常任委員会: こごし智子だより


僕はてっきり企業努力でヨーロッパや首都圏へ売り込んでいると思ってましたよ。
でも、じつは広告代理店に1億払って宣伝していたんですね。

こごし議員が書くように、優先順位が間違ってませんかね?

まさか、これまでも、そしてこれからも、続けるのでしょうか?



全文引用しておきます。

月曜日まで常任委員会の日程はあるのですが、今日で審議は終了。4日間のところが2日で終わってしまいました。

きのうもきょうも「こごしさんがどのくらいやるかだよ。何時までかかる?」「4時には終わるよね。頼むよ」「お通夜にいくからさ」と他の議員にいろいろ言われながら、いつも私が最後の質問となります。

きのうの農政部では中核農家に農地を集積するための協力金の議案がありました。
貸す側に協力金を払うというのですが、中身をきけば、とんでもありません。

10年の白紙委任。
誰が借りても文句を言えず、農地はすべてなくし、他に耕作してはいけなくて、コンバインなどの機械も処分しなさいというものです。
中核農家に農地を貸したら、面積に応じて30万とか70万とか協力金を支払うというもの。(支払いは1回だけ)

これじゃ「もうこれからずっと農業はしません。誰が借りてもその後どうなっても文句はいいません」と宣言させるようなものです。
TPPをにらんでの規模拡大化を推進させる予算には賛成できません。

きょうの産業部の審議では雇用問題がこれだけ深刻なのに、予算は減額なのです。
国の緊急雇用助成金がなくなるからといって、県費もへるのです。

労働対策費の県負担は5000万余円です。この深刻な雇用実態の時にです。
その一方で甲州ワインを売り出す、広告宣伝になんと1億円です。
広告代理店にプロポーザル方式でお願いするようです。

印刷物や雑誌、大手の新聞で甲州ワインを一流の方々にPRしてもらう広告代です。
1億円もするの!
雇用対策5000万、かたや広告代理店に1億円。

お金さえ出せば、大手の新聞やメディアはそういうことができるんだということもあらためてわかりました。

帝国データバンクの景気動向調査で二ヶ月連続全国最下位の山梨県。
大学就職内定率が59%の山梨県。
カシオの撤退やNECの人員削減が不安な山梨県。

やるべきことの優先順位がちがうと思う。