ドバイ行きのエミレーツ機内で読了 読み終わった本が溜まってメモが追いつかない(涙


さて、本書はさげさかさんが、季刊「考える人」(新潮社)に連載している「娘と私」をオリジナルにして構成されている。
かなり個人情報を吐露してしまっていて、特にその貧困生活(彼女はそうは思っていないのでありますが)が実は幸せな生活の基礎になっているという現実をおそらくご自身で納得し一部楽しんでいるようにも思います。

養老先生(考える人にも良く文章を書かれている)が以前の著作の中で、「女と子どもは自然である」(たぶんこのようなテキストだったと記憶)と書かれていて、なぜ自然かと言うと女性も子どもも男からすると思い通りには出来ない、すなわち、征服や制御出来ない自然そのもであるという文脈だったと思う。
そんな著者の女性とお子さんのハナちゃん(女の子)が自然以外の何者でもないという事実を本書の中に勝手に読み取るのである。

赤ん坊から成長していくお嬢さんとの日々、共同体としての地域の中での関係性が読んでいて楽しい。

いつの日か、こんどはハナちゃんが、著者となって描くエチュードを読んでみたいと思うのである。

今はお二人ともさらに自然の豊かな場所に居を構え(この辺の話も大変面白い)日々楽しみつつ悪戦苦闘のようである。

母と娘のエチュード
母と娘のエチュード
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