健康被害や農水産物汚染に関する文脈でも同じではないだろうか?
調べもしないで安全だと宣言する行政(富士五湖の淡水魚放射能検査が断続的に行われない事など)やメディアは富士山の世界遺産登録との絡みで動いているのだろうか?

もうひとつ面白かったのは、ゴルフファンとしての上杉氏が、ゴルフ発祥の地・英国のゴルファーたちの密かな囁きだという、この話「ゴルフは米国に渡って悪くなり、日本に行って最悪になった」 なるほどと思う!この背景の一つの事実として有名ゴルファーの非常識なルール違反を違反としない日本ゴルフ協会の行為にもあるようだ。ただし石川遼選手はベタ褒めである。


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