原題:(The Pursuit of Happyness)

良い話である。アメリカンドリームである。
努力は報われるのだ。
実在の人物を元にしているとの事である。

ただ、やはり何かのめり込めないのである。
年をとったせいかもしれない。

幸せのために努力することに異を唱えたりしない。

都市の幸せなのだろう。
貨幣の量で判断される世界。

養老孟司さんは、都市化することを脳化社会と呼んだ。
そこに身体性はないのである。
唯一、最後の方の場面で子供と砂浜を駆けるシーンがある。
でも、海のほうに見えるのは人が作り出した鉄骨の橋である。

人間の欲望、都会、そこにどんな幸せを見つけるのか。
そんな背景がある映画だろうか。

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