大震災で日本は金持ちになるか、貧乏になるか 高橋洋一 三橋貴明 幻冬舎 2011
図書館本
高橋さんのセッションだけ読めばよいかな。
なぜ、三橋さん(今回初めて読む)と共著する必要性があるのかが良く分からない。
ちなみに、三橋さんの主張は「公共事業が日本を救う」と同じ。赤字国債でバンバン箱物道路を作りましょうというヤツ。人口減少でこれまでのインフラの補修維持管理費をどうするかの具体的な提示もありません。海外からの大移住政策でも掲げるのであれば、コンクリート公共事業も、まあ、少しは考慮の余地があるのかもしれませんが。
ちなみに、本書のタイトル。震災があっても無くても日本の成長率は下がる事は、すでに明らかで、そういう流れの中で金持ちになるというのは無理があるように思えてなりません。この辺は高橋さんの元同僚?の松谷明彦さんが書かれた「人口減少時代の大都市経済」でも書かれております。
高橋さんの主張は
100年国債で震災のショックを分散、デブレ状態での増税はダメ
大震災で日本は金持ちになるか、貧乏になるか
クチコミを見る
図書館本
高橋さんのセッションだけ読めばよいかな。
なぜ、三橋さん(今回初めて読む)と共著する必要性があるのかが良く分からない。
ちなみに、三橋さんの主張は「公共事業が日本を救う」と同じ。赤字国債でバンバン箱物道路を作りましょうというヤツ。人口減少でこれまでのインフラの補修維持管理費をどうするかの具体的な提示もありません。海外からの大移住政策でも掲げるのであれば、コンクリート公共事業も、まあ、少しは考慮の余地があるのかもしれませんが。
ちなみに、本書のタイトル。震災があっても無くても日本の成長率は下がる事は、すでに明らかで、そういう流れの中で金持ちになるというのは無理があるように思えてなりません。この辺は高橋さんの元同僚?の松谷明彦さんが書かれた「人口減少時代の大都市経済」でも書かれております。
高橋さんの主張は
100年国債で震災のショックを分散、デブレ状態での増税はダメ
大震災で日本は金持ちになるか、貧乏になるか
クチコミを見る
>人口減少でこれまでのインフラの補修維持管理費をどうするかの具体的な提示もありません
インフラの維持補修管理費はGDPから出されるので、GDPが成長すれば賄えるというのが三橋氏の主張です(ざっくりと言えば)。
このままデフレが続けば現在ある道路・トンネルといったインフラの整備すら出来ず(既に寿命を迎えているものが何万基もあるので)、日本列島は分断されるでしょう。
いずれ起こる首都直下型地震(15年以内に来る確率が8割以上だそうです)で大被害も出るでしょうしね。
そうならない為にも、デフレ脱却をして、成長するしかないというのが三橋氏と高橋氏のご意見です。
高橋氏は政府紙幣発行や金融緩和で、三橋氏は金融緩和と財政出動で(高橋氏の主張でも現状よりはずっと良いとしていますが)。
何もせずデフレを放置すればたしかに成長率は下がりますが、上記のようなきちんとした政策をとればデフレ脱却し、成長できると彼らは主張しているわけです。
今作は私は読んでいないので分からないですが、三橋氏の詳細な主張を知るには彼の他の著作を読まれれば良いと思います。
たしかにこの本は聞くところによるとあまり評判が良くないので。