図書館本

佐野眞一さん(1947-)が震災前までにまとめた対談、三國さん(1923-)自選の出演映画10本に関する対話、三國夫人との対談。
エピローグは震災後に再度三國さんとの対談(震災時三國さんが以前住んでいた鎌倉の芸術館小ホールでご自身出演の映画の会に居た事など)。

佐野さんは本当は映画監督に成りたかったと本書で知りました。
そして、映画に関する知識情報の深さを三國さん出演映画に関する対談(DVDを見ながらだったようです)でさらに知りました。

そして三國さんの映画を見たくなりました。

三國さんの出自、女性遍歴、52歳で初めて知る出生の秘密など、まさに波乱万丈の人生

三國さんは「役者人生50年記念・役者 三國連太郎」のVHSビデオの最後にこう述べていると書かれています。
「生きるということ以上に素晴らしい芸術はない」

佐野に「演じてみたい歴史上の人物もいませんか?」と問われ

三國「いません。すべて人生すっぴんです。」

佐野さんの評伝は、宮本常一、孫正義と読んだけど、本当に面白い。

怪優伝――三國連太郎・死ぬまで演じつづけること
怪優伝――三國連太郎・死ぬまで演じつづけること
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