信濃毎日新聞[信毎web] リニア駅、甲府南部了承 山梨県がJRに設置要請へ


自県の事だけでなく、係わりのあるニュースを報道する姿勢は評価にあたいしますね。


以下記事
リニア中央新幹線の山梨県内駅が甲府市大津町付近の中央道近くに設置されることが2日、事実上決まった。同県は駅近くでのスマートインター設置を前提に、中央市のJR身延線小井川駅付近と交通利便性や用地確保、アクセス道路整備費などを比較。多くの点で甲府市大津町付近の評価が高いとし、「諏訪・佐久地域からの利用がより一層期待できる」ことも挙げた。

 大津町付近は甲府市南部に位置し、JR中央東線甲府駅から約8キロ(車で15分)、小井川駅から約3キロ。山梨県は両駅からのシャトルバス運行を想定しているものの、長野県内から在来鉄道を経由した利用は限定的になりそうだ。

 同県は、駅前広場や駐車場などに必要な駅周辺用地を12ヘクタールと仮定。比較結果はこの日、甲府市で開いたリニア山梨県期成同盟会(会長・横内正明知事)臨時総会で同県が報告、全会一致で了承された。

 小井川駅への併設は周辺の民家を200〜300戸移転させる必要があるため「困難」と指摘。同駅から東に500メートル離れた一帯を候補地として想定せざるを得ないとし、この場合でも「お年寄りの利用者を考慮するとシャトルバスの運行が必要」とした。

 スマートインター計画地近くの南側を想定する大津町付近は、ほとんどが農地のため用地確保やアクセス道路整備などの費用は約100億円。小井川駅付近の約200億円より安いと試算した。

 山梨県は年内に大津町付近への駅設置をJR東海に要請。同社も環境影響評価などを踏まえ、同町付近で詳細な位置を最終決定する見通しだ。