asahi.com(朝日新聞社):性感染症、のどからも感染の恐れ 厚労省研究班 - サイエンス


性行動の多様化に伴い、感染症も多様化している。
と言った、当たり前のコメントをするつもりは毛頭ない(笑)

生老病死というコンテクストにおいて「病」もまた普遍なのである。
文化、宗教、思想の縛りの中で生活習慣は規定されている。
規範というものがどこまで正しく、どこまであいまいかという事が顕著にあらわれるのが個人的には性感染症ではないかと昔から思っている。ある意味、覚悟という文脈もそこには存在する。

まあ、グダグダ書いてもしょうがないので、この辺で。

単に知り合いの名前があったので備忘録ということなのである。


以下記事
 淋病(りんびょう)やクラミジアなどの性感染症は、性器だけでなく、のども温床になっていることが、厚生労働省研究班などの調査でわかった。自覚症状がないまま、オーラルセックス(口を使った性行為)で広がる危険がある。性感染症は不妊症にもつながりかねず、研究班はのどへの感染の広がりを本格的に調べ始めた。

 研究班のメンバーで東京女子医大の余田敬子准教授らは、2005〜09年、同大の東医療センター耳鼻咽喉(いんこう)科(東京都荒川区)と、川崎市の性感染症専門のクリニックで調査した。男性335人と女性519人の淋菌やクラミジアへの感染を調べた。患者は、風俗店の従業員や利用者が多かったという。

 淋菌は、のどだけに見つかった女性は54人で、性器だけに感染していた20人より多かった。このほか20人が両方に感染していた。男性は、性器だけが75人、のどだけが19人、両方が33人だった。

 クラミジアは、女性でのどが21人で、性器が103人、両方感染している人が32人いた。男性はのどが6人、性器が81人、両方が3人だった。

 クラミジアと淋菌は性感染症で1、2番目に多い。女性は子宮頸(けい)管炎や尿道炎、男性は前立腺や精巣上体の炎症を起こすことがあり、不妊の原因や、HIV(エイズウイルス)などの病気にもかかりやすくなる。

 のどに感染しても多くは痛みなどの自覚症状がなく、見た目では医師でも判断がつかないこともある。夫婦の10組に1組は不妊に悩んでいるとも言われ、研究班は性感染症をできるだけ早く見つける必要があると指摘する。

 研究班は昨年11月から東医療センターや、千葉、静岡、滋賀県の耳鼻咽喉科3カ所に来た人に無料で検査を始めた。1月中に700人のデータを集める予定だ。余田さんは「性感染症の拡大を食い止めるために、のどの検査が必要なのか明らかにしたい」と話している。(杉本崇)