“わだつみのこえ”編集者死去 - NHK山梨県のニュース



わだつみのこえ”編集者死去

甲州市の産婦人科医で、太平洋戦争で戦死した学生たちの手記などを集めた「きけわだつみのこえ」の編集に携わった中村克郎さんが、22日、甲州市の病院で亡くなりました。
86歳でした。
中村克郎さんは太平洋戦争中にフィリピンで戦死した兄の徳郎さんから生前に託された手記をきっかけに、戦死した学生たちの手記などを集めた「きけわだつみのこえ」の編集に携わりました。
70人以上の手記を掲載して昭和24年に出版された「きけわだつみのこえ」は反響を呼び、映画にもなりました。
中村さんは地元・甲州市で産婦人科医を務めながら日本戦没学生記念会、通称「わだつみ会」の理事長を20年以上つとめ、各地で講演活動などをおこなって平和の大切さを訴えてきました。
平成20年には中村さんが集めた戦争や平和に関するおよそ3万点の資料を展示する「わだつみ平和文庫」が甲州市に開設されましたが、今は休館しているということです。
中村克郎さんの長女の中村はるねさんは、「何よりも世界平和を願っていた偉大な父でした。父の遺志を継いで世界平和の願いをここ山梨の地から訴えていく、その役割が私にまわってきたということだと思います」と話していました。

01月23日 20時25分


わだつみ平和文庫をなんとか後世に伝えなければいけません。