ポートフォリオ・ベルギーニュース


記憶に間違いがなければ、オランダは世界で1番を目指さない(スポーツやテクノロジーの一部を除く)国だと在住の方に聞いた事がある。
安楽死制度や売春制度、マリファナの合法等々、色々と我が国と違うところがある。
だから、世界なのである。

ベルギーに2年だけ住んだ感想を書かせていただければ、ベルギーもオランダも食生活は非常に質素でつつましい。でも、皆、生活を楽しんでいるように見受けた。
オランダは自転車とトラム(路面電車)で行動範囲は十分広がるし、文化的にも沢山の美術館等がある。ベルギーなんかは、音楽が習いたいとかバレー(踊る方)を習いたいと言うと、コミューン(地域行政?)で安く、それも有名な方に講義を受けたりすることが出来る。

さらに、大学の夜間講座はすべての人に門戸を開いていて、東洋人、アフリカ人等が入り乱れて種々の講義を聞いている(安価な授業料)。そういうオイラも英語を習っていたが、、、、家人はフランス語を習っていてそれなりの点数を取っていたように思う。

ふと考えると、日本人的貨幣優先主義的な人が少ないのかもしれないと思ったのである。職場から定時に帰れば夫婦で家を改築していたりする(大工さんは高い)し、のんびり公園で犬の散歩とジョギングだったり。


医師で作家の南木佳士さんが、確かこんな風なテキストを書いていた。
お金で幸せは変えないが、お金で不幸を避けられる。

いろんな捉え方が出来るとは思うが、不幸が避けられる程度(この閾値が日本人は高い?)のお金があればおいらは良いと思うのである。

結局失業率には触れなかったな(笑)